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CASE 16 アルベルト・アインシュタインは腹部大動脈瘤破裂で死去

CASE 16 アルベルト・アインシュタインは腹部大動脈瘤破裂で死去

(この記事は3分で読めます)

久しぶりの投稿

今回は相対性理論でタイムトラベルを理論上可能にした天才理論物理学者
("理論"というワードが多い)

彼は腹部大動脈瘤破裂で亡くなりました。

CASE 16 アルベルト・アインシュタイン 診断:腹部大動脈瘤

【症例】男性 76歳死没

【現病歴】
相対性理論を発表した理論物理学者。(彼の科学に関する記述は割愛)

食生活はチーズとトマト入りのマ

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CASE 15 レオナルド・ダ・ヴィンチ 痛風 ヒトはDNAを食べて尿酸を作る

CASE 15 レオナルド・ダ・ヴィンチ 痛風 ヒトはDNAを食べて尿酸を作る

(この記事は3分で読めます)

ダ・ヴィンチ痛風説

痛風のポイントは食事です。
彼の好んだ食事内容に注目。

CASE 15 レオナルド・ダ・ヴィンチ 診断:痛風

【症例】67歳男性(1452-1519)

【主訴】不明(一般には足関節や足の指の関節痛)

【現病歴】
ルネサンス期を代表する芸術家。芸術のみならず、科学者としても多岐にわたる分野で業績を残している超天才。

宮廷画家として宮廷で

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CASE 5 徳川家康 関ヶ原で決闘した男!血糖とも決闘する日々でした!

CASE 5 徳川家康 関ヶ原で決闘した男!血糖とも決闘する日々でした!

今回の話題は糖尿病です。糖尿病は内容が盛りだくさんなので、ポイント別に複数回投稿していこうと思います!

この回でのポイントは、糖尿病の基本的な治療である食事療法と運動療法です。

徳川家康は糖尿病であったという説があります。

症例提示で、家康がいかにして糖尿病を乗り越えたかみていきましょう!

CASE 5 徳川家康 診断:糖尿病

【主訴】(想像です)
口渇感(こうかつかん)、多飲

【現病

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CASE 6  上杉謙信(1530-1578)は脳卒中(脳血管障害)との戦っていました!   血液型がAB型の人は脳卒中のリスクが高い?

CASE 6 上杉謙信(1530-1578)は脳卒中(脳血管障害)との戦っていました! 血液型がAB型の人は脳卒中のリスクが高い?

皆さんご存知の戦国武将のひとりである上杉謙信は、41歳の時に軽い脳梗塞と思われる運動障害を患っています。49歳で死去していますが、死因は脳出血であるという一説があります(あくまで一説であり嘘かもしれませんが)。

今回は上杉謙信と脳血管障害(脳卒中)というテーマでお送りします。専門家ではありませんがご了承ください。

CASE6 上杉謙信 死因: 脳出血の疑い

【症例】49歳男性

【主訴】突

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CASE 7 安西光義監督(スラムダンク)が倒れた原因を心臓専門医が解説!

CASE 7 安西光義監督(スラムダンク)が倒れた原因を心臓専門医が解説!

伝説のスポーツ漫画『スラムダンク』より、安西先生の話題です。『スラムダンク』17巻ではインターハイ予選の最中に安西先生が倒れて救急車で運ばれるシーンがあります。この時に発症した病気について考察していきます。

CASE 7 安西光義 診断:急性冠症候群

【症例】65歳男性(推定)

【主訴】胸痛

【現病歴】
<患者背景>
神奈川県立湘北高等学校のバスケットボール部監督。かつて鬼コーチと呼ばれて

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CASE 10 ベートーベン  肝硬変    絵に描いてよくわかる肝硬変の病態! レバーを焼くときは弱火でじっくり!

CASE 10 ベートーベン 肝硬変 絵に描いてよくわかる肝硬変の病態! レバーを焼くときは弱火でじっくり!

(※この記事は3分で読めます)

みなさんは焼肉好きですか?

レバーは弱火でじっくり焼くと美味しく焼けますね!

と言うわけで、今回はじっくり焼いたレバー(肝硬変)のお話!

肝硬変(焼きレバー)は長期にわたる肝臓の炎症で引き起こされます。

気分を害されたレバー好きの方、申し訳ございません(>人<;)

注意!!
「慢性的な肝臓の炎症(慢性肝炎)」と「外部から熱を加えることによる肝臓の炎症(焼

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CASE 12 エジソン 糖尿病は合併症盛り沢山 糖尿病は発癌リスクも!

CASE 12 エジソン 糖尿病は合併症盛り沢山 糖尿病は発癌リスクも!

(この記事は3分で読めます)

糖尿病シリーズ第二弾

第一弾(CASE 5)で徳川家康がいかにして糖尿病を乗り切ったかというお話をさせていただきました。タイトルの「血糖と決闘(けっとう と けっとう」という駄洒落がなかなか通じずHaruくんちょっと落ち込んでしまいましたが、気を取り直して参りたいと思います!

第二弾は糖尿病の合併症の中心の話題です。

CASE 12 エジソン 診断:糖尿病 糖

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糖尿病の原因を歴史から紐解いてみた! そうだ!石器時代に行ってみよう!

糖尿病の原因を歴史から紐解いてみた! そうだ!石器時代に行ってみよう!

(この記事は3分で読めます)

石器時代に行ってみよう!

あなたの目の前にタイムマシンがあります。

行き先は2万年前の石器時代!
(話をわかりやすくするために石器時代を選びました)

では行ってみましょう!

眩い光と共に石器時代にやってきました。

目を開けるとそこには建物や電線、電柱が一切なく、木々や草、土や石などであふれた世界です。

あなたは石器時代の大地を歩き出します。
しばらくする

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CASE13 伊達 政宗 喫煙すると健康になれます!みんなで喫煙しましょう!

CASE13 伊達 政宗 喫煙すると健康になれます!みんなで喫煙しましょう!

(この記事は3分で読めます)

みなさん!
煙草を吸うと健康になれます!
1日3回以上は吸いましょう!

戦国時代、健康オタクでもあった伊達政宗はこう信じ、
毎日喫煙をしていました。

そして現代医学においても、なんと喫煙はパーキンソン病などの神経変性疾患が改善するという疫学調査(古いものになりますが)があります。1),2)

え?え?え? 医者が煙草を勧めてる??やば!!!

はい、そうです。

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CASE 14 ふくよかな体型のモナ・リザ 目元のしこりは脂質異常症のサインか? 

CASE 14 ふくよかな体型のモナ・リザ 目元のしこりは脂質異常症のサインか? 

(この記事は2分で読めます)

カンファレンスの前に

皆さんは診察の時にパソコン画面ばかりを見ている
医師を信頼できますか?

しっかり向き合って診察してもらいたいですよね?

確かにパソコンの画面は内臓の目に見えない所見を
文字や数字、図で可視化してくれる便利なものです。

しかし患者さんを自分の目で見ないと
重大な病気を見落とす可能性もあります。

言いたいことは、今回のCASEは見た目が重

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