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アラサー。出身は古都。今は海外。アニメ・漫画・読書・お酒が好き。AB、牡羊、INFP-…

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アラサー。出身は古都。今は海外。アニメ・漫画・読書・お酒が好き。AB、牡羊、INFP-T_HSP。愛読書はアランの「幸福論」。自由に何かを垂れ流しています。

マガジン

  • トランスミッションⅠ

    • 102,921本

    参加者650名、フォロワ数1500名、100,000記事以上が収録されています。🌱コンテンツを広めたい方の参加、お待ちしています。🌱マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね(ง •̀ω•́)ง

  • エンターテイナー・ストリート

    • 5,000本

    甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創造力あふれるアートやエンターテイメント作品をnoteで公開している人たちが集まって、作品を披露する場となります。  参加すると、自分の記事を共同運営マガジンに追加することができるようになります。  たくさんの人に自分の作品を読んでもらえるチャンスです。  参加費は無料です。  参加希望の方はトップ記事へコメントお願いします。 ルールは以下です。 ・投稿は自分の記事だけにしてください。 ・投稿は当日投稿の記事のみにしてください。  (過去記事は投稿しないでください) ・タイトル、タイトル画像、説明文は変更しないでください。 ※ 創作と関係のない記事は削除しますのでご了承のほどお願いします。 甘野充

  • おしごと

    働くってのは大変だあ。

  • 口詩(くちうた)

    我、口で詩う。我、詩を口る。

  • カムバックアゲイン。

    ふと考える事があれば、また読ませてください。勝手に集めさせてください。まずは、ちょっとずつ収集出来ればなと思っています。

最近の記事

とある画家

とある画家は得意な水墨画を完成させると 黒く塗り潰したくなる癖がありました 作品を眺めれば眺めるほど もっと上手く書けた やり直したい こんな作品を描き続ける意味は何もなかった こんなのは売れるはずがない そう思えてくるからです 蠢く感情は画家に黒いペンキを持たせます せめて力任せに塗り潰し感情を発散することで 意味を持たせたかったのです ペンキの入ったバケツが空になった時 僕にはもう描くことは出来ない 筆をそっと置きました とある画家は定職に就く

    • 誰かの為に

      本を紹介して喜ばれると嬉しい。 前に会社が設けたキャリア研修に参加した。講師が簡単な趣旨などの説明を終えた後、参加者はオンライン会議のシステムで、グループに分けられ、キャリアについて話し合う。あまり好きではなかった。知らない人に本音を話すのは気が引けるし、そもそもこの会社の中の未来の話しかできないから。 幸い、グループのメンバーに恵まれた。 勿論、人それぞれに個性があって、そこに優劣はないのだが、どうしても本音を吐きづらくなるような雰囲気を醸し出す人はいるのではないかと

      • 勝手口のチビヤモリ

        母から連絡が来た。 春の陽気に唆さられたか いつもより絵文字が多かった。 どうも3年ほどの前から家に住み着いている チビヤモリが顔を出したそうだ。 勝手口裏の空調の隙間からひょっこりと。 今年も無事に越冬出来たようだ。 我が家は勝手にこのチビヤモリを 家族の一員として数えている。 僕は一度しか顔を合わせたことがない。 去年の八月だった。 僕は勝手口の裏に出た。 家の壁にへばりつく小さなヤモリ。 ベージュの壁に同化して見過ごすところだった。 チビと僕の間に

        • 物思いに耽れそうな場所へ

          何も考えないこと 昨今のマインドフルネス理論や 瞑想ブームも相まって評価されている。 意外とこれが難しい。 ただ、物思いに耽れそうな場所に 足を運べばいいのではと思う。 逆のようであるが結果的に僕は 何も考えていなかったから。 「お前、何黄昏てんねん。」 人生でたまに言われた言葉だ。 黄昏ているの用法は間違っているとようだが 何、物思いに耽ってるねん。と言いたいのだ。 暇さえあれば、空をぼーっと眺めたり 校庭に降っている雨の雫を見ていたが 残念ながら、僕は何も

        とある画家

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          5,000本
        • おしごと
          8本
        • 口詩(くちうた)
          12本
        • カムバックアゲイン。
          9本
        • じぶんのきもち
          17本

        記事

          海底に頭をぶつけて

          僕は深海に頭から沈みゆく時 周りを見渡す余裕があるだろうか きっと身体の重力に身を任せて 憂鬱な気分と共に 目を瞑りながら落ちてゆく 息を止めて もう世界はどうでもいいと 海底に頭をぶつけたとき 僕はどんな顔をするのだろう 海底に首を捻じ曲げられて 不機嫌そうな顔をしながら 目を開けるのだろう そこで僕は見る 海底に続く道と微かに煌る海上を 海を超えた天空だけが 世界の全てではないと知る 僕たちは天空と海底が繋がった 世界に生まれたのだから

          海底に頭をぶつけて

          明るい話を書きたいが

          明るい話を書きたいが 心身は横たわったまま 如何にもこうにも そんな今日が続く 月曜日の朝に何て相応しくない題名だろう。 けど、あると思う、明るい話が書けない日々も。 経験上、自身だけが見るノートに整理するのは より感情を深ぼったり考えたり出来るが パワーが完全に枯渇する。頭を回せる自信がない。 だから、人が偶然見てくれる場所で 感情に少しだけ希望をブレンドさせてみる。 自分だけなら良いけど人の目に触れる可能性があると 少しだけ希望たる言葉を書きたくなる気がするか

