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大切にしたい記事

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そっと胸にしまっておきたい記事たち
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#エッセイ

そんな自分の未熟さやできなさと向き合っている。

そんな自分の未熟さやできなさと向き合っている。

人が「100%分かりあう」ことなんて
絶対に無理だって思っているのに、

人って、自分のことを分かって欲しい
という気持ちはきっとゼロにはならなくて、

矛盾してるじゃないか、と思うんだけど
でもそういう矛盾を抱えるからこそ、
自分だけわかって欲しいなんてね、って
そんな思いが芽生えるのと同時に、
この人はどうなんだろうとか、
相手のことを分かりたいとか、
誰かを分かろうとする気持ちが
生まれくる

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自分語りが良くないならエッセイってなんだ。

自分語りが良くないならエッセイってなんだ。

先日書いた記事とマガジンを
猫と本とコーヒーさんが記事の中で
紹介してくださいました♡

先日わたしの記事でも紹介させていただいた

麻央さんも、猫と本とコーヒーさんも、
「いつも記事を楽しみにしている」と
書いてくださっていて、
なんだかもう…胸がいっぱいに。

noteを毎日書き始めてもう少しで10ヶ月。
真面目なことも辛かったこともふざけたことも
本当になんてことないただの日常も、
たくさん

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不思議な電車に乗り合わせて。

不思議な電車に乗り合わせて。

昨日こんな記事を書いたのですが

noteを始めて本当に間もない頃にフォローして
それから毎日更新を楽しみにしている、
大好きなクリエイターの川本麻央さんに
わかるー!と言っていただけて、
麻央さんの記事で昨日のわたしの記事を
紹介していただき、嬉しいが爆発しております。

読んだわたし、
「わかるーー!」と同時にうるっと、ほろり。
先日、「言葉には魂が宿るので」という記事を
書きましたが、言葉や

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言葉には魂が宿るので。

言葉には魂が宿るので。

言葉そして言葉の持つ力、
それから、わたしが怖いと思うこと。

言霊とは

色んな解説を要約すると、
こういった意味があるそうで。

言葉通りの結果を表すかは別として、

例えば放たれた酷い言葉などに対して
後々、言い過ぎた悪かったごめんなさい
というように、放った人間が謝ったとして
その相手との関係性や理由においては
"許す"ということは可能かもしれないが、
言われたという出来事そのものや、

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明るい話を書きたいが

明るい話を書きたいが

明るい話を書きたいが
心身は横たわったまま

如何にもこうにも
そんな今日が続く

月曜日の朝に何て相応しくない題名だろう。

けど、あると思う、明るい話が書けない日々も。

経験上、自身だけが見るノートに整理するのは
より感情を深ぼったり考えたり出来るが
パワーが完全に枯渇する。頭を回せる自信がない。

だから、人が偶然見てくれる場所で
感情に少しだけ希望をブレンドさせてみる。

自分だけなら良

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さいごのことば

さいごのことば

真上から光が差し込む斎場の火葬室には、5台の火葬炉が用意されている。

そのうち既に、父を入れるための1台の扉が大きく開いている。あの奥に入ったら最後、父の姿はこの先もずっと…もう二度と見れなくなる。

この場所にいるのは家族である私を含め、母や弟。父の唯一のきょうだいである姉と、その旦那さんに従兄妹たち。そして親戚や、学生の頃から付き合いがある同級生の友人や、今日に至るまで支えあった仕事仲間だ。

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すっかり忘れてしまっていた、水と油だった母と私、とお雛様。

すっかり忘れてしまっていた、水と油だった母と私、とお雛様。

昨日みなさんが、
記事や、記事の内容に関係なくても
見出し画などを「お雛様」にしていて
突然思い出したんです。

わたしが幼い頃、
実家には7段のものすごく豪華な雛人形があった

ことではなく、

わたし、すごくちっちゃなお雛様持ってる!

ということを。

その昔、もともとうまくいかない
関係だった母と決定的な仲違いをし縁を切り、
当時わたしは離婚した直後でしたが、
実家を出ました。

その後1

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繋ぎとめるもの、思いとどまらせるもの

繋ぎとめるもの、思いとどまらせるもの

 インドカレーが好きである。
 特に好きなメニューはバターチキンカレーだ。チーズナンとサフランライス、そして野菜にオレンジ色のドレッシングも添えてあるのが最高である。
 ああ思い浮かべるだけで唾液が分泌されてくる。ここ数年食べていないから、無性に食べたくなる。

 東京に住んでいた頃、隣の駅近くに行きつけのインドカレー屋があった。
 そこへ友人や恋人をよく連れて行き、夜遅くに一人で食べに行くことも

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『青空』

『青空』

今回は、かなり暗い話をしようと思う。

いつも楽しみにしていただいてる方には
申し訳ないが
暗い話が苦手な方は読まないようにして
ほしい。

これは話そうか話さないか
かなり迷ったが
この過去も含めて僕なのだ。

そして、誰かに話すことで
僕は楽になりたいのかもしれない。

僕が20才の頃に大好きだった父が自殺した。

父が亡くなったのは梅雨の時期で
毎日のように雨が降っていた。

その日、僕は大

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