かづらぎ栄依
古代史を独自に研究したり、 神社仏閣を参拝したり、 日々過ごす中で思ったことを書いています。 伊勢に住んでみての発見なども。
古代史について研究する中での気付きを元に 「本当はこうだったのでは?」という 勝手な推理を展開しています。 誇大妄想な古代への妄想です。 *可能な限り史実をベースにしていますが 文字通りの過大な解釈を多く含みますので フィクションの一環としてお楽しみくださいませ。
そもそも、なぜ私が伊勢に移住するに至ったか? これから伊勢及び古代史の考察をまとめていく前に、そのお話をしておこうと思います。 「自己紹介」でもお話しましたが、…
((友人が本を出版したので、その感想を書きたいと思います)) この本を一文で言い表すとしたら… 『歴史好きが歴史マニアにステップアップするためのバイブル』 編者…
安倍晋三元総理が奈良・大和西大寺駅で襲撃され、 早くも二七日が来ようとしています。 大和西大寺駅と言えば、平城京のあった場所ですよね。 そしてその平城京遷都が決ま…
少々前ですが、GWにさきたま古墳公園に行って来ました。 東京生まれの東京育ちなのですが、 いかんせん関西方面に興味が多く… このコロナ禍の「関東を出るべからず」的な…
前回の記事で「海路」と「陸路」についてお話しましたが、 古代の日本は「海」と「陸」で全く違う文化だったと考えられます。 海は船を使い、九州から日本海側の航路と瀬…
すっかりお久しぶりになってしまいました。 千葉・鹿島編を執筆するに辺り、掘れば掘る程に 深い深い思考の沼にはまりこみまして… なかなか浮上することが出来ずにおりま…
シリーズ「万世一統を一刀両断」3回目です。 ↑の3項目目。「物部氏王朝が存在した」について語っていきたと思います。 まず物部氏とはどういった氏族なのでしょうか?…
万世一統を一刀両断シリーズ2回目。 下記リンク記事の2項目目。今日は蘇我氏の謎に迫ります。 蘇我氏が大君だったとして、その象徴はやはり聖徳太子でしょう。 実在を疑…
こちらの妄想で上げた内容を1つ1つ説明していくシリーズ。 *本文に入る前に1つだけ注意書きをさせてください。 私は天皇陛下を崇敬していますし、 日本に今後も天…
「万世一統」とは『日本書紀』の語る物語で、それは藤原氏が権力を掌握するために創作された…というお話をしました。 では、古代の皇位はどのようになっていたのか? こ…
日本人が国の歴史として信じていることの多くは、誰かが作ったご都合主義のフィクションを多大に含んでいる…私はそう考えます。 ですが、「『日本書紀』は国史。日本は皇…
伊勢神宮のご祭神はアマテラスオオミカミ。 宇佐を本宮とする八幡宮のご祭神は応神天皇。 どちらも皇族に縁の神社なのに、なぜこんなに違うのだろう? そう思ったことの…
2021年4月12日 12:43
そもそも、なぜ私が伊勢に移住するに至ったか?これから伊勢及び古代史の考察をまとめていく前に、そのお話をしておこうと思います。「自己紹介」でもお話しましたが、私は大学時代の卒論のテーマが伊勢絡みでして、初めて伊勢を訪れたのも学生時代、ゼミ合宿においてでした。初めての伊勢神宮は両宮ともに、今のように参拝客が多くはなく、気圧されるくらいの凛とした静けさの中にありました。「神さびる」とはこ
2023年11月17日 12:56
「今年は沢山記事を書くぞ」なんて言いつつも、気付くと師走の足音が!!!言い訳をすると…今年は古代史を題材にした小説を執筆していました。私流の古代史の解釈を踏まえた歴史小説…のつもりですが、ファンタジー小説かも!?(笑)推敲が終わりましたらどこかに発表しようとは思っています。
2023年1月24日 08:35
皆様…旧正月も明け、改めてあけましておめでとうございます。我が家は元旦早々コロナが襲来し、旧正月と共にようやく「明けた」という気分です。改めて初詣に行き、去年は「八方ふさがり」だったと知りました!どうりで!今年は沢山記事を書いていきたいです。宜しくお願い申し上げます。
2023年1月19日 11:49
((友人が本を出版したので、その感想を書きたいと思います))この本を一文で言い表すとしたら…『歴史好きが歴史マニアにステップアップするためのバイブル』編者であり著者の一人である友人千枝先生が「マニアック」との某書評に頭を抱えておられたのだが、それは褒め言葉であると私は思った。そして、いざ拝読してみて同じ感に至った。「なるほど、コレはマニアックだ!」1ページ目をめくるなりそう唸
2022年7月20日 13:07
安倍晋三元総理が奈良・大和西大寺駅で襲撃され、早くも二七日が来ようとしています。大和西大寺駅と言えば、平城京のあった場所ですよね。そしてその平城京遷都が決まった和銅元年(709年)に造平城京司の長官に任命されたのが、阿部宿奈麻呂です。阿部宿奈麻呂は阿部比羅夫の息子で、阿部仲麻呂の伯父にあたる人です。(諸説あり)阿部仲麻呂といえば、遣唐使になり「天の原ふりさけ見れば春日なる三
2022年7月1日 21:34
少々前ですが、GWにさきたま古墳公園に行って来ました。東京生まれの東京育ちなのですが、いかんせん関西方面に興味が多く…このコロナ禍の「関東を出るべからず」的な結界のおかげで行くことが出来ました。教科書にも載っている稲荷山古墳は「ここなのか!」という感動を得ましたし、「埼玉」の由来にもなったという前玉神社の古墳の上に建つ佇まいなど見所は沢山!ですが、その説明はあちこちに記されてい
2022年6月25日 10:36
前回の記事で「海路」と「陸路」についてお話しましたが、古代の日本は「海」と「陸」で全く違う文化だったと考えられます。海は船を使い、九州から日本海側の航路と瀬戸内への航路、機内を琵琶湖経由で川伝いに日本海側に抜ける路、四国沿岸~紀伊半島から東国・上総方面への航路、ざっくりその5パターンがあったと思われます。これは、古事記において大国主(オオナムチ)が辿った道程であったり、沖縄の貝を
2022年6月15日 12:33
すっかりお久しぶりになってしまいました。千葉・鹿島編を執筆するに辺り、掘れば掘る程に深い深い思考の沼にはまりこみまして…なかなか浮上することが出来ずにおりました。まだ、千葉・鹿島編をまとめるだけのエビデンスや思考のまとまりが得られないでおりますので少々違ったところから切り込んでいきたいと思います。それは「古代の東国の要は千葉か埼玉か」です。思考の闇に飲まれている間に、初めてさき
2021年4月19日 18:23
2021年4月18日 22:41
2021年4月17日 16:55
シリーズ「万世一統を一刀両断」3回目です。↑の3項目目。「物部氏王朝が存在した」について語っていきたと思います。まず物部氏とはどういった氏族なのでしょうか?神武天皇に使えた武官の一族とされています。その祖先は、神武天皇よりも前に降臨し、ヤマト入りをした饒速日命と伝わります。饒速日命は登美夜毘売と結ばれ、宇摩志麻遅命を産み、物部氏の初代となります。現在の奈良県天理市周辺に縁で、石
2021年4月16日 16:10
万世一統を一刀両断シリーズ2回目。下記リンク記事の2項目目。今日は蘇我氏の謎に迫ります。蘇我氏が大君だったとして、その象徴はやはり聖徳太子でしょう。実在を疑問視する声も多い聖徳太子ですが、私は数年前に四天王寺を訪れた際に確信しました。「聖徳太子は存在する」と。…スピリチャルに「何かを感じたんです」とか「太子の声を聴いたんです」とかじゃないですよ、念のため(笑)。単純にあんなに荘厳な
2021年4月15日 14:13
こちらの妄想で上げた内容を1つ1つ説明していくシリーズ。*本文に入る前に1つだけ注意書きをさせてください。 私は天皇陛下を崇敬していますし、 日本に今後も天皇制は必要だと思っています。 ですのでこの記事は皇族ディスのための話ではなく、あくまでも古代史の私的推理です。さて、シリーズ「万世一統を一刀両断」の一回目です。上リンク記事の見出しの一つめ「天智と天武は兄弟ではなく義兄弟」に
2021年4月14日 18:30
「万世一統」とは『日本書紀』の語る物語で、それは藤原氏が権力を掌握するために創作された…というお話をしました。では、古代の皇位はどのようになっていたのか?これは沢山の学者が寄って集って議論しても答えの出ない古代史ミステリーのひとつですよね。私も自分なりのその推理をここで披露してみたいと思います。1天智と天武は兄弟ではなく義兄弟まず1つめの持論として天智と天武の頃までは王権は不安定だ
2021年4月14日 10:09
日本人が国の歴史として信じていることの多くは、誰かが作ったご都合主義のフィクションを多大に含んでいる…私はそう考えます。ですが、「『日本書紀』は国史。日本は皇系がひとつなんだからその国史に偽りはない」という風潮が未だ根強いように感じます。(特に世代が上がれば上がる程に…。教育の過程においての差異ですね)けれども、日本史をきちんと自ら学んだ人であれば、実は皇統が一系統でないことや、国史『日本
2021年4月13日 11:31
伊勢神宮のご祭神はアマテラスオオミカミ。宇佐を本宮とする八幡宮のご祭神は応神天皇。どちらも皇族に縁の神社なのに、なぜこんなに違うのだろう?そう思ったことのある方は、神社好き&古代史好き筋には多いと思います。この疑問の答えはただひとつ。「伊勢は聖域である」ということだと私は考えます。自分語りを少々致しますと、私は世田谷八幡宮のすぐそばで生まれ育ちました。子供の頃の八幡様は近所の子