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みんなで政治を考える

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沈みゆく日本を救うのは、誰でもない。 「みんなの意見は案外正しい」 そうです。私たち自身で救うのです。
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3人目の神戸市副市長のmustとwantは?

3人目の神戸市副市長のmustとwantは?

3人目の神戸市 副市長に選ばれた神戸大名誉教授の黒田さん。
日本森林学会長など歴任し、「SDGs」で市役所改革を推進すると言う。

この方は素晴らしい方だと思いますが、人事戦略的観点で言うと
僕なら副市長人事を次のように考えます。

市長1人、副市長3人中、この人事で元官僚2人、元市職員2人になります。

人的スペックとしては、やはり民間経営感覚のある人材が一人欲しい。
東京都はDXを推進するため

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神戸マラソン 遅いランナーからの3つの提案

神戸マラソン 遅いランナーからの3つの提案

11月19日、なんとか制限時間ギリギリの6時間37分(ネットタイム6時間24分)で、初マラソン完走しました。

ここに至るプロセスも楽しめたし、
何より走る習慣と足腰の強化が野球に良い影響があったことを嬉しく思っています。

全体感としては大満足なのですが、
さらに良い大会にするための提案を「遅いランナーの立場」から
まとめておきたいと思います。

ひとつめは、関門時間と看板。
ラン ネットの口コ

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兵庫県庁跡地の緑地化に反対します!

兵庫県庁跡地の緑地化に反対します!

兵庫県は2023年9月12日、耐震強度が不足している県庁1、2号館の解体や移転先となる周辺施設の改修に向け、設計費など2億5100万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を発表した。
解体工事は2026年度に着工し、跡地は29年度中に緑地化を終える予定で、県は一連の事業費として7年間で130億円程度を見込んでいるという。

最終的な事業費約130億円のうち、解体費は概算で67億1千万円。他に緑地化整備に

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安藤忠雄さん建築の「こども本の森」図書館

安藤忠雄さん建築の「こども本の森」図書館

建築家・安藤忠雄さんの寄附で神戸市役所に隣接する東遊園地に建設された「こどものための図書館」。

コンセプトは素晴らしいし、大人の僕が見てもカッコいい。
だけど、子どもにとって良い図書館なのだろうかと疑問に思った。

天井まで展示されている図書は見栄えが良いが、危ないから取るなと書いてある。
入場は入れ替え制で1日4回、一回120人。平日は学校があるから入場者は少ない。
整然と置かれた空間は友達と

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民間編3作、議員編1作の続くシリーズ第4弾発売!

民間編3作、議員編1作の続くシリーズ第4弾発売!

目次

はじめに  かもめ地域創生研究所理事  
      株式会社CAP 代表取締役    樫野孝人

第1話   地域の地域による地域のための観光を
~稼げる観光地域づくりを目指して~
鈴木 宏一郎 

第2話   民間事業による地域活性化と官民協業によるまちづくり
〜地域活性化をテーマに創業した会社の23年間の蓄積〜
石井 丈晴

第3話   ライフワークをプレゼントされた富山県での協働

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27人立候補し、24人の当選

27人立候補し、24人の当選

元リクルート出身で組織している「かもめ地域創生研究所」。
今回の統一地方選挙の結果は、27人立候補し24人の当選という結果になりました。

公明党の勝率99%には及びませんが、かなりの当選確率だと思います。

リクルートで鍛えられたプレゼン力やコミュ力に加え、地味でしんどい選挙活動を綿密に計画し、最後までやり切る力がこの確率を生み出していると思います。

そういう意味で、リクルート出身は選挙に強い

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古い本の廃棄と電子図書

古い本の廃棄と電子図書

読売新聞の調査によると、公立小中学校の学校図書館について、
古くなった本の廃棄を学校に勧めていない自治体が約25%もあるという。
利用価値のない本の廃棄が進まない一因に、国が定める蔵書数を下回ることへの抵抗感らしい。

一方で、栃木県足利市のように、学校電子図書館を開設し、生徒の1台ずつ配備されるタブレットや家庭のパソコンやスマホでもIDとパスワードで利用できる自治体もある。

各自治体がそれぞれ

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政治改革はどこから始まる⑤地方創生に必要なのは自立する地方議員と地域政党だ~暴言市長も立ち上げ表明〜

政治改革はどこから始まる⑤地方創生に必要なのは自立する地方議員と地域政党だ~暴言市長も立ち上げ表明〜

「なんもしてないやろ、7年間。立ち退きさせてこい、お前らで。今日、火をつけてこい。今日、火をつけて捕まってこい。燃やしてしまえ」
 
2019年、明石市の泉房穂市長は、道路工事を進められなかった市職員にこんな暴言を吐いた責任を取って辞職した。しかし、同市は9年連続で人口が増え、税収も増加。高校3年生までの子どもの医療費や保育料を無料化するなど、子育て世代への手厚い政策が市民に評価されて、出直し選挙

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政治改革はどこから始まる④変革は、小さいところ、弱いところ、遠いところから~カギを握る改革派首長〜

政治改革はどこから始まる④変革は、小さいところ、弱いところ、遠いところから~カギを握る改革派首長〜

首相に「大きな改革」を望むのは酷

私たちの社会にネットが急速に浸透するなか、政治においてどんなチャンス、そしてリスクがあるかについて、前回、前々回と考えてきたが、今回はそれを踏まえて、日本の現状、生き残るための切り口について考えてみたい。

この第1回でも書いたが、日本全体をすぐに変えようとしても、それはかなり難しい。巨艦がすぐに方向転換できなかったり、大企業の主力事業を改革するのが難しかったり

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政治改革はどこから始まる③あまりに危うい日本のDX事情と政治の役割

政治改革はどこから始まる③あまりに危うい日本のDX事情と政治の役割

地方自治体のDX施策の現状

前回(「SNS社会が変える!? カネのかかる選挙と議員に必要なスペック」)はネットの普及が政治に与える「プラス」面について書いたが、今回は今後、政治が取り組まなければならない、ネットの進展に伴う「リスク」について述べたい。

ここ数年、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が注目されている。言うまでもなくDXとは、ペーパーレスや業務のデジタル化といった“周回遅れ”

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政治改革はどこから始まる②SNS社会が変える!? カネのかかる選挙と議員に必要なスペック

政治改革はどこから始まる②SNS社会が変える!? カネのかかる選挙と議員に必要なスペック

SNSを駆使、善戦した神戸市長選

2009年、私が初めて神戸市長選挙に立候補した時、Twitterは「ブームの兆し」が見え始め、情報感度が高い人のツールだった。

自公民相乗り・現職3期目の市長と戦うために、IT企業の経営をしていた私は、急拡大するスマホとTwitterを駆使し、準備期間3カ月で15万6178票を獲得、現職候補の16万4030票まで7852票差まで肉薄したが惜敗した。

2013

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政治改革はここから始まる①「新興vs既存」政党の興亡の30年から見えるもの

政治改革はここから始まる①「新興vs既存」政党の興亡の30年から見えるもの

イエール大学助教授の成田悠輔さんは、著書『22世紀の民主主義』(SB新書)の中で、「将来的には政治家はソフトウェアやアルゴリズムに置き換えられ、自動化されていくだろう。言い換えれば、政治家はネコやゴキブリで代用できるようになる」と書いている。

いま売れっ子の論客、その内容には説得力があるが、私はまだ足掻(あが)いてみたい。「人」だからできる改革がきっとある。選挙や政治が本当に必要だと感じる国に日

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令和は「教育」から「見励支」へ

令和は「教育」から「見励支」へ

ここ4年ほど大学教育の現場で仕事をしてみて思うことがある。
我々世代が先生や先輩に教えてもらった時代と令和の時代では、社会や環境が大きく変わってきている点だ。

昭和から平成7年の1995年あたりまではそれまでの延長線上の社会が続き、
かつての成功法則がそれなりに機能していたのも事実だ。
しかし、ウィンドウズ95発売以降のネット社会は、産業革命的に社会のありようが変化し、その真っ只中で育ってきたデ

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1万人規模のアリーナが遂に実現

1万人規模のアリーナが遂に実現

2017年の議員時代に神戸志民党として政策提案した
1万人規模のアリーナが遂に実現するようです。
(私の提案は場所が違いましたが)

かねてより提案していたバスケのストークスも来るし、
コンサートも増えるので嬉しいのですが、
関係者の方に忘れずに考えてほしいことがあります。
それは、今は亡き「太陽と虎」の松原さんから教えてもらった話です。
神戸のミュージシャンがライブハウスで順調に育っても
ホップ

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