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つらつらつづり

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ひたすらに、つらつらと。 練りすぎないで、今思ったことを書いてみよう ひたすらに、つらつらと。
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スポーツと音楽

スポーツと音楽

スポーツをやるのはからきしだが、テレビで観るのは結構好きだったりする。
特に、バレーボールはよく観る。

さて、バレーボールに限らず、オリンピックやサッカーワールドカップ、世界陸上、世界水泳など、スポーツの大会が行われるときには、たいていテーマソング、応援ソングが手がけられる。

この曲たちが、いつもすごいと思うのだ。
大会を盛り上げ、かつ後々まで競技の名場面とともに記憶に残る。
ミュージシャンの

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昔の自分を諦めて、新しくなる。(NHKスペシャル 山口一郎 “うつ”と生きる)

昔の自分を諦めて、新しくなる。(NHKスペシャル 山口一郎 “うつ”と生きる)

同じ病気を患っているから、見ておきたかった。

わたしの周りには現状うつ病の人はいないので、ほかの人がどんなことを考えていて、何がつらいのかを聞きたい気持ちがあった。
カメラの前で自分のことばを発せるまでに回復した山口さんをみて、勇気をもらいたかったというのもあるのかもしれない。

50分間のドキュメンタリーは、共感でいっぱいの時間だった。

なにかに取り組むときに、やり尽くさないと不安になってし

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「向いてない」を認めても、暗くはならない。

「向いてない」を認めても、暗くはならない。

最近、自分の性質をひとつ認めることができた。
それは、おそらく自分は毎日決まった時間に8時間程度働くことに向いていないということ。

単に朝がだるいとか眠いとかだけでなく、他の方が一定数以上いる空間に一定時間身を置くと、どうしても緊張してしまう。
大きな音や声が続いたりすると特に緊張は高まる。

自分の性質を認めるだけでは緊張はおさまらないけれど、向いてない割には一応毎日行ってるね、と思えるように

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作戦会議のカレー屋さん

作戦会議のカレー屋さん

家の近所に、インド・ネパール料理屋さんがある。
最初は看板に書かれていた「チーズナン」に惹かれて何の気なしに入ったのだが、今ではすっかり店主の虜だ。
(もちろん、チーズナンもカレーもおいしい)
店主の接客が丁寧でかつほどよく、思わず長居したくなる心地よさ。

食事をしながら、わたしはここで様々なことについて「作戦会議」をしている。
・新しく買う掃除機はどれがよいか
・次の旅先はどこにするか
・まと

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伝えようとする 受けとろうとする

伝えようとする 受けとろうとする

祖父は耳の聞こえがよくない。
わたしが幼い頃からそうなってしまっていて、確か突発性難聴の治療が遅れたことが原因だったと思う。
そして、徐々に悪くなっていったらしい。

補聴器をつけてはいるが、すごくクリアに聞こえるわけではなく、人の声ではなく物音を拾ってしまってむしろ疲れるときもあるそうだ。

祖父は、耳の調子が悪くなっていくにつれて、社交の場に出ることが少なくなっていった。
ざわざわした音を補聴

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大〆の笑顔

大〆の笑顔

久しぶりでも先月ぶりでも、2~4人くらいで飲むのが好きだ。
これくらいの人数だと、一人ひとりの話をじっくり聞けるし、自分も聞いてほしいことをしっかり話せるからちょうどよい。

静かなところで「さあ、今日は聞くぞ話すぞ」という姿勢でじっくり飲むのはもちろん好き。

でも、活気のある場所もよい。
少しばかり声を張って注文を伝えながら、お酒や料理が来る間に話を始めて、それがまた思いのほかすぐに盛り上がっ

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“わたしから”会いにゆこう

“わたしから”会いにゆこう

先月のある日、有給休暇を取って、二人に会ってきた。
すごくよい一日になった。

ビールを飲みながら草むしりをするママ

ひとりは、5〜6年前に働いていた職場でほぼ毎日お昼ご飯を食べに行っていたお店のママ。当時は朝晩はあまりご飯を食べる余裕がなくて、特に職場の先輩が異動になってからは、ほぼほぼこのお店のお昼で栄養を摂取していたと言ってもいいくらいお世話になった。

