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2023年9月の記事一覧

人を「判定」しない

人を「判定」しない

我が家には思春期まっただなかの娘が二人いるのだけれど、日常のふとしたときに、彼女たちにうっかり言ってしまいそうになる自分の言葉の、そのあまりのひどさに、すんでのところで吞み込んで、代わりにメモを取っては慄く日々が続いている。

通称:毒舌・未遂語録

先日は、ちょっと体重が増えたことを気にしていた次女に、
仕事と夕食作りを同時進行していた慌ただしさがあったとはいえ、
「ね。人としての弱さが出るよね

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鏡

わたしとあなたは
同室で同質の同士

ツーカーだけど
うっかりツーと言ったら
察してカーと言われちゃう

そのつもりのツーじゃない
と怒れば
せっかくカーしたのに
ともっと怒る

同じだけど
同じと信じすぎて
すれ違う

不完全な鏡合わせの私たち

糸

長い糸が
からまった

ほどいてもとに
もどしたい

時間があれば
そうしたい

とてもいまは
むりなので

鋏で糸を
切るばかり

いつしか糸は
なくなって

残った恨みの
かたちは藻屑

009親知らずと信頼

009親知らずと信頼

自分の命運を誰かに託さないといけない、みたいな場面がある。例えば就活においてのエージェントとか、年老いた家族を施設に預けるとか、ほんとうにちょっとしたことだと美容院で髪を切るとか。
そういうときに「この人なら」と思える人を見つけられることは幸運だと思う。

この間、親知らずを抜いた。上下で計4本。上の親知らずは小さいながらもまっすぐ生えていたし、下のほうは埋まっていたので生えていないと思っていた。

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映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」今は亡き完全アウェイの議論の美学に刮目せよ。

映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」今は亡き完全アウェイの議論の美学に刮目せよ。

誰も知らない三島由紀夫の姿がここにある。

憎しみの連鎖が止まらないSNS上で巻き起こる

誹謗中傷を言っては逃げるヒットアンドアウェイで撒き散らされた無責任な言葉たち。

あれは人が人として発した言葉なのだろうか。

多種多様な意見や価値観を持つ人と人が

この世の中にいて当然だ。

対峙するテーゼをぶつかり合わせて

もう一つの何かを見出す議論でもない。

昔、SNSはおろかインターネットさえ

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何歳になっても新しい友人はできる。

何歳になっても新しい友人はできる。

先日この記事で書いた

会いたかった人に無事に会うことができ、
予想していた通りに、あっっっという間の、
それはもう、お昼から夜までの8時間以上が
え、もう今日という日が終わるの?
と思うくらいのスピードで、
楽しい楽しい1日が終わってしまいました。

大人になって歳を重ねてからも
こんなふうに新しい出会いや、
友人ができることがあるのだということ、
それを教えてくれた彼女に会えた喜びと
感謝の気

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田舎で車が無い暮らし。

田舎で車が無い暮らし。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

69歳、YouTuberの良子です。
本日も、よろしくお願いします。

本題に入る前に、少しだけ自己紹介させてください。わたしは、東北地方の秋田市在住、年金暮らしです。家族と同居しているため、生活が苦しいわけではありませんが、「お金に余裕がある」とは言えません。

田舎暮らしの人には驚かれるのですが、わたしは、車を持っていません。田舎で、車がない生活を都会暮

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幸福をかぞえる

幸福をかぞえる

遥か彼方を見ながら「しあわせ」を夢見ていた。
波瀾万丈の人生も、いつかは報われると信じて手探りで進み続けた。
しかし、なかなか、しあわせへはたどり着けない。

ある時、このnoteの世界でひとりの素敵な女性と出逢った。
「なんでもない日常がしあわせ」と記されている彼女のプロフィール欄。
ある時のその女性のnoteの記事は『今週の嬉しかったことBEST3』がテーマだった。お蕎麦が美味しかったことやお

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今日もコツコツ花の種を蒔く

今日もコツコツ花の種を蒔く

私は小さな家に住む、所謂一般人。世間ではサスティナブル、SDGsなどのワードをよく聞くけれど、「未来のために今できる事」がどうにも思いつかずに今日まで過ごしてきてしまった。

そんな私でも、今年から一つだけ始めたことがある。
近所の公園整備のボランティアだ。

私の1日は近所の公園への朝の散歩からはじまる。

変化に乏しい何気ない毎日でも、花や香りで季節を感じさせてくれる。
仕事で失敗してしまった

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