emma mizuno(水野エマ)

SSW/主に鍵盤を弾き自分の歌はうたいます。1st album「Amorphous 4…

emma mizuno(水野エマ)

SSW/主に鍵盤を弾き自分の歌はうたいます。1st album「Amorphous 404」。 レーベル「metrotron records」アレコレ。映画感想文はほぼネタバレです。 犬、香水、ラジオ、アクセサリー。非グルメ。いつも怒っています。

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    ”Liner notes 404”『Amorphous 404』のポストカード型ライナーノーツ

    『Amorphous 404』全10曲それぞれにemma本人がセルフライナーノーツを綴り、それらをポストカードにしました。表面には作品に関連する(!?)ポストカード、裏面に楽曲の制作秘話、レコーディングの裏話、などコアな情報が凝縮されています。テキスト、ポストカードデザイン、撮影、も全てemma mizunoにて行いました。 プロデューサー鈴木博文氏の描く湾岸犬「うてな」ちゃんの純粋なポストカード、うてなちゃんのステッカーシール付き。 【仕様】 ポストカード(100mm*148mm)12枚 ステッカーシール(60mm*60mm)1枚 封筒入り ※防水、防潮、直射日光に注意して保管してください。
    1,100円
    METROTRON RECORDS EC
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    『Amorphous 404』emma mizuno (水野エマ)

    ※CDは送料無料でお届けします※ emmaの1st アルバム、いよいよリリース! 一度はちゃんと「産まなきゃ」と思い立ち、特にここ10年くらいでカタチになった曲たちの出生届を描く勢いで、自分の音の輪郭に忠実に録りました。 プロデュースは鈴木博文氏。アレンジも主に博文さんにお願いしました。あまりというか、かなりそのままに、盛りすぎない仕上げ方は、アルバムタイトルのamorphous(非晶質、無定形の)を音楽で体現できて嬉しいです。猪爪東風(ayU tokiO)さん、樋口拓美さん(本日休演)にも何曲か演奏で参加、これらを森達彦さん、夏秋文尚さん、と素晴らしいエンジニア陣に仕上げてもらい、やっとやっと産まれ出てきたのです。ぜひ聞いてください。(emma mizuno) ------------------ 「昔、エッフェル塔の近くの露店で皮を剥がされて吊るされたウサギをみた。emma mizunoの音楽はさながらそのウサギである。なぜならばすぐ思い浮かべたのがスーティンの油絵だったのだ。剥き出しの色彩と歪んだ形が不思議な魅力で惹きつけるように、彼女の音楽は不安な響きの中、真剣な歌が聞き取れて、なんとかせねばと説得させられた。ここに収められた10曲から聞こえてくるのは、彼女の何気ない不安さであって、すべての人が持ち得るものだ。耳をすませば人々の日常であると感じるに違いない。ただ剥き出しの日常は皮を剥がされたウサギと同じでそのままでは美味しくないだろう。過度な味付けは極力避けて、わたしは最近になく脳をフル回転させてサウンドを作りました。それは真剣なemmaの音楽との戦いでなくてはなりません。火花があちこちで散っている10曲を堪能して下さい。」鈴木博文(moonriders) ■収録曲 où ma que (うまく) 02. nara 03. kioku 04. buncho 05. uta ballade 06. 足の長い風 07. œillet (ウィエ) 08. empitsu 09. Le chemin du retour(かえりみち) 10. exit タイトル:Amorphous 404 発売元:メトロトロン・レコード 品番:noteron-1013 仕様:CD 定価:¥2,500+税 発売日:2022.12.25 JAN:4582561398896
    2,750円
    METROTRON RECORDS EC
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    『2 1/2』マルスの耳

    よく夢をみる。それも長い夢を。 言っておかないといけない夢で満ちていたような気がする。 それなのに、ある朝、 自分に何も夢が残っていなかった。どこに消えてしまった?  夢は、それまで悩まされていた悪夢が消えた頃から、見ていなかった。絶望感を追いやることができた代わりに、夜の夢をみるための眼を、どこかに差し出してしまったんだろう。  消失した夢はいつか帰ってくるのか? もう、夢をみる行為を自分は失ってしまったのか?半分眠ったまま、もやの中にいるような気持ちで、「 蒸発ドリーム」という歌を書き、美しく、はかない、ロベール・デスノスの「亡霊の日記」を読み返す。夢と現実と小説と未来と。 マルスの耳 は私のことです。 マルスの耳 =中村 桃子 Momoko NAKAMURA 『2 1/2』〜good sleep adventure novel〜 1. 夢でも夢でなくても  2. 楽園への旅  3. 春の距離    4. すれ違いの日曜日  5. ラジオから聞こえる  6. 蒸発ドリーム  7. 靴の音と吐く息、犬も仕立て屋も来ない  8. 明日晴れたら
    2,200円
    METROTRON RECORDS EC
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    ”Liner notes 404”『Amorphous 404』のポストカード型ライナーノーツ

    『Amorphous 404』全10曲それぞれにemma本人がセルフライナーノーツを綴り、それらをポストカードにしました。表面には作品に関連する(!?)ポストカード、裏面に楽曲の制作秘話、レコーディングの裏話、などコアな情報が凝縮されています。テキスト、ポストカードデザイン、撮影、も全てemma mizunoにて行いました。 プロデューサー鈴木博文氏の描く湾岸犬「うてな」ちゃんの純粋なポストカード、うてなちゃんのステッカーシール付き。 【仕様】 ポストカード(100mm*148mm)12枚 ステッカーシール(60mm*60mm)1枚 封筒入り ※防水、防潮、直射日光に注意して保管してください。
    1,100円
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    『Amorphous 404』emma mizuno (水野エマ)

