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雨でも一歩を続ければ
雨の降る日はどうにも気が重くて、でもそんな時も出社しなければならないこともある。というか、リモートワークがだいぶ普及してきたが、平日だったらまだけっこうな人がそうだと思う。
駅までの道は、晴れの日に歩くよりも長く感じる。傘をさしていても濡れる。そもそも玄関から出ることすら億劫に感じることも少なくない。
けれど、行く。文字通り生活の糧のために行く。
重い気分と荷物を抱えながら、濡れた落ち葉を踏んでしまいながら、一歩一歩進む。
そうすると、いつもより長かったとしても、いずれ駅には着く。
ということを、この前の雨でふと思った。雨でも一歩を続けて前に出せば、駅舎が待ってくれている。雨粒を避けられる場所に着く。
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心の雨も、そうなのかもしれない。
どうせ晴れたってまた雨が降ってくるからって投げやりな気持ちになることもあるし、大雨が続いて続いて続いて、晴れ間なんてもう来ないんじゃないかって思うこともある。
でも、雨だったとしても、一歩出すことを続けていれば、また一休みできる、屋根のある場所が待っていてくれるのではないか、と思ったのだ。
最近、朝起きて気分がスッキリしないことにフォーカスしすぎていた。
スッキリしていたときってどうだったっけ? 戻りたい、どうやったら戻るんだろう? とずっと考えていたけど。
今のわたしの心は、案外晴れは少なくて、曇りや雨が頻繁にやってくる変わりやすい空模様らしい。
いまこう思っていることも、あまりにも心が大雨だと思い出す余裕がなくなることもあるだろう。
だからnoteしておく。
雨でも一歩を続ければ、
束の間の雲の切間に入れたり、
雨を避ける場所までたどり着ける。
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