満月たまご

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記事一覧

王様は裸じゃないかと言おう ~エビデンスを見つける前から現象はそこにあるのだから ~

麦飯男爵VS天才文豪医学者脚気予防のヒントは「貧乏人ほど米ばかり食う」という発見から 有名な「脚気」の治療の話をする。 全陸軍の疾病統計調査は明治8年から始まるが…

満月たまご
2週間前
318

WHOへ反旗をひるがえせ! ~パンデミックは作られ、我々は喜んで自由を差し出す~

2024年4月13日、池袋に2万人近い人たちが集まった。時事通信によると「新型コロナウイルス感染症対応の教訓を踏まえて世界保健機関(WHO)が5月の総会での採択を目指す、…

満月たまご
3週間前
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死亡診断書が作り出す幻覚 ~「コロナによる死亡」と統計の正確性について

「コロナ陽性死」と「死因:新型コロナ」 都道府県による報告(厚労省事務連絡による計上方法) 2020年、恐怖の感染症として日本に渡ってきた新型コロナ。ではその感染症…

満月たまご
4か月前
34

コロナパンデミックで儲けたのは誰?~予測できる災害だったのか、仕掛けられた災害だったのか~

パンデミック期間中にめちゃくちゃ儲かった人々私たちはもうコロナウイルス感染症それ自体が人類にとってさほど脅威ではなかったことを知っている。でも他の大勢の人たちは…

満月たまご
9か月前
16

「わからない世界」への架け橋~そして感情が世界を動かしているという認識について~

先日、遠方からたまたま私の地元に旅行に来てらしたとある研究者の方と食事をした。 思えばこのコロナ禍のおかげで、いろんな「知識のある方々」と交流をもつ機会をいただ…

満月たまご
9か月前
15

それは国防の問題なのだ~mRNAワクチンDNA大量混入疑惑について私が懸念することについて~

どの学者を信じるかという問題ではない上記はおなじみ「こびなび」のサイト。mRNAワクチンの中身を語ってくださっている。この説明ではこのワクチンにDNAが入っているなん…

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ジャコウアゲハの毒を紡ぐ~コロナ騒ぎの敗戦から~

負けっぱなしの情報戦2023年5月8日。新型コロナは5類感染症になる。 私は2020年の4月から「新型コロナを指定感染症から外せ」「せめてインフルエンザと同じ5類に分類しろ…

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日本におけるパンデミック時の子どもの感染対策からの教訓(日本語訳)

以前「日本におけるパンデミック時の子どもの健康政策からの教訓」の論文紹介部分を訳してみた」でご紹介した元の論文を友人たちが日本語に訳してくれました。 Lessons fr…

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賢者の無知の知

日本人は謙虚だ。それは美徳であり保身だと思う。 その保身はやがて思考停止につながるのだと気づくのに3年かかった。 いや、半世紀生きてきて気が付かなかったのだから53…

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2020年、WHOがマスクを推奨した理由~それはワクチンへと繋がっていく(後編)

2020年にWHOがマスク有効説をゴリ押しした前編に続き、今回は後編を綴っていきたいと思います。 そしてワクチンが完成した2020年11月、世界中が待ちに待った(そして異常…

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2020年、WHOがマスクを推奨した理由~それはワクチンへと繋がっていく(前編)

「ファクターX」論争覚えていますか、2020年。確かにアジア人は最初からマスクが好きで、欧米人はマスクに懐疑的でした。でもこの日本でも2020年はまだマスクに関してそれ…

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最初の最初から間違っていた新型コロナ対策の話

私はよく2020年春から各国政府のやってる新型コロナ対策に異を唱えていた話をするけど、それは「私は最初から気づいていた」自慢をするためじゃなくてね。 「各国政府も最…

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ちゃんと考えれば変だってわかる話その2(マスク論文2)

脱マスクの声が日に日に高まり、政府としてもなんとか5月のサミットまでに諸外国にならってノーマスク社会に持っていきたいようなのですけれど、今までマスクを強要してき…

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ちゃんと考えれば変だってわかる話その1(マスク論文1)

テレビやネットや、なんならSNSで「マスクは有効だと科学的に証明された!」っていうニュースあるでしょ。お医者様方が持ち上げるやつ。なんなら厚労省やら公的機関がリン…

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「日本におけるパンデミック時の子どもの健康政策からの教訓」の論文紹介部分を訳してみた。

この3年間のコロナ騒ぎで、大人が子どもに押し付けてきた「ステイホーム」「黙食」「マスク着用」についての弊害(というかバカバカしさ)について存分に解説してくれてい…

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無知ではあるが蒙昧ではない我々が起こすべき革命

信じるだけの日々からの脱出 私は無学だ。そして無教養だ。粛々と今を生き、自分と家族と、できれば世界の多くの人たちの幸せを望んでいる。 そんな私を中世ヨーロッパの…

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王様は裸じゃないかと言おう ~エビデンスを見つける前から現象はそこにあるのだから ~

王様は裸じゃないかと言おう ~エビデンスを見つける前から現象はそこにあるのだから ~

麦飯男爵VS天才文豪医学者脚気予防のヒントは「貧乏人ほど米ばかり食う」という発見から

有名な「脚気」の治療の話をする。
全陸軍の疾病統計調査は明治8年から始まるが、明治9年には兵員千人に対し脚気新患者108人、17年には263人、つまり4人に1人がこの病気にかかっている。そして致死率は約2~6%だったとのことだ。イギリスで医学を学んだ高木兼寛は海軍医務局副長就任以来、本格的に海軍の脚気対策に取り

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WHOへ反旗をひるがえせ! ~パンデミックは作られ、我々は喜んで自由を差し出す~

WHOへ反旗をひるがえせ! ~パンデミックは作られ、我々は喜んで自由を差し出す~

2024年4月13日、池袋に2万人近い人たちが集まった。時事通信によると「新型コロナウイルス感染症対応の教訓を踏まえて世界保健機関(WHO)が5月の総会での採択を目指す、権限強化などに向けた「パンデミック条約」に反対する市民」たちだ。

参加者は「ワクチン反対」「憲法改正反対」など、いろんな思いで集まっていたと思うが、基本はWHOによる国際保健規則改訂と、パンデミック条約に反対するというのがメイン

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死亡診断書が作り出す幻覚 ~「コロナによる死亡」と統計の正確性について

死亡診断書が作り出す幻覚 ~「コロナによる死亡」と統計の正確性について

「コロナ陽性死」と「死因:新型コロナ」

都道府県による報告(厚労省事務連絡による計上方法)

2020年、恐怖の感染症として日本に渡ってきた新型コロナ。ではその感染症で日本ではどれだけの人間が死に至ったのだろうか。思い出すのもおぞましいが、テレビで毎日感染者数と死亡者数が発表されていた。それはまるでその怯えろ怯えろと、民衆に呪いを放つようだった。その死者数はことあるごとに累積で発表され、メディア

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コロナパンデミックで儲けたのは誰?~予測できる災害だったのか、仕掛けられた災害だったのか~

コロナパンデミックで儲けたのは誰?~予測できる災害だったのか、仕掛けられた災害だったのか~

パンデミック期間中にめちゃくちゃ儲かった人々私たちはもうコロナウイルス感染症それ自体が人類にとってさほど脅威ではなかったことを知っている。でも他の大勢の人たちは製薬会社や医学者や研究者に騙されて、彼らに大儲けさせてしまった。その一面はある。彼らはずっと前からmRNAやDNA製剤を売りたがっていたし、医者は緊急の補助金でぼろ儲け。そこは間違いない。

さて、彼らがパンデミックを仕組み、政治家と資本家

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「わからない世界」への架け橋~そして感情が世界を動かしているという認識について~

「わからない世界」への架け橋~そして感情が世界を動かしているという認識について~

先日、遠方からたまたま私の地元に旅行に来てらしたとある研究者の方と食事をした。
思えばこのコロナ禍のおかげで、いろんな「知識のある方々」と交流をもつ機会をいただいて、知らない世界のことを教えていただいて本当にありがたく思っている。

医学、薬学、ウイルス学、免疫学、数学、工学、法学、その他いろんな世界で活躍する方々とお話させていただいて思うのは、それぞれ専門分野では、それぞれの「常識」や「価値観」

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それは国防の問題なのだ~mRNAワクチンDNA大量混入疑惑について私が懸念することについて~

それは国防の問題なのだ~mRNAワクチンDNA大量混入疑惑について私が懸念することについて~

どの学者を信じるかという問題ではない上記はおなじみ「こびなび」のサイト。mRNAワクチンの中身を語ってくださっている。この説明ではこのワクチンにDNAが入っているなんて思わないだろう。しかし医療業界では「mRNAワクチンにDNAの残骸が含まれている」のは常識だそうだ。mRNAを製造するにあたりDNAが必要で、mRNAを作ったあとに使ったDNAを細かく切り刻んでしまうから問題ないらしい。常識だそうだ

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ジャコウアゲハの