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#創作大賞2024

一語の宇宙 | at ~のところに

一語の宇宙 | at ~のところに

「at」。
日本語にするときは、たいてい「~で」とだけ訳されるのでニュアンスがつかみにくい前置詞だ。

イメージとしては、「点」で良いが、「~のところに」と覚えておくと良い。

「at」(「点」「~のところに」)という場合、空間的な広がりを考えず、ただ「場所」を表す。

「at」と「in」を比較してみよう!

「その村には、いいレストランが一軒ある」という場合、

There is a good

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一語の宇宙 | manicure 💅マニキュア💅

一語の宇宙 | manicure 💅マニキュア💅


マニキュア💅。

英語では、「manicure 」とつづる。

「manicure」の「mani」の部分は、「手」を意味する。「cure」の部分は「ケア」を意味する。

だから、「manicure」は「care of the hands」(手のケアをするモノ)というのがもともとの意味だ。

関連する単語を挙げておこう。

語根 manu-[手👍️]

「manual」(マニュアル)と言えば

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一語の宇宙 | 再帰代名詞 | themself / themselves

一語の宇宙 | 再帰代名詞 | themself / themselves



英語をはじめとするヨーロッパ系の言語を学ぶとき、初期の段階で丸暗記しなくてはならないことがある。

「人称代名詞」は繰り返し出てくるので、きちんと覚えておかないと、学習が遅々として進まなくなる。

英語を学びはじめたとき、誰でも
「アイ・マイ・ミー」と暗記したはずだ。

「主格、所有格、目的格、所有代名詞、再帰代名詞」の順番に並べて復習してみよう。

人称変化

所有格と再帰代名詞

一応全部

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一語の宇宙 | 来た見た勝った | "veni, vidi, vici"

一語の宇宙 | 来た見た勝った | "veni, vidi, vici"

「veni, vidi, vici」はラテン語だが、有名なフレーズなので、英和辞典にも掲載されていることが多い。
元老院に対するジュリアス・シーザーの簡潔な戦況報告の言葉。
意味は「来た、見た、勝った」。

英訳されると、
I came, I saw, I conquered. 

リーダーズ英和辞典によれば、
「veni, vidi, vici」の(英語としての)発音は、
「ウェイニ  ウィーデ

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一語の宇宙(10) | curvy(ボッキュボン)

一語の宇宙(10) | curvy(ボッキュボン)

「curvy」(カーヴィ)とは、curve(カーヴ、曲線)の形容詞で、「曲がりくねった」という意味。
とくに、女性に対して使うと「曲線美の~、ボッキュボン」(谷間とクビレがある)という意味合いになる。

 長い単語ではないし、わりと良く聞く表現なので覚えておくといいかもしれない。

 とかいっても、私のようにもっぱら日本国内で、主に書籍から英語を学んでいると、「curvy」という単語にはあまり出会

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一語の宇宙(9) | 夏至 | summer solstice

一語の宇宙(9) | 夏至 | summer solstice

今年は6月21日(金)が夏至。

「summer solstice 」とは「夏至」のこと。
「winter solstice」と言えば「冬至」のこと。
だから、「solstice」に対応する日本語は「至」(し)。

「至」とは、太陽が赤道から北、または南にもっとも離れた時のことを意味する。

「sol」(太陽)と動詞「sistere」(静止する)を語源にしている。

私はたまに、「equinox」

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一語の宇宙(8) | girl

一語の宇宙(8) | girl

 簡単な単語ほどイロイロな意味を帯びることが多い。
 たとえば「girl」という言葉。ふつう「女の子」と訳される。

 いくつかの辞書で「girl」という単語をひいてみると、だいたい次のような語釈がついている。

①子どもから大人になるまでの女性。
→これは日本語の「女の子」とほぼ同じだろう。

②独身の女性。

③オフィスで働く女性。

④(知り合いなどの)娘。

⑤(男性から見た)女性の恋人。

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一語の宇宙(7) | work

一語の宇宙(7) | work

workという単語は、名詞として用いられる時と、動詞として使われる時がある。

名詞としてのwork

まずは、名詞としてのworkから。

辞書には、たくさんの語義が並ぶが、「仕事」という意味と「作品」という意味を覚えておけば、英語の試験ではOKだ。

「仕事」という意味では「不可算名詞」(数えられない名詞、複数形がない)、「作品」という意味では「可算名詞」(数えられる名詞)。

可算名詞と不可

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一語の宇宙(6) | that

一語の宇宙(6) | that

(問題)
次の英文を日本語に訳しなさい。
(制限時間30秒)

I think that that that that man used was wrong. 

(ヒント)

「that」が4つ並んでいるが、

1番最初の「that」は、 I think that 主語+動詞の「~だと思う」という節(せつ)を作るthat。

2番目の「that」は、「that」という言葉そのもの。

3番目の「

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一語の宇宙(4) | thrice

一語の宇宙(4) | thrice

 英語で「1回、2回、3回」と表現するとき、1回は「once」、2回は「twice」、3回以上は「three times」のように「数字 + ~times」のように表現することを学校で学ぶ。
 しかし、「3回」を意味する単語もある。「thrice」[スライス]は、3回を意味する単語。

 一般的には「thrice」は、「あまり使わない古語」だと言われているが、使用されることもある。

 「1回」「

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一語の宇宙(2) | sibling

一語の宇宙(2) | sibling

 中学生の頃、「英語には日本語の『兄弟(きょうだい)』にあたる単語はありません」と教わった。

 今では、ジェンダーに関する意識が高まったこともあり、兄弟ではなく「きょうだい」と表記されることもあるが、一般的に「兄弟はいらっしゃいますか?」と聞かれれば、「姉がいます」「妹がいます」と答える場合もある。

 日本語の「きょうだい」は、(広義では)男の兄弟だけでなく、姉妹、兄妹、姉弟なども含まれる。

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一語の宇宙(1) | term

一語の宇宙(1) | term

 ちょっと気分転換してみたくて、新しいマガジンを作ってみました。
 シリーズ化するかは未定ですが、1記事1単語を取り上げていくつもりです。
 今回は「term」という単語について、思い付くことを書きます。
#一語の宇宙
#term

term[ターム]という単語を辞書で調べると様々な意味が載っています。

「言葉」「期間」「時間」「間柄」など、たくさん訳語があります。
termという言葉に対応

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書評 | 英作文ナビ

書評 | 英作文ナビ

 大学受験はもう関係ないし、英検1級にも合格してから時間が経つから、英語の問題集や参考書に目を通すことがほとんどなくなった。グダグダと洋書を読んだり、TEDを聞いたり、『地球ドラマチック』を副音声で聞いたりしている。だから、英語を勉強しているという意識はあまりない。
#TED
#地球ドラマチック

 ただ、そのような「読む」「聞く」だけだと「受け身」というか、情報を受信するというインプットばか

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