見出し画像

幸福をかぞえる

遥か彼方を見ながら「しあわせ」を夢見ていた。
波瀾万丈の人生も、いつかは報われると信じて手探りで進み続けた。
しかし、なかなか、しあわせへはたどり着けない。

ある時、このnoteの世界でひとりの素敵な女性と出逢った。
「なんでもない日常がしあわせ」と記されている彼女のプロフィール欄。
ある時のその女性のnoteの記事は『今週の嬉しかったことBEST3』がテーマだった。お蕎麦が美味しかったことやお仕事のチャレンジが出来たことやスーパーマーケットで買った和菓子が思いのほか美味しかった事が綴られていた。
私は彼女のnote記事を読ませていただきながら、しあわせの本質を知らされた気がした。

遠いところを目指してしあわせへと旅するのも決して悪くはないし、必要なことでも、けれども、じつは、日常のなにげない中にこそしあわせは備えられているのだとハッとせずにはいられなかった。

以来、私は一日の恵みを数えるようになった。
幼いころから苦労した過去。そして闘病している今。
”人生の闇”ともいえる中でもしあわせを数えることを始めたのだ。

夜の眠る前に、一日のハッピーを箇条書きにする。
すると、私の日々が変わったのである。
「いつかしあわせになりたい」と思っていた毎日が変わった。
「いつか」ではなく「今がしあわせ」というふうに変わった。
毎夜、ハッピーを数えてみると溢れるくらいに恵みはあるものだ。
「宅配ピザが美味しかった」だとか「ハーブティーを味わう時間が至福だった」とか「シャワー後のドライヤー時にいつもより早く髪が乾いてラッキーだった」とか、当たり前すぎるようなことすらも、しあわせ!と思える。
そうだ、そうなのだ。”感謝”や”しあわせ”はこんなにも生活に密着した身近なところにまで溢れるほどあることを実感している。
人生につまずいたときにこそ、恵みを数えることの大切さ!
遥か彼方だけではなく、今ここでも、とてもしあわせだと気づいた次第だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?