ママはよく話す。お客さんとコミュニ

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クリスマスの懐かしさへの入口

クリスマスの懐かしさへの入口

ヤマザキのクリスマスケーキのCMを見ると、
小さい頃のクリスマスを思い出す。

実際にわたしが食べたのは、父が職場の近くで買ってきたケーキや、家で母と一緒に作ったケーキだった。なので残念ながら今までヤマザキのクリスマスケーキは食べたことがない。

けれども、暖かそうな部屋とか、子どもたちが目を輝かせている様子とか、赤と緑の配色とか、クリスマスツリーのきらきらなどCMの中のいろいろなものが印象に残る

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フライング相槌

フライング相槌

「ーーーーー」
「はい」
「ーーーーー」
「はいはい」
「ーーーー
「はいはい」
「ーー
「はい」

「はい、ああ、はい。わかりました」

会社や駅など、他の人の会話が聞こえる環境にいると、話し手が区切りのよいところまで話し終える数文字前にかぶせて相槌を打つ人を結構見かける。

その場面に遭遇すると、なんだか急かされているような気分になってしまう。
別に、わたしが話しているわけでもないのに。

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ふたつの再会

ふたつの再会

立て続けに嬉しいできごとがあった。
ひとつは、高校時代の恩師とのX上での再会。
そしてもうひとつは、10年前に解散したグループの作詞家との再会。

高校時代の恩師

十数年前、高校2年生から3年生のときに特にお世話になった先生がいた。
わたしが通った高校には、3年生で卒業論文を書く制度があった。
提出しないと卒業できないという、なかなか重要な位置付けだった。

論文なんて書いたことなかったわたしは

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なにか学ばなきゃ症候群?

なにか学ばなきゃ症候群?

ここ数日間、「せっかく時間あるし、なにか始めたほうがいいのかなぁ」という思いが頭をよぎっていた。

いや、いやいやいや。いやいや。
あなた、少なくとも1ヶ月は休むと決めたうえでの2023年6月でしょうよ。

「やりたい」ならともかく、「やらなきゃ」でやっても、全然心身は休まらんでしょうよ。

もちろん学ぶことは素晴らしいし、年齢を重ねても「あれやりたい!これ気になる!」は活力があって素敵なこと。

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整えながら次へゆく

整えながら次へゆく

2年と1か月勤めた東品川の会社を退職した。
最終出社日は、残念ながら雨模様だった。

最後の半日はなんだか不思議な感覚だった。
いつものようにノートパソコンを開いて、少しメンバーと打合せ兼引き継ぎなどをして、代表がお昼ご飯に連れて行ってくれて、そこで他愛ない話をして、最後にGoogle meetでみんなに挨拶をして(挨拶系は今でも緊張して少し飛んでしまった)、会社のドアを閉じてきた。

前職は市民

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6年間の部活の濃さ

6年間の部活の濃さ

久しぶりに、笑ってコラえて!の吹奏楽の旅を見た。仕事の関係でここ最近は放映時間に家にいられなかったのだけれど、祝日の11月23日に放映されていたから食い入るように見てしまった。
だいぶ時間が経っているけれど、どうしても胸に響くものやこみ上げるものがあって、今更ながら書いてみる。

わたしは中高6年間吹奏楽部で、中学ではクラリネット、高校では主にアルトサックスを吹いていた。正直、特別強豪校だったわけ

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雨でも一歩を続ければ

雨でも一歩を続ければ

雨の降る日はどうにも気が重くて、でもそんな時も出社しなければならないこともある。というか、リモートワークがだいぶ普及してきたが、平日だったらまだけっこうな人がそうだと思う。

駅までの道は、晴れの日に歩くよりも長く感じる。傘をさしていても濡れる。そもそも玄関から出ることすら億劫に感じることも少なくない。

けれど、行く。文字通り生活の糧のために行く。
重い気分と荷物を抱えながら、濡れた落ち葉を踏ん

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