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短編を、と思って書いた文章がわりと良い分量になったので、創作大賞に応募してみました。小説部門は2万字~だったので、漫画原作部門です。
「生きるとは」について、今の自分にできる限りで表現してみました。第1~3話で、合計約7000字です。もしよければお時間あるときにご覧ください!
noteで小説を投稿し始めてから、約2か月が経った気づきと感想
みなさま、いつもスキやコメントをいただき本当にありがとうございます!
今年の4月頃からnoteに小説などの文章の投稿を始めました。きっかけは、閉塞感の漂う毎日を変えたいと思ったことと、自分も何か創作してみたいと思ったことでした。
約2か月たった今、ここに気づきや感想を記しておきたいと思います。
※つらつらと書いていたら、およそ2500字のボリュームになりました。お時間のある時にお読みくだ
【短編小説】三途の川の渡し賃が足りない
「ハイ、次の人ー」
そう呼ばれると、僕はいそいそとポケットの中からお金を取りだして渡した。
「ん? 足りないですよ。あともうちょっとないですか?」
「えっ……」
あいにくもう手持ちはない。目の前が真っ暗になる。
「じゃ、戻ります?」
係の人は現世の方向を指で示してみせる。
「いや……それはいやです」
控え目ながらもはっきり言うと、係の人の目が丸くなった。
三途の川の渡し賃がたり