    ※CDは送料無料でお届けします※ emmaの1st アルバム、いよいよリリース! 一度はちゃんと「産まなきゃ」と思い立ち、特にここ10年くらいでカタチになった曲たちの出生届を描く勢いで、自分の音の輪郭に忠実に録りました。 プロデュースは鈴木博文氏。アレンジも主に博文さんにお願いしました。あまりというか、かなりそのままに、盛りすぎない仕上げ方は、アルバムタイトルのamorphous(非晶質、無定形の)を音楽で体現できて嬉しいです。猪爪東風(ayU tokiO)さん、樋口拓美さん(本日休演)にも何曲か演奏で参加、これらを森達彦さん、夏秋文尚さん、と素晴らしいエンジニア陣に仕上げてもらい、やっとやっと産まれ出てきたのです。ぜひ聞いてください。(emma mizuno) ------------------ 「昔、エッフェル塔の近くの露店で皮を剥がされて吊るされたウサギをみた。emma mizunoの音楽はさながらそのウサギである。なぜならばすぐ思い浮かべたのがスーティンの油絵だったのだ。剥き出しの色彩と歪んだ形が不思議な魅力で惹きつけるように、彼女の音楽は不安な響きの中、真剣な歌が聞き取れて、なんとかせねばと説得させられた。ここに収められた10曲から聞こえてくるのは、彼女の何気ない不安さであって、すべての人が持ち得るものだ。耳をすませば人々の日常であると感じるに違いない。ただ剥き出しの日常は皮を剥がされたウサギと同じでそのままでは美味しくないだろう。過度な味付けは極力避けて、わたしは最近になく脳をフル回転させてサウンドを作りました。それは真剣なemmaの音楽との戦いでなくてはなりません。火花があちこちで散っている10曲を堪能して下さい。」鈴木博文(moonriders) ■収録曲 où ma que (うまく) 02. nara 03. kioku 04. buncho 05. uta ballade 06. 足の長い風 07. œillet (ウィエ) 08. empitsu 09. Le chemin du retour(かえりみち) 10. exit タイトル:Amorphous 404 発売元:メトロトロン・レコード 品番:noteron-1013 仕様:CD 定価:¥2,500+税 発売日:2022.12.25 JAN:4582561398896
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    『2 1/2』マルスの耳

    よく夢をみる。それも長い夢を。 言っておかないといけない夢で満ちていたような気がする。 それなのに、ある朝、 自分に何も夢が残っていなかった。どこに消えてしまった?  夢は、それまで悩まされていた悪夢が消えた頃から、見ていなかった。絶望感を追いやることができた代わりに、夜の夢をみるための眼を、どこかに差し出してしまったんだろう。  消失した夢はいつか帰ってくるのか? もう、夢をみる行為を自分は失ってしまったのか?半分眠ったまま、もやの中にいるような気持ちで、「 蒸発ドリーム」という歌を書き、美しく、はかない、ロベール・デスノスの「亡霊の日記」を読み返す。夢と現実と小説と未来と。 マルスの耳 は私のことです。 マルスの耳 =中村 桃子 Momoko NAKAMURA 『2 1/2』〜good sleep adventure novel〜 1. 夢でも夢でなくても  2. 楽園への旅  3. 春の距離    4. すれ違いの日曜日  5. ラジオから聞こえる  6. 蒸発ドリーム  7. 靴の音と吐く息、犬も仕立て屋も来ない  8. 明日晴れたら
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          emma mizuno LIVE「Amorphous 404」10/Jun/2023(sat)

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          Self liner notes #10 exit

          15年前になってしまうのかな、河口湖マラソン(現在は富士山マラソンというらしい)に出た時のことが忘れられない。素人ながら順調に進んでいたのに、ゴール前、道路脇の「あと2km」の標識を見た途端、それまでぐいっと前に出ていた歩幅が半分以下に下がってしまったのだ。こんなにも自分の意思と身体のレスポンスが乖離したことはなく、最も苦しかったと思えるひとときだ。 2019年、鈴木博文氏のソロアルバム「ピカソ」のレコ発ツアーで北海道に行った時、少しemma曲の演奏枠をいただき、「exit

          Self liner notes #10 exit

          Self liner notes #09 Le chemin du retour(かえりみち)

          エレキギターはいちばんかっこいい楽器である。 辛うじてピアノを弾くワタクシがとにかく憧れるのはエレキギターである。 憧れと現実は見事に乖離して、自分の曲はピアノの鍵盤を弾きながらいくつも紡がれるのだが、それらをサポートメンバーと共演すると、ギターや弦楽器の特性を生かせてない曲作りをしていることを思い知らされる。ワタクシがかいた譜面にアドバイスと修正が入るのは、もう最近となっては心地よい鈍痛であり、指摘してもらえる感謝しかない。むしろだからこそ、ずーっと憧れ続けていられる。

          Self liner notes #09 Le chemin du retour(かえりみち)

          Self liner notes #08 empitsu

          幼少のemmaの家庭には居間に1台のTVがあり、チャンネル権は主に兄が持っており、ひとしきりの歌謡番組は見て聞いていた。なんで中途半端な編成のストリングスなのかと不思議で(ストリングスはオケのものだと思い込んでいた)、歌詞のテロップを見て、大人はなんで好きとか愛とか恋とかばかり考えているのだろう、と呆れていた。 いざ自分がそういう感情に振り回される年頃になると、現実の自分の行動はさておき、表現としてなかなかラヴソングは手強い。照れ臭さが何かと上回る。でもシンガーソングライター

          Self liner notes #08 empitsu