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攻玉社の秘密:国際学級について調べてみた🧐

今回は攻玉社国際学級について調べてみました。

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ぼくは中学入試について、英検取得者をボーダーラインで優遇できるような加点制度を設けるべきであるという立場をとっています。大学入試で最も重要と言われているのが英語で、その次が数学だと言われていることが最大の根拠です。

このことは、一部の中高一貫校が帰国子女を受け入れている理由のひとつでもあるのではないか。そう思って、攻玉社の帰国入試について少し調べてみました。

( 1 )攻玉社を選んだ理由

中学受験の帰国枠入試の多くは1月に実施され、その中に代表的な男子校が4校あります。
・東京都市大学付属
・海城
・聖光学院
・攻玉社

この中で、聖光学院は2020年東大合格者数62名で第8位、海城は同じく59名で第9位と、ある意味で別格なので、今回の調査対象には選びませんでした。攻玉社は11名合格、東京都市大付属は5名合格とのことでした。

攻玉社は、帰国枠の定員が40名とかなり大きな規模となっています。また、帰国枠で入学した生徒は原則として3年間、国際学級として一般の生徒とは別クラスで学習。高校からは一般の生徒に合流するようです。

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英語を含め、いわば国際学級全体が「取り出し授業」になっているというわけです。国際学級の中でも英語力などに応じて授業を分けているとのこと。非常にきめ細かい対応と言えます。

さて、攻玉社は、国際学級卒業者の大学合格実績を公表しています。現時点では2019年のデータしか出ておりませんが、帰国受験生の出口実績についての自信があればこそこうした情報を積極的に公開してしているのでしょう。高く評価されます。

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東大合格者のうち2名が国際学級出身、しかも現役合格とのことです。海外の大学に進学する生徒も少なくないそうで、その中で約40名の国際学級から2名の東大現役合格者が出たというのは、それなりの説得力がありそうです。

( 2 )攻玉社国際学級:受験科目と入試実績

攻玉社国際学級では、算数・国語の2科目か、または英語1科目のいずれかを選択しての受験となります。

以下、過去の入試実績攻玉社ホームページからスクショの形で過去のデータをまとめてみたいと思います。

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( 3 )気になってメルカリで過去問を入手してみた🤔

帰国枠での合格者約40名から、大学卒業にあたり東大に現役で2名も合格するという攻玉社国際学級、どんな問題が出題されているのでしょうか

気になって仕方ありません。

国際学級の過去問は書店などでは扱っていないようです。学校で入手する必要があるようですが、わが家に受験資格がある子供は(少なくとも現時点では)いませんので、学校から購入するのは憚られます。

ということで、メルカリをさっと調べてみたら。。

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結構売ってますね。(「攻玉社 帰国」で検索。画像をクリック、またはこちらからご覧いただければ最新の検索結果が出ます。)

安価なものがあったので、ポチってしまいました。

で、届いたのがこれです。

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( 4 )攻玉社国際学級合格のポイント😎

この場で中身をお見せすることはできませんが、過去問を読み進めてみると、問題に一定の傾向が、しかもかなり濃厚に、あることがわかります。

以下、購入いただければぼくの簡潔な分析を読んでいただけます。なお、攻玉社の英語については少しずつ解説を作り始めました。こちらをご覧くださいませ。

では、過去問の分析です。

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