          明るい話を書きたいが

          散って咲かしてまた散って

          春を彩る私の顔 桃色の誘いが 宴の始まりを合図する ある時には風が吹く 顔を委ねて 散らすも一興 散りゆく私は 誰かに踏まれ 地面にひしゃげて 茶色に消える 私の頭は裸になって 人は見向きもしなくなる 嗚呼、儚きお前 苦労を無駄にせんでくれ 心まで溶かす日照りの日々 心まで凍らせる寒波の日々 見向きもされずに廻る日々に 耐えきれないような暴力の日々 やっとお前は報われたのに どうして大事にしないのだ どうか話を聴いて下さい 散って咲か

          散って咲かしてまた散って

          満ちていく

          藤井風さんの満ちていくという曲を聴いた。 初めは優しいピアノ音が流れて 聴く側の気持ちに寄り添ってくれる感覚。 2番目からテンポは上がってきて 歌詞と一緒に体を包み込んでくる感覚。 自然な曲調がありがたかった。 いきなり盛り上がられると 耳と心がついていかなくなる、今。 下記の歌詞が切なくて。身体が動いた。 両手の拳を眉間にくっつけて上を見上げて 膝を地面に落とし込んだ。お恥ずかしい。 稀に歌に呑まれる。全身で聴くスタイル。 この愛って恋人の間に生まれるものだけ

          満ちていく

          詩 サイドミラー

          車内に散りばめる表情と ミラーが見つめるその表情 景色を眺めて映るは 誰のためでもない横顔 頬を破いて破顔して 破いた頬を継ぎ接ぎする サイドミラーに映るその姿は まるで小さくか細い救難信号 無言でミラーは映し続ける あなたが発する救難信号 どうか誰かに気づいて欲しくて

          詩 サイドミラー

          詩 同じ空の下

          誰かの空が晴れる時 誰かの空には雨が注ぐ 世界の誰もが日差しを浴びて笑える日を 世界の誰もが雨に打たれて泣きたくなる日を 空から創ってはくれないでしょうか 私たちはいつまでも赤子のまま 口に入れ 指で触って 身体で心にしまうのです 暖かい陽に自然と崩れる口元を 冷たい雨に勝手に震える両肩を 降り注ぐ日差しへの微笑み方を 降り注ぐ豪雨の過ごし方を 同じ空の下 教え合う 全ての空の下 鼓動していられるよう あなたの上には空が見えますか あなたも微笑み

          詩 同じ空の下

          御礼だって社会へのアクション

          コンビニ店員の方のある投稿をXで見た。 ありがとうございます。 お客様の去り際のこの言葉が嬉しい。と。僕は口をニンマリさせた。記憶が正しければ、ありがとうございます。と言葉を発しているから。ただ思うに、大多数の方々は「ありがとう」を声に出すか、少なくとも黙って頭を下げていると思う。 また、コンビニ店員の方が接客時に「ありがとうございました。」と言わない場合もあるそうだ。ブログで誰かが怒っていた。従業員としての自覚がない上に、人と人とが気持ちよく社会生活を

          御礼だって社会へのアクション

          詩 心の掬い

          船は進めば涙に溢れ 船は停まれば虚無に溢れ 心なんて捨ててしまえと波の声 心だけは失いたくないと私は叫び 大嫌いな顔が描かれた帆は靡き続ける 心が生み出す創作に船押し潰されないよう 掬い続けて旅をする、船長、此の私の判断だ

          詩 心の掬い

          数日前から小説に挑戦。思を落とし込む過程で、考の浅さに気づく。深めようと、又矜羯羅がって。進んで、悩んで、書き直し。人生ぽい。最後も途中も思いつかず。知識含め何も持ち合わせず。完成するのかね。

          数日前から小説に挑戦。思を落とし込む過程で、考の浅さに気づく。深めようと、又矜羯羅がって。進んで、悩んで、書き直し。人生ぽい。最後も途中も思いつかず。知識含め何も持ち合わせず。完成するのかね。

          春の息吹

          春が息吹けば息吹くほど 前途の寂寞に苛まれ 過ごした時間が名残惜しい 梅が蕾を膨まし頃 僕たちは大忙しに 最後の時を紡いでく 風景の写真は程々に 刻んでおきたい友との記憶 全員で集まる機会は最後かな? 友人たちと集まるたびに 心によぎる未来の寂寞 この寂寞とは一過性 新たな日々が埋めていく 寂寞を感じた事実こそ 心に閉まっておきたいと思わせる 桜が蕾を膨まし頃 最後の別れが近づきて 眩しい晴天の真下にて 僕は学生でなくなった

          春の息吹

          【短編小説】僕たちは繋がっている

          冬の朝。身体を小さく屈めて走り、僕は到着。何回か働いたこともある場所。派遣先のおかき工場。駐輪場の端に自転車停車、手袋を嵌めたまま、チェーンを車輪に巻き付ける。冷たい空気が未だ少し跳ねている肺目掛けて入り込み、僕は咳をした。 工場に入ると、ご挨拶。「おはようございます。」優しそうなおばさん事務員が軽く会釈と挨拶を返してくれた。タイムカードに出社時間を書いて、作業現場へと向かう。後ろには何人か人がいた。どこの誰か分からない人達。 僕はこの人たちと話す機会はあるのだろうか

          【短編小説】僕たちは繋がっている

          【詩】Lady Bug

          サンバのようなステップで 小さな姿が揺れていた どうして此処にいるのでしょう 内なる声に従ったまで 言って残して飛翔した 赤色斑点 後ろ姿 祈りが背中を追いかける 彼女が涙を流さぬよう 私も従者になれますよう

          【詩】Lady Bug