e.p.o...笑歩

日々の繰り返しの中で、ふと立ち止まり、微笑み、そしてまた歩き出す。 そんな瞬間に思いを…

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日々の繰り返しの中で、ふと立ち止まり、微笑み、そしてまた歩き出す。 そんな瞬間に思いを馳せ、現実と空想の間を漂いながら創作活動を続けています。                    公益財団法人日本手芸普及協会 手編み指導員 AFT1級色彩コーディネーター

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    プルオーバー ~ピンクの月の夜に~

    素材 ウール70% モへヤ19% ナイロン11% サイズ 身幅58cm 着丈(中心)64cm ゆき丈46cm えり幅24cm ・平置きで測定しております。若干の誤差が生じる場合がありますので予めご了承ください。 「月」にまつわる詩を書いています。 その中にある「ピンクの月」の世界を編み、プルオーバーに仕立てました。 糸選びやモチーフの組み合わせなど、手を動かしながら、月を想いながら、自由にしなやかに制作し ました。 遊び心を備えた大人のセーターです。 https://note.com/epo_epo(「月」にまつわる詩はnoteに書いています。)
    ¥50,600
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    カーディガン ~葉っぱ~

    素材 綿70% リネン15% ラミー15% 貝ボタン サイズ(約)身幅46cm(ウエスト辺り42cm) 着丈51cm 袖丈42cm 背肩幅35cm 全体に「葉っぱ」の模様を編んだカーディガンです。 コットンとリネンの落ち着いた色の糸、シンプルなデザインは、季節の変化に合わせて長くお楽しみいただけます。
    ¥26,000
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    バイカラーの手編みマフラー(緑/ベージュ) ~川のながれのように~

    素材 ウール100% サイズ(約)長さ192㎝ 幅39㎝ ※平置きで測定しております。若干の誤差が生じる場合                      がありますので予めご了承ください。 ウール100%の糸で編んだ手編みのマフラーです。 ふんわりと空気を含み、軽いです。 少し縮れたように見える透かし模様の直線が、遠くから見ると川のながれのように見えます。 暖かそうなボリュームと優しい色合いを、繊細さとシャープさを備えた模様で引き締めた、 手編みの魅力がたくさん詰まったマフラーです。
    ¥18,000
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固定された記事

「ピンクの月の夜に」手編み作品紹介

手編みの作品を制作、販売しているe.p.o…笑歩です。 記事を読んで頂き有難うございます。 noteでは日々の繰り返しの中で感じたことを書いているのですが、その中にある「…

e.p.o...笑歩
3か月前
3

月と共に笑歩

雲の合間に 覗く月 手を伸ばし 指の先で ベールを払えば 綺麗な輪が 顔を出す 優しい微笑み 辺りは ピンクに染まり ほっと和む  丸い心 繰り返され 積み重なり …

魔法が解けて変化する

ユリの花のオレンジがとても綺麗。 光に当たって透けて見える花弁から、優しさと元気をもらった。月に1回届く小さなブーケの中に入っていた、自分では選ばないタイプの花。…

e.p.o...笑歩
10日前

ふしぎな月夜

葉っぱの小舟にゆられ 大きく迫る夜空と向き合う ぼくは ちっとも こわくなんかないさ どこに流れ着くのかなんて しらないけど どこかでひっくり返るかも しれないけど…

e.p.o...笑歩
1か月前

耳を澄ませて

体調を崩してベッドの上で布団をかぶり過ごしている時間。色々と予定が変わってしまい焦りを感じる。静かな部屋では、普段はあまり気に留めることのない音が聞こえてくる。…

e.p.o...笑歩
1か月前

月に焦がれる

水面に映る月は なにを隠すのか 冷たい水は 触れるのもためらう おぼろげな記憶の中 大きく吸った息が広がる 夜の空で 泡になる ぷくぷく ぷくぷく 広がって 月を包…

e.p.o...笑歩
2か月前

本は財産

雨が続いた後、久しぶりに陽の光を浴びた。 寒いと感じる日はあるけれど、降り注ぐ陽射しはもう春のもの。少しの時間でも、陽だまりで本を読んでいると気持ちよく集中でき…

e.p.o...笑歩
2か月前
3

ためらいを月へ

季節の移ろいを抱きしめ  月へと向かう このまま この形のまま 預かってほしいと願う 月は青い笑みを浮かべる 月の光に誘われ 歩き始める 行く先は 白いベールの向こ…

e.p.o...笑歩
3か月前

青い空を見上げて「青」を感じた日

冬の空を見上げた。 両隣の高い建物に囲まれた場所から見上げた狭い空は、灰色がかった薄い青空。狭さと冷たい空気が相まって寂しくも、薄青の空が見えていることになんだ…

e.p.o...笑歩
3か月前
1

月とりす

暗い巣穴から 月を覗く 真っ黒いビーズの瞳に 小さく月が浮かぶ 穴から顔を出した りす 眩しい月明かりに 目を閉じる あっちに隠した木の実 そっちに隠した木の実 大…

e.p.o...笑歩
4か月前

すっかり茶色くなってしまったミニトマト
細くて折れそうな枝を、そーっと飾って最後です。
美味しいトマトをありがとう!

