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記事一覧

左派おじさん・右派おじさん

左派おじさん・右派おじさん

いや、最初にお断りをしておきますが、これは政治的なイデオロギーの話ではありませんからね。左派と右派を理解することでおじさんが理解出来ると思ったのです。しかも、本質的な左派と右派ではなくて、いわゆる日本の左翼リベラルと保守のことを、左派と右派と呼ぶという前提です。

私が理解している左翼リベラルの人の考えはザックリ言うと「日本人としていまの日本が恥ずかしい」なんだと思います。超ザックリですけどね。逆

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Vol.2 ニキビだらけだった私の肌がきれいになったわけ

Vol.2 ニキビだらけだった私の肌がきれいになったわけ

こんにちは。
東京都神田須田町で「Bar and ONIGIRI うつせみ」という心と体に優しいお酒とおにぎりのお店の店主をやっています。
なかやまりさです。

今日は、タイトルの通り、ニキビだらけだった私の肌がきれいになったワケについて書いていきたいと思います。

私はもともと肌荒れしにくいタイプで、特にスキンケアなどしていたわけでもなく、高校生くらいになるまで、ニキビができたことがありませんで

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「うなだれ反省」を求めて何になる?

取り返しのつく失敗は落ち込みすぎず、笑ってテヘペロくらいの明るい気持ちで対そう、と提案したらバズったが「そんな態度だとものすごく怒られる」と複数の声。
いる。失敗したら、猿回しの「反省」みたいに、うなだれ、落ち込んで見せないと「反省してない!」と怒る人。

けれど、取り返しのつく失敗なのに強い「うなだれ反省」を求める人は、失敗を繰り返させないことよりも「自分に屈服してる」姿を見たいだけなんじゃない

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次に書く本と、鳥の子育て。

次に書く本と、鳥の子育て。

「最近、鳥の子育て動画ばかり見ている」という投稿をしているのですが、反応が極めて薄いのが残念です。皆さんちゃんと見たことがあるのだろうか、と涙ぐむ思いです。親鳥が与える餌である虫や小さなトカゲなどの見た目に拒否反応があるのかもしれませんが、それは私たちが日々食べている肉や魚も同じことです。

まず、巣の中の雛鳥はまだ目が見えていません。親が戻ってきた気配を感じて大きな口を開けてピーピー騒ぐのですが

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自作の虚構から抜け出したいと思ってる私から、同じくそう思ってるどなたかへ

自作の虚構から抜け出したいと思ってる私から、同じくそう思ってるどなたかへ

興味を持って取り組んだらなんとなくできちゃうことがある。そういう経験が連続してしまうと、ある程度できてしまう自分という認識に陥る。

初めてポスターや企画書の類を作る時もデザインどこで勉強したの?と言われるくらいには仕上がったり、企画一つにしても面白く効果的なものができてしまったり。はじめに想像したような努力をした覚えがなく、面白いなと思っている間に、平均点を超えてしまったりすると、積み上げた時間

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小さな自分の解放

小さな自分の解放

「ごめん、月曜日には帰れないや」

1月最初の3連休を迎える前、一緒に住むパートナーの彼にそう連絡した。実家に滞在する日数が1週間増えたことが決まった瞬間だった。

お正月休みも終わり頃、連日の報道にどんな言葉で被災地に心を寄せたらいいのか悩んでいた。例年なら嬉々として口にしていた「あけましておめでとう」の言葉が喉奥のあたりで停滞してしまう日々、遠くの土地に手を合わせて祈りを捧げる。しかし、ニュー

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生きるに直結する時間が必要だった/水晶体に映る記憶

生きるに直結する時間が必要だった/水晶体に映る記憶

「生きることに直結する仕事が、足りて無いんじゃない?」

頭にずっとあった霧は、誰かの言葉によって晴れることがある。

街の中での書店の役割。購買と投票の同一性

街の中での書店の役割。購買と投票の同一性

私が書店を始めて2年半になる。

神奈川県大和市に「冒険研究所書店」をオープンさせたのが、2021年5月のことだ。

「冒険家がなぜ書店を?」
とは、この2年半で何度聞かれたか分からない。ので、だったらその回答をまとめておこう、と思って書いたのが「書店と冒険」というZINEである。

全くの書店未経験から、さまざまな要因の糸が絡み合ったその結束点で「書店」というものが私の中に立ち上がってきた。

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無くてもいいものと、家族の定義/水晶体に映る記憶

無くてもいいものと、家族の定義/水晶体に映る記憶

文章を書くために。

机の上を整える動機は、大体そんな理由から。

床や壁で暴れ回るプリント用紙。巨塔を作るための材料にしてしまったデザイン本。いつこの世に生まれたのか覚えていない大量の消しカス。

長いこと机に置き去りにしてた物たちに、長旅させてごめんねを言って、元あった場所にお送りする。

自分の心地よい清潔レベルを保ちたいのに、手入れが全く追いつかなくて、縄張りを荒らされた猫のように唸りそう

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「なぜ書くのか」についての備忘録

「なぜ書くのか」についての備忘録

もともと、自分のことは「書くタイプ」ではないよなあ、と思っていた。

私が「書くタイプ」と聞いて思い浮かべるのは、小学生の頃に作文コンクールで賞を取りまくっていたような、まるで書くために生まれてきたかのように天性的天才的文才を持つ人だとか、映画や音楽のレビューを書かせたらピカイチで、ある特定の分野においては誰にも負けないような熱い情熱を持っている人だとか、世の中に対して何かれっきとした課題意識があ

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ゆるやかな100点満点

ゆるやかな100点満点

うぐっ。

朝起きた途端、思わずそんな声が出た。筋肉痛が、ひとつひとつの動作に連動して、全身に重低音を鳴らすようだった。

その聞こえない1音1音に応えるように、私も「うぐっ、うゔっ」という、言葉にならない声を発していると、後から起きてきた彼の、くすくす笑う声が聞こえてきた。

半年前から、2週間に1度(ほぼこの理想通りには行っていないが)、ヨガとピラティスのレッスンに行っている。彼のお母さんに誘

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悪路だって、マウンテンバイクで走り抜けて、いつか気球に乗りたい/水晶体に映る記憶

悪路だって、マウンテンバイクで走り抜けて、いつか気球に乗りたい/水晶体に映る記憶

日々が静かで、平凡で、
幸せで、ゆったりすぎると、
不安になってしまうことがある。

私が何をしていても、何もしなくても、ちゃんと時間は進んでいくし、
社会は滞りなく回っていくんだよ〜〜ということを突きつけられている感じ。

脳みそだけでも遠くに行きたくて、
スマホを見る。

そうすると、容易に誰かと比較ができる情報で溢れており
美容、貯金、ダイエットの記事が大体バズっていて、
コメント欄の流れは

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