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母にならなかったわたしが、母と暮らして。母という生き物の発する言葉って、今さらずるいっていうか。note70何日目とか?

noteにうつつぬかしている間に、もう夏の真ん中やんって。

着々と歳を重ねております。

歳って重ねるものなの? あのミルフィーユみたく。

今どこら辺? ミルフィーユのどこらへん?

ちょっとスイーツでごまかしているけれど。

わたしは、ある時期を除いては、(男の人がらみでややこしくなって、その人と別れるまで)母とふたりで歳を重ねている。

母との時間。

それをあえて、女子なりたての人のようにミルフィーユに例えてみると。

あの層を織りなしているいちばん下の方に、まだいるような気がしてる。

母とふたりぼっちな訳は、ま、もろもろかいつまんでここら辺に書いてありますので、よろしければ、お目を通していただけたらめっちゃうれしいです! ⇩こちらです。

そんなこんな、すったもんだありまして。

今はふたりなんですが。なんていうんでしょ、小さい頃からママだいすき!

みたいな関係はゆるされざること。ってな感じだったので。

この人にぜったい嫌われてる、嫌われてるわ。だって語尾に愛情ないやん。

って感じていて。こどもってそういうところ敏感やん?

ラクダのコブの中に何が貯えらえているか?

とかっていうのを学校で習って、それをなんでかママは知らんやろうその秘密って思ったわたしは、いちはやく、教えてあげなきゃって感じで。

ランドセルカタカタ言わせて、すっとんで帰りましたがな。

ただいま! ラクダのコブのひみつってママ知ってる?

って問いかけた束の間、

それ、知ってる。
脂肪でしょ。栄養を蓄えてるのよ、あのコブは。
それよりもスカートに土がついてるじゃない。
転んだの? もう早く着替えて、手を洗いなさいよ。

って。え? ぽっかーんって感じ。もっとなんていうのノリツッコみまではなくても、ノッてほしかった。

もひとつ、いいですか?

ちょっとこっぱずかしいけれど。

いろいろなものに色があるのに、風にはないのかな? ママ、風は何色?

って、不用意にたずねたら。彼女はのたもうたよ。

風に色? そんなもんはない。
無色よ。だいたい、ママはそういうこと考えたこともないわ!

って、ちょっといま、この人にはじかれたよね? って感じで、
ま、
ちいさい胸が傷つきましたわ。

勉強がおそろしくできなかったわたしは、先生に呼び出しをくらう回数がかなりあって。それが面倒くさかった母は。

それ言うたらアカンでしょ、わがの子供に! って感じのこと。ここでは書けないけれど、あんたは●●●やってそれを言われて。

ママが子供の頃は勉強できていたのに、じぶんの子供が勉強できないことで呼び出されるのって、おかしいと思わないの? 
割が合わないって逆に論破された始末で。
担任の先生にじぶんで説得してきなさいとかいう羽目にあってしまい。

その後の呼び出し経由の面談は、母抜き、手間抜き、ワサビ抜きみたいな感じで、わたしと担任の東山先生ふたりで決行されることに。

いまも、時折。思い出すします、その●●●

暗黒ワードが。

で、ふたりで住んでいるといろいろあるやんか。

ま、いろいろあるよね。

何年も前に、母は一切父とは喋らんっていうストを貫いて、今に至っているのだけれど。

その時、ついでのように。

今、ママが若かったら、絶対結婚とかしなかったわ。子供いらなかった。

って。

それ、絶縁宣告やん。

そん時、もうこの人と一緒にいる意味とかあるの? って思ったけれど、ま、この人もいろいろあったしねって思いつつ。

こらえてなんぼでこらえました。

それが。ところがどっこい。

ここ最近の母、テレビ画面のあれやこれやにたてついたりはするんだけど。

なんも、基本的に変わっていないんだけど。

わたしが幼かった頃の話をよくするようになっていて。

朝、父が出かけてから、朝食のパンをわたしがゆっくり食べている時に、すこし肩をあげて、はずかしそうに、おいしい😊って言っていたとか。

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大きな黒い雲がでてきたら、雨が降ってくるから、砂場のおもちゃを片付けてから、家に入りなさいねって言ったら、

遊ぶことよりも、空の雲ばかりをみあげては、ちいさなもくっとしたものが出てきただけで、
みんなに貸していた自分のおもちゃまで撤収して、みんながあっけにとられていたとか。

これって同じ母か? あのママか? とも思う。

それを言われるとさ、あの暗黒ワード●●●が遠くで、その輪郭を失うのが
みえる気がする。

一度だけ、わたしのこと●●●って言ったんだよって、直談判したことがあった。

どこかであれはNGワードだと思うってことを知らしめたくて、どっかリベンジっぽく言ったのだと思う、わたしも。

そしたらさ。誰がそんな酷いこと言ったの? 誰が? って。忘れてやがる。

だいたいそうだよね。親って言ったことわすれていらしゃる生き物だから。

まぁ、こっちも忘れてるだけで、あっちもそれを忘れているだけで、

なんかヒドイこと言ったかもしれないし。

そういう時のちいさかった頃のじぶんが、大きくなりすぎて今になっているんだけど。

こどものころに拾った種をてのひらで、息をふきかけたり、ぎゅっと握ったり。あたためながら、おとなになってまだそれを手放せなくていろいろと、
孤軍奮闘しているこの頃だけれど。

ちいさいわたしを育ててくれていた母のことを、ひとりの若い女の人が、
必死だったんだって。
またちがう視線で見ると、
わたしのなかの闇のような時間だったっていう思いが、不思議と輪郭がぼやけてくる。

この間見た、ハードな犯罪捜査官が活躍するドラマの中でМ・トゥエインの言葉が引用されていた。


<許しとは踏み潰されたスミレが踵へと放つ香りである>

これを聞いた時、ぞわぞわしたけど。

それって母に踏まれてるじぶんを思ってのことだったけれど。

ま、反転すると。わたしが踏んだ母のことでもあるんだなって思ったら、

ま、おあいこやんって気持ちにもなってきて。

そのドラマって。ちなみにこれです。⇩

こういうことって、noteじゃないと、書けなかったなって。

父と弟を書くのと違って。近づきすぎた人ゆえに書かれへんかったんやなって。

こんなに長いひとりごと。お付き合いいただきありがとうございました!

リトマスの 色がどっちに ころんだとしても 
いつの日か おとなになって しまうんだって


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