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「英語が得意な会社員あるある vol.2」 ← #外資育ち、#現在は通訳

「自己紹介~はじめてのnote~」

https://note.com/dokugaku_tsuyaku/n/nbc87b3928b54

にもある通り、

私は、外資系企業でのOJT+完全自己流の独学を通じて、現在は通訳・翻訳や企業顧問を生業とするビジネス英語ユーザーです。

大学卒業後の十数年は、フリーランスの現在とは異なり、「会社員」でした。
会社員キャリアのほぼ全てで、外資企業のマーケティング兼プロジェクト
リーダー(ブランドリーダー)を担当。

帰国やインター育ちといった背景がないのに英語を売りとすべく日々精進する会社員・・・。
当時の私以外にも、日本にはこのような方が多いのでは?
そして、そのような方たちと私が「共通して」経験したであろう『あるある』。

前回、その『あるある』を初めて紹介したのですが、この記事はそのシリーズのvol.2です。

***前回(vol.1)の記事はこちら***

前回、『あるある』カテゴリーのその1『海外には、いともたやすく送り込まれる=海外出張が多い』、そして、その2『海外からのビジターのアテンドを申し付けられる』を具体的なエピソードとともに紹介しました。

では、『あるある』カテゴリーのその3に行く前に、その1の『海外出張』についての具体的なエピソードを。

中国、上海出張にて。
外国人もよく行く巨大スーパーでも全く英語が通じない。
最初は寄ってくる店員も、私が英語で話しかけるやいなや、さーっと引いていく。

外国人客が特に多そうなワイン売り場でも店員に逃げられる。
甘くないワインを求めているだけなのに。
ボディが強めの赤がリーズナブル価格であればなお良し。それだけなのに。
ブランドとか産地とか醸造年とか、むずかしいことは私自身が何も知らないのに。

あれやこれやでやっとレジまでたどり着くと、今度は、
「このミネラルウォーターは2本買ってあるから2本割引の対象だ」
と特別カウンターへ連れて行かれる。
→『特別な』カウンターでも、もちろん英語は通じない。

"I'm just so exhausted
Please just check me out without a discount, and let me go?"  

「(フライトと会議で) クタクタだから、どうかディスカウントは無しで、
このままレジを通して解放して」

"I'm fine with no discount.
I do have little money to buy them without discount.
I just have no energy left and can't do any more here."

「ディスカウント無しで大丈夫
ディスカウントなしで買うくらいのちょっとしたお金なら持ってるから。
(心身の)エネルギーこそ、全く残ってないから。
もうここで頑張れない。」

特別カウンターで居合わせた中国人のお客さんが、ボロ雑巾のように疲弊した私を憐れんで(話している英語は伝わっていない)カウンター台に私の荷物を置くスペースを作ってくれたり・・・。
疲弊した様子ってユニバーサル言語だったのですね。。

以上、その1海外出張についての小噺でした。

次に、新しい『あるある』カテゴリーを。


★『あるある』 その3

『会議中、外国人の参加者からのアイコンタクトが多い、激しい』


一人ないしは少数の外国人が、日本人が多数の会議に参加するとき。
議論の流れ・合意形成プロセスが滞る度に、外国人の参加者が、私にしきりにアイコンタクトをとる。

アイコンタクトを吹き出しで表現するなら;

「君は議論についてきているよな?」

「問題点を分かりやすく英語で伝え直して、チーム合意まで仕切ってよ」

私が出ていく・仕切ることに問題がなければ、私は上司とのひそひそ相談の後、実際にしきりにかかります。

でも多くの場合は・・・。

『私だって助けになりたい。
でもね、この会議のリーダーはあなたの部署の人で、私は別の部署の参加者だから、あなた達の落とし所がどこなのか知らないんだよ?
たとえ知っていても、分かっていても、会議リーダーの顔は潰せないでしょ?』

アイコンタクトが会議の度に繰り返されるので、お互い相手を近しく感じて好感をもつ = 『ザイオンス効果』ってすごい!

隣に座ろうものなら、肘でつついたり、肩や背中をぽんとたたいたたり、
お互いの服装や持ち物をいじったり・・・。

「ここからはがす」という、とても目立つ赤色の目印があるにも関わらず、ペットボトルのラベルと格闘している外国人がいたら、

Easy, there.”
そこのあなた("there")、むきにならずに抑えて("Easy")。」

と言った後、
「ほうら。ここにとても目立つ赤色の目印があるでしょう?
ここから・・・(ぺりぺり剥がしてみせる)」

などなど。
日々、かわいいスケールでの「異文化交流」が繰り広げられます。


以上、『英語が得意な会社員あるある』のVol. 2、その1『海外出張』の具体的なエピソード 「上海出張編」と、『あるある』その3を新たに紹介しました。

長い記事にお付き合いくださった方、ありがとうございました。

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