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24/Mar/2024(sun) aco&emma『はじまらない、おわらない』vol.8
note には映画のことばかり書いているけど、音楽家なのです。
ピアノが楽しくてピアノのサポートも多いけど、今度の日曜日ってもうすぐだ、
森山あこさんとのツーマンイベント『はじまらない、おわらない』vol.8を執り行います。
同世代というにはちょっと烏滸がましいけど、あこちゃんと私は楽曲の細さが似ていると思って、声をかけてズルズルと8回目を迎えようとしていて、結構鈴木博文さんをゲストに迎えること
【cinema】キャロルオブザベル
キャロルオブザベル
1939-1945の時代を描かれた作品に弱い。WW IIというのはどうにも不可解で、ついつい惹かれてしまうテーマ。どうにも不可解なゾーンは今日だってごまんとあるし、そして自分の住んでいる国の同時代ももっとわからないことだらけ。でも、今回もシネスイッチ銀座に行く。
この時代(WW II下)のウクライナを舞台とした話は初めてだった。未だ、今日のロシアとウクライナの争いはどうして
「PERFECT DAYS」
友人が「洋楽好きにとってストライクゾーンだと思う」と感想を寄せてきて、格別洋楽好きでもないけど、WIM WENDERSが描く東京、役所広司はどうなんだろうと気になっていたので、年内に観にいくと勢いよく返してしまい、その責任を果たすべくちゃんと!?年内に観にいった。
いろんなところで上映している作品は、今は殆どネットで予約してチケットを買うのだが、上映時間や場所をあれこれ探しているうちにどの映画館
【Live memo】24/Dec/2023(sun) 「綿内克幸 feat. emma mizuno」vol.2 for Noël @FJ’s
年末。
だんだん筆不精になる感じが嫌なので、年末年始はグイグイ書こうと思い。
ちょうど1年前にアルバムを出して、自分のライヴもちょいちょい増えて、いよいよ9月は「四捨五入して100歳」の誕生日を経て、自分でちょろちょろ作るだけでなく、採譜や作曲や編曲もほんの少し手伝ったり、そんなワタクシにたくさん音楽の機会を与えてくれた1年に感謝で、演奏納めは12/24の綿内克幸さんとのツーマンライヴ@FJ’
【cinema】SIMONE 『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』
今年はそこそこ映画を観ていて、一言云いたい作品はもっとあるけど、今日観たものからにしましょ。
『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』
シモーヌ・ヴェイユの存在自体があまりにも重厚でドラマ以上にドラマティックだから、映画としてああだこうだ語るのがなんとも陳腐にすら思えてくる。
少し前に『あのこと』で1960年代に予期せぬ妊娠で非合法な中絶と向き合わなければならないフランスのことが描かれていた
cinema diary 『パリタクシー』 PARIS TAXI
「この時間をつぶしたい」とロケーションとタイムテーブルの相性だけで選んだ。
『パリタクシー』ってベタなタイトル。マドレーヌ役のLine Renaudがやたら綺麗、90歳を超えた国民的歌手?女優の認識だったけど歌っていたのね。本当に美しい。『パリ、18区、夜。』でも目にしていたけど、今が最も美しい気がする。
自宅から施設までの移動に呼び出されたタクシー。ドライヴァーと乗客のたわいのないおしゃべり
Self liner notes #10 exit
15年前になってしまうのかな、河口湖マラソン(現在は富士山マラソンというらしい)に出た時のことが忘れられない。素人ながら順調に進んでいたのに、ゴール前、道路脇の「あと2km」の標識を見た途端、それまでぐいっと前に出ていた歩幅が半分以下に下がってしまったのだ。こんなにも自分の意思と身体のレスポンスが乖離したことはなく、最も苦しかったと思えるひとときだ。
2019年、鈴木博文氏のソロアルバム「ピカソ
Self liner notes #09 Le chemin du retour(かえりみち)
エレキギターはいちばんかっこいい楽器である。
辛うじてピアノを弾くワタクシがとにかく憧れるのはエレキギターである。
憧れと現実は見事に乖離して、自分の曲はピアノの鍵盤を弾きながらいくつも紡がれるのだが、それらをサポートメンバーと共演すると、ギターや弦楽器の特性を生かせてない曲作りをしていることを思い知らされる。ワタクシがかいた譜面にアドバイスと修正が入るのは、もう最近となっては心地よい鈍痛であり
Self liner notes #08 empitsu
幼少のemmaの家庭には居間に1台のTVがあり、チャンネル権は主に兄が持っており、ひとしきりの歌謡番組は見て聞いていた。なんで中途半端な編成のストリングスなのかと不思議で(ストリングスはオケのものだと思い込んでいた)、歌詞のテロップを見て、大人はなんで好きとか愛とか恋とかばかり考えているのだろう、と呆れていた。
いざ自分がそういう感情に振り回される年頃になると、現実の自分の行動はさておき、表現とし