e.p.o...笑歩
4か月前
1

月のしづく

遠くに聞こえる 優しい色は 猫のひげを伝って ぽとんと落ちた しづくみたいに 広がる輪 5本の線の上で 小さく跳ねる 淡い色のリズム 心地いい眠りに 誘われる 幼い…

e.p.o...笑歩
5か月前

月は笑い続ける

水玉模様のキリン 長い首で月を見上げる つぶらな瞳は 月に吸い込まれ 優しい心は 月に掴まれ 素直な気持ちでつぶやいた 「本当はピンク色が好き」 「ピンク色の水玉模…

e.p.o...笑歩
6か月前

月とkulala

海で生まれた kulala 月と重なる 海月 空と海の間を漂う 日々の繰り返しに 思いがけず巡り合った 幸せのサイン 色とりどりの四季 感じる心を大切に kulalaに乗せて …

e.p.o...笑歩
7か月前

月は見守る

小さな女の子が ノートにりんごを半分 真ん中にハート型を描いたら 月に誘われ 夜の砂浜へ降り立った 砂浜にりんごが一つ 何処から来たのか 月に照らされ 不思議な光…

e.p.o...笑歩
8か月前

月へ届け「花涙」

鮮やかな花々が咲き乱れ 黄金色の大きな滝が どすん と迫ってくる夏の夜空 華やかな宴の向こう 月に逢いたい たまらず 大粒の「花涙」を散らせ 空へ届けた 遠い昔 …

e.p.o...笑歩
9か月前
「ピンクの月の夜に」手編み作品紹介

「ピンクの月の夜に」手編み作品紹介

手編みの作品を制作、販売しているe.p.o…笑歩です。
記事を読んで頂き有難うございます。

noteでは日々の繰り返しの中で感じたことを書いているのですが、その中にある「ピンクの月」の世界を手編みのプルオーバーで表現しました。糸選びやモチーフの組み合わせなど、手を動かしながら月を想いながら、自由にしなやかに制作した遊び心を備えた大人のセーターです。

月と共に笑歩

月と共に笑歩

雲の合間に 覗く月
手を伸ばし 指の先で ベールを払えば
綺麗な輪が 顔を出す

優しい微笑み 辺りは ピンクに染まり
ほっと和む  丸い心

繰り返され 積み重なり
いつしか  月日を忘れ

長い時をかけ 折を合わせ
指先の爪を  ピンクに染め
月の微笑みと 共に歩むと 決めた夜

魔法が解けて変化する

魔法が解けて変化する

ユリの花のオレンジがとても綺麗。
光に当たって透けて見える花弁から、優しさと元気をもらった。月に1回届く小さなブーケの中に入っていた、自分では選ばないタイプの花。日に日に大きく開く姿を眺めていると嬉しくなる。
ささやかな気付きや自然の姿にちょこちょこ支えられて過ごしていると、ずっと昔のことを思い出す機会が増えるみたいだ。そのおかげで思いも寄らない変化が自分の中で起こっている。

一年を通じてお世話

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ふしぎな月夜

ふしぎな月夜

葉っぱの小舟にゆられ
大きく迫る夜空と向き合う ぼくは
ちっとも こわくなんかないさ
どこに流れ着くのかなんて しらないけど
どこかでひっくり返るかも しれないけど
空と海のつながるとこを目指す ぼくは
とっても わくわくしてる

月がね さっきからずっと
笑ってるんだ ぼくのこと
ずっと追っかけてくるんだ

あっ

ひときわ眩しい月光柱に 吞み込まれ
ほんの一瞬で すとんと落ちた

「おやすみ 

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耳を澄ませて

耳を澄ませて

体調を崩してベッドの上で布団をかぶり過ごしている時間。色々と予定が変わってしまい焦りを感じる。静かな部屋では、普段はあまり気に留めることのない音が聞こえてくる。
鳥の声がピチクパチクピチクパチクと早口言葉みたいに流れていく。
結構な数の群れなのかな?
喉が渇かないのかな?
ずいぶん長い間鳴き続けているので、単調な音に慣れてくる頃には眠ってしまった。

こういう自然の中の流れるような音っていいなと思

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月に焦がれる

月に焦がれる

水面に映る月は なにを隠すのか
冷たい水は 触れるのもためらう

おぼろげな記憶の中
大きく吸った息が広がる 夜の空で
泡になる
ぷくぷく ぷくぷく 広がって
月を包み込む

水面は 静かに透き通る
どこまでも 見渡せるように
暗闇の中で 透き通る

月の大きなため息に
ぱちん ぱちん 消えゆく泡
鏡に映る我が姿を 遥か彼方から眺め
「本当のことは ひとつだけ」と

月に焦がれる人が ここにいる

本は財産

本は財産

雨が続いた後、久しぶりに陽の光を浴びた。
寒いと感じる日はあるけれど、降り注ぐ陽射しはもう春のもの。少しの時間でも、陽だまりで本を読んでいると気持ちよく集中できる。

数日前に買った本は、サラッと読める内容だったのですぐに読み終えた。
今から10年前に刊行されて以降ずいぶん話題になり、あちこちでこの本の内容についての記事を目にする機会も多く、何が書いてあるのかおおよその想像がついているし、図書館で

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ためらいを月へ

ためらいを月へ

季節の移ろいを抱きしめ 
月へと向かう
このまま この形のまま
預かってほしいと願う

月は青い笑みを浮かべる

月の光に誘われ 歩き始める
行く先は 白いベールの向こう
振り向いた先は 眩しくて見えない

変わらないもの 変わりゆくもの

青い月は 少しも揺れず
静かに雲に隠れた

青い空を見上げて「青」を感じた日

青い空を見上げて「青」を感じた日

冬の空を見上げた。
両隣の高い建物に囲まれた場所から見上げた狭い空は、灰色がかった薄い青空。狭さと冷たい空気が相まって寂しくも、薄青の空が見えていることになんだか安心感を覚えた。

冬の海を眺める。
冬晴れの日の空と海の青は、スーッとしてとても爽やか。自然の寛大さと相まって、日々の細々したつまずき事なんて胡麻の一粒くらい小さく思えてくる。

あおい目のこねこ。
小学生の頃に読んだ「あおい目のこねこ

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月とりす

月とりす

暗い巣穴から 月を覗く
真っ黒いビーズの瞳に 小さく月が浮かぶ
穴から顔を出した りす
眩しい月明かりに 目を閉じる

あっちに隠した木の実 そっちに隠した木の実
大事な木の実が心配で 眠れない
いっぱいの木の実は りすの心も大きくしてくれる

月は りすだけを見つめる

「木の実は 明日も集めに行ける」
「その巣穴より大きい自分は いない」

りすは ぱちっと目を開けて
月へ にっこり微笑んだ

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すっかり茶色くなってしまったミニトマト
細くて折れそうな枝を、そーっと飾って最後です。
美味しいトマトをありがとう!

月のしづく

月のしづく

遠くに聞こえる 優しい色は
猫のひげを伝って ぽとんと落ちた
しづくみたいに 広がる輪
5本の線の上で 小さく跳ねる 淡い色のリズム
心地いい眠りに 誘われる

幼い頃 満月の夜 ピンクの月を求めた
ささやくような 月の息吹は
大人になっても 「たいせつなもの」

遠くに聞こえる 優しい色は
どこか懐かしいまま 時を越えて 跳ねつづける
眠りの中で 感じる幸せ

月は笑い続ける

月は笑い続ける

水玉模様のキリン 長い首で月を見上げる
つぶらな瞳は 月に吸い込まれ
優しい心は 月に掴まれ
素直な気持ちでつぶやいた

「本当はピンク色が好き」
「ピンク色の水玉模様になりたい」

月はにっこり笑う
キリンを見つめて 楽しそうに笑い続ける

遠くから 楽しげな音が聞こえてくる
辺りが少しずつ明るく 賑やかな風が流れ始めた

いつの間にか 軽やかにステップを踏み
くるくる回るキリン
ピンク色の水玉

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月とkulala

月とkulala

海で生まれた kulala
月と重なる 海月
空と海の間を漂う 日々の繰り返しに
思いがけず巡り合った 幸せのサイン

色とりどりの四季 感じる心を大切に
kulalaに乗せて
夜空に浮かぶ満月 人々が焦がれる
その姿を その光を 真ん中を
kulalaに乗せて

一目一目 編み綴る

月は見守る

月は見守る

小さな女の子が ノートにりんごを半分
真ん中にハート型を描いたら
月に誘われ 夜の砂浜へ降り立った

砂浜にりんごが一つ
何処から来たのか 月に照らされ 不思議な光を放つ
赤く染まるまでの 季節の移ろい
いっぱい吸い込んで ここへ来た

時間の経過と共に 照らし出された りんごの真ん中
凛として 優しく 美しい光景に
女の子は 心が透き通るほど 幸せだった

四季の喜怒哀楽を蓄えた りんごの真ん中

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月へ届け「花涙」

月へ届け「花涙」

鮮やかな花々が咲き乱れ
黄金色の大きな滝が どすん と迫ってくる夏の夜空
華やかな宴の向こう 月に逢いたい
たまらず 大粒の「花涙」を散らせ 空へ届けた

遠い昔 あの場所へ戻り
一つ一つ 丁寧に 心を巡る旅の途中
「涙は 枯れるまで続く」とわかった時
澄んだ月明かりに包まれ ほっとした
あの時から「あふれる涙は花涙 月へ届けと夜空へ散らす」と
ためらわず 涙する

白い煙が雲のように流れ 色も音

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