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反響が大きかったもの

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これまでの記事のなかから、反響が大きかったものを集めました。 スキが多かったもの、コメントをたくさんいただいたもの、ビュー数が多かったものを中心に選んでいます。
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#育児

鳥羽にて、小旅行が見せてくれる小さな幸せに気づく

鳥羽にて、小旅行が見せてくれる小さな幸せに気づく

ピアノの発表会でがんばった双子の娘たち(6歳)へのプレゼントのつもりで、三重県まで小旅行してきた。

途中、サービスエリアで昼食をとり、「三重県立みえこどもの城」(三重県松阪市)へ向かう。あいにくの雨ではあったけれど、娘たちの足どりは軽く、楽しい道中だった。

目当てはプラネタリウム。星座についての説明を受けながら、夜空に星をさがす。娘たちは静かに興奮していた。「双子座ってあったよ! 長女ちゃんと

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10倍に成長したあなたの優しさを見落としていた

10倍に成長したあなたの優しさを見落としていた

次女が鉄棒で逆上がりに成功したときの動画を観返していたら、長女の優しさと私自身のいたらなさに気づいて涙ぐんでしまった。



我が家の双子姉妹(6歳)はたぶん、運動が得意なほうではない。ピアノに向き合う情熱に比べたら、体育にかけるそれは軽く、どちらかというとインドア派。どんくさい私に似てしまったのか、と申し訳ない気もする。

6歳になっても逆上がりができないことがさらに体育や運動を嫌いにさせてい

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マイペースに一段ずつ。私の子育てスタイルを確認できた旅

マイペースに一段ずつ。私の子育てスタイルを確認できた旅

この冬も小旅行に出かけた。

昨年、奥伊吹(滋賀県米原市)で雪遊びをしてからというもの、娘たちに「また雪山に連れてって!」とせがまれ続けてきた。

ということで、ふたたび滋賀県へ。

1. 三つのチャレンジを組みこんで出発今回の旅には三つのチャレンジを設定してあった。

さあさあ、いざいざ。

菩提寺パーキングエリアでお手洗い休憩、多賀サービスエリアで昼食を。

途中、長浜市余呉町の「よご子どもミ

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誰かのために楽しく生きる

誰かのために楽しく生きる

最近、毎日がそこそこ楽しいなあ、と思いながら暮らしている。ここのところアップしている記事も、幸せに関するものが多かった。

なんだかんだで日々はあわただしいし、思わずうーんと渋い顔をしてしまうような出来事はたくさん降りかかるし、悲しいこともちょくちょく起こる。親しい人との別れもあった。

それでも、昔よりは小さな幸せを見つけるのがうまくなったと思うのだ。丹精こめて、というほどではないにしても大切に

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素朴なことばに勝るものはない気がする

素朴なことばに勝るものはない気がする

次女(6歳)が口のまわりをバターでべとべとにしながら興奮している。大好きなマドレーヌとフィナンシェをじいじが持ってきてくれたのだ。

昨日、長女が発熱したとのことで、迎えを要請する幼稚園からの電話が入った。あわてて迎えに行き、元気でぴんぴんしている次女もついでにピックアップ。

小児科で長女を診てもらったところ、インフルエンザもコロナも陰性との検査結果が出た。帰宅してほっとしていると、私の父がお菓

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子育てのステージチェンジを実感した一泊旅行

子育てのステージチェンジを実感した一泊旅行

家族4人で滋賀県へ一泊旅行に行ってきた。大阪に住む私たち家族にとって、滋賀はとてもいいショートトリップ先だ。

今回は、午前中に家を出た。車中で歌いながら滋賀方面へ。ちなみに、双子の娘たち(6歳)がずっと歌っていてくれたのはいきものがかりの『笑顔』。

お手洗い休憩に寄った菩提寺パーキングエリア(上り)。信楽焼の親子たぬきが出迎えてくれる。娘たちがよちよち歩きだった頃にも来たことがあるのだけれど、

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いつかオイスターバーで泣く日

いつかオイスターバーで泣く日

オイスターバーで泣いてしまう自信がある。

私の一日は、朝6時にスタートする。双子の娘たちが起床する前に、雑務をこなしておきたい。

その日のタスクを確認してから、お化粧とヘアアレンジを済ませる。外出の予定がある日もない日も、身支度は整えておきたい派。いろいろな音声配信を聞きながら、朝食の用意もする。余裕があればエッセイや短編小説を一篇、読む。

夜は、娘たちといっしょに雑魚寝スタイルを取っている

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後悔と、心のこりと、優しさと。

後悔と、心のこりと、優しさと。

優しさにふれて感激したことがたくさんある。私はたよりない人間なので、ときどき心優しい人が助けてくださる。見ていられないほど危なっかしいのだろうと、反省してばかり。

なかでも、6年前の妊娠中は接する人みんながあたたかかった。あの優しい世界に身を置けるなら、もう一度マタニティライフを送ってみたいと思うくらいだ(思うだけ)。

とはいっても、妊娠初期はつわりがひどく、吐き気をこらえて涙目で通勤していた

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恥ずかしいってまだ言わないで

恥ずかしいってまだ言わないで

長女が「恥ずかしい」と言ったことにショックを受けるアラフォーの話。

先日、双子の娘たちと手をつなぎ、ピアノ教室に向かって歩いていた。彼女たちももうすぐ6歳。「大きくなったなぁ」なんて親っぽい感慨にひたりながら、おしゃべりする。

「長女ちゃんも次女ちゃんも、大好きだよー。かわいいよー」

歩いているとき、ちょこちょことこんなふうに声をかける。だって、かわいいから。

すると、長女が言った。

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私と彼女たちの人生にゲームを

私と彼女たちの人生にゲームを

思っていたより自分はずいぶん頭の固い人間だ。面白みもない。そう思い知る瞬間が、日常生活のなかにたくさんある。

たとえば、今朝。

幼稚園に行く時間が迫っているというのに、なかなか着替えようとしない双子の娘たち。登園準備がまったく進まない。「はだかんぼだじょー」「制服きるのめんどくさーい」とか言って、いつまでも下着姿または私服のままでギャハギャハ笑っている。手にはレゴ。着替える気はゼロに近そうだ。

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気負わず、勇まず、ランドセル

気負わず、勇まず、ランドセル

来年小学校に入学する双子の娘たちのランドセルを、やっと、やっと購入した。4月からいくつもの店舗をまわり、たくさん試着させていただいた(試着したのは娘たちだ)。始動は早かったというのに、どうにもこうにも決めきれずにいた。

結局、同じシリーズの商品を色違いで注文した。今まで洋服はおそろいを着ることの多かった娘たちが、それぞれ違う色を選んだ。

「ほんとうに違う色でいいの? あとでお互いのことがうらや

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この春「ちょっと待って」をやめてみる

この春「ちょっと待って」をやめてみる

雨のなか、イチゴ狩りに行ってきた。先日、娘たちが「ママ! イチゴを採りに行きたいよー」とおねだりしてきたのだ。

口のまわりを果汁で赤く染めながら、ハサミで切り取ったばかりのイチゴを頬張る娘たち。その姿を愛おしく感じるとともに「娘たちに応えられる私」に変わろうと決めた。

***

子どもを産んでから、いちばん多く口にした言葉は「ちょっと待って」かもしれない。

ミルクの準備をしているとき、双子の

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いいひとりじめの日

いいひとりじめの日

今朝は、長女を皮膚科に連れて行った。

このところの長女は、乾燥からか肌をかきむしるようになっていた。いつもどおりの保湿では追いつかないなぁ、なんて言っていたら、あっという間にひどくなった。血がにじむ箇所もあり、痛々しい。

次女はなんともない様子なので、家で夫と留守番してもらうことにした。双子とはいえ、二卵性だから体質が違う。

私と長女、ふたりだけでの外出は、2か月ぶりくらい。寒いなか、爪先が

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登山リュックにさよなら

登山リュックにさよなら

子どもの成長は早い。私が老いるのも、たぶん同じように早い。だからこそ、子育てを楽しみたいと思った話。

娘たちを連れて、水族館に行った。大阪で水族館といえば「海遊館」。南港の再開発地域にオープンしてから30年あまり。世界最大級の規模を誇る水族館だ。

入館するとまずエスカレーターで8階へ。そこから巨大水槽に囲まれた通路を歩いて下りる仕組みになっている。海のなかをゆったりと散歩しているような気分にな

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