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三山 優
2023年6月30日 09:04
強くありたいと願うわたしは決して強くはなかったいつも暗闇に感じていたひかりそれは弱さの中にあったわたしの中にあったひかりは願う強さとは違った言葉にはできないような強くも弱くもないそれが強くも弱くもあるそれが今、なつかしいわたしはひとりでつねに何かに焦がれつねに何かに怯えつねに揺れ動くなかでつねに同じひかりを感じていたわたしが望むわたしになろうとしたけれどなれ
2023年6月27日 20:51
音楽は耳で聴くのではない自分の心で聴くのだ音楽は奏でられるものではない自分の心が奏でるのだうつくしい音楽とは聴く人の心のうつくしさを引き出す手伝いをするだけたったひとつの音楽に聴く人ひとりひとり幾千、幾万の旋律がありハーモニーがあり響きがある心が乾いていたら音楽は届かないただ空気の振動があるだけ世界を愛する術を知ったとき音楽が生まれる世界を愛する術を忘
2023年6月27日 07:58
あなたの死を恐れている死はつらいもの苦しいもの寂しいものだとけれどふとあのひとの死を思い返して優しかった静かな深い雨のような悲しみだったと神さまの元へあの日旅立ったあのひとのようにわたしもあなたも逝けるなら死は神聖なものだった誰にでも訪れる優しく悲しい最後の儀式だったあの夕日が沈むようにそしてまた朝がやってくるようにあなたが先立つならわたしは
2023年6月27日 07:56
あなたとわたしの未来などきっともうないんだとひそかにふるえていたわたしはあなたのすべてを知ってしまったんだとそう予感していたけれどきっとまだある生まれつづけるたくさんの〈時〉がわたしとあなたには残されている未来なんかじゃない時間で計れっこない生まれつづけるなにかとつぜんそんな気がしたこれからわたしはわたしのまだ知らないあなたを数えきれないほどたくさんたく
2023年6月15日 05:06
あのひとのいたみよりもなんて声をかけたらいいかと考えてしまう声をかけたらかけたでちがっていたかもしれないと気にしてしまう自分の弱さああわたしは寝ても覚めても自分のことばかりそれでもあのひとは笑っているいたみをひとりでかかえ誰に腹を立てるでもなく誰に愚痴を言うでもなくあああのひとは寝ても覚めても誰かのことばかりそれでもあのひとは笑っているごめんなさいは許
2023年6月14日 08:35
せかいじゅうのひとたちがこどものままでとしをとったらいいのになぁそしたらせかいはきらきらひかってうれしいところやさしいひかりがさすところうちゅうのなかでちきゅうのかがやきがいっそうかなしいところにさびしいところにあたたかさがいきわたってしあわせがみちあふれるところどうしておとなになるのどうしてどうして2023.06.14
2023年6月14日 08:33
よるがふくらんできたやさしさがふくらんできたああそうかひるがひるでなくなってしごとがきゅうきゅうにしきつめられておしだされたわたしをよるはまっているおかえりってああそうだよるはやさしかったいつからかこわがってしまったあさおきるためにひるねむらないためにあさおきられなくてひるにねてもよかったあのときよるはよるはやさしかった2023.06.14
2023年6月13日 09:20
わたしはここにいるのだったわたしの明と暗陰と陽まわるめぐる明は他人に分け与え暗は自分であつかうものこことはどこかわたしのそとをめぐるわたしとわたしのなかをめぐるわたし両方あってわたしという不思議ないきものみんなそこにいるのだったそれぞれの明と暗陰と陽みんなに同じようにあるのにみんなそれぞれに違う個々に意思を持ち個々にめぐるいのちというものひとりでい
2023年6月9日 02:08
これははじまり終わらない夢のわたしはわたしでそれさえままならないそんな暮らしはいやだからわたしがわたしでいることがあなたをわたしの世界に見つけることだからあなたを見つけることがわたしが生きるすべてだからあなたの光をもう、見失わない美しい世界のままでまだ、わたしは生きるわたしのままで生きる強さをあなたははじめから教えてくれていたわたしはわたしを殺そうとしたけれど
2023年6月9日 02:07
あなたしかしらないわたしのままであなたが教えてくれる世界のままで生きていたかったわたしが見つけてわたしがすすむこの道はすこし雨に濡れたように寒い人の本当の姿を見たと思ったあなたが見せてくれた世界があまりに美しくて幻だと思ったわたしはひとりで生きていくそう決めたときひとりではなかったひとりという幻を見ただけだったほんとうに哀しいのは忘れて
2023年6月9日 02:05
ひまわりが太陽に向かって咲くように愛情に開くこころ忘れたくなかったのは失いたくなかったのは大人になりたくなかったのはあなたと永遠に生きたいからだったけれど忘れてしまった失ってしまった大人になってしまったいつか死ぬということを許してしまった目の前にいるのにあなたをときどき思い出すあなたが変わったんじゃないわたしが歳をとったのあなたをいつでも思うことそれはわたしを忘れ
2023年6月9日 02:03
反抗心は煌めく猜疑心は傷つく愚直な夢は大衆的な嘘に騙されはしない政治的な嘘に惑わされもしない頷いたらそれまでつまらない世界に従属しない自分を見失わないそう誓ったはず愚かでいることを諦めていないか書くとはつかめないものをつかもうとすることとどまらないものをとどめようとすること雨を日差しを音をせかいをわたしを決してつかまえることではないとどめることではない
2023年6月9日 02:02
幸せは小さい自分の心で見つけた幸せだから幸せすぎると何が幸せかわかりにくくなるから哀しみは少しあるほうがいい哀しみに寄り添ってなぐさめながら一歩ずつ歩くことそれが生きる力になるから哀しみから生まれるなにかがわたしにとっての土の感触光の揺らぎ。哀しみはあなたとつながっている雲の変化水の音色。哀しみは記憶とつながっている木々の青星の静寂。哀しみは明日とつ
2023年6月9日 02:00
いつまで経ってもわたしは哀しいまま優しい人たちのおかげで明るくなっておしゃべりになっても我慢する口にしないそんなことは当たり前で話したいとも思わない自分が誤解されていることに気づいていても吐き出さない気持ちや小さな我慢にすら気づかないで少しずつ少しずつせかいから遠ざかるわたしの小さなせかいはみんなのせかいから離れ流れてあの人のせかいにも