いのちとたましい

わたしは
ここにいるのだった
わたしの明と暗
陰と陽
まわる
めぐる
明は他人に分け与え
暗は自分であつかうもの
こことはどこか
わたしのそとをめぐるわたしと
わたしのなかをめぐるわたし
両方あって
わたしという
不思議ないきもの

みんな
そこにいるのだった
それぞれの明と暗
陰と陽
みんなに同じようにあるのに
みんなそれぞれに違う
個々に意思を持ち
個々にめぐる
いのちというもの

ひとりでいのちは生きられない
いのちとは総称
けれど他人には与えられない
押し付けられないものがある
たましいというもの

他人には手の届かない
それぞれのこどくの先にある
よろこびのこと

2023.06.13

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