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私のいろんな考察

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私の考察をまとめた作品集です
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#世界

キロンとカオス

キロンとカオス

キロンが土星領域と天王星領域を通過する、変化変容をもたらすポイントであることは、占星術的にある程度共通認識の事だと思います。(※それについて詳しくは別の考察(キロンの活用法)を読んでください。)しかし、何故キロンは強固な土星を打ち破る事ができるのか?という事についての考察です。

その解釈には現在の人類学から考えられている神の概念についての研究が、視界をクリアにしてくれます。例えば、中沢新一という

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日本というプレパラート

日本というプレパラート

ちょっとした考察

人の精神構造は中沢新一さんの著書によると
1.はじめに発生
2.次に増殖
3.最後に統合と次なる発生がある

それは神話的な意味において
1に原始宗教
2に多神教
3に絶対的神による宗教

という形で現れていることから中沢氏は3層構造と言っており。
そして、この3を1として次なる多神教を
繰り返すと考察されています。

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唯一神の名が呼べないわけ

唯一神の名が呼べないわけ

今回は唯一神型の宗教において
神の名前を人が呼ぶことができない事について
簡単にまとめます

まず大前提として人(唯一神の世界感では)は
言語体系でモノをとらえます。

何かを考えることに人は言語を使用します。
仮に考える何かに対し直接言語を使用しなくとも
概念的にそれを思考する場(トポス)を必要とするので
その場を作るためにも言語を使用しています。

ですので人は言語から逃れて思考できません。

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多次元の話 その4(解脱)

多次元の話 その4(解脱)

「その3」で「次元上昇は特別な事ではない」
とお話しましたが、しかしこの積み重ねによって
自分の周りにある轍を"全て"きれいにした状態を
ブッダの悟りや「解脱」と認識している方も
多いと思います。

しかし、そうなると「解脱」というのは途方もない
時間と修行の果てにすべての感覚を得た称号のような
ものなのでしょうか?

私はそうでないと考えています。
十牛図にも描かれているように、解脱は、その後に

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「私の火星と共にある土星」

「私の火星と共にある土星」

今回は、水見式です。

近頃思うのですが、この「○見式」を始めるまでは、
何かが「見える」まで結構時間がかかると思って
いたのですが、こんなもんかと思ってしまえば
一瞬で見える、という事が分かってきました。

私の場合、その見えているものが何であれ、
記録して考察したいだけなので、それが
変成意識なのかどうかとかの詳しい判断は
他の人に任せます。

さて、そんな訳で、今回はこんな土星型の形が
見え

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私達は同じ時間を共有する友である

私達は同じ時間を共有する友である

「この分散方向の世界の中で、私達は同じ時間を共有する友である」

理論物理学者のカルロ・ロヴェッリさんの著書
「時間は存在しない」の中間部から後半部の
内容を読んで考察した文です。

まず、著書の前半の話であり、現在の物理学の世界での常識として、
”時間”はその場にかかっている重力や速度によって”変化”することが
実験的に計測されています。

映画「インターステラー」の中で、在る星に下りている数分

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一元論と二元論と非二元論の数式的表記

一元論と二元論と非二元論の数式的表記

前回の一元論と非二元論の話の続きです

いきなりですが、前回の一元論と非二元論説明を
読んで一元論の「一」と非二元論の「非二」って何?
って疑問を持ったのではないかと思います

なんたって最後に
『「一つの有る以外何もない」とする一元論と
 「何もないを中心にして全てが有る」とする非二元論 』

というまとめになっていましたから
一元論の方は、名探偵コナンの「真実は一つ」的なイメージで
理解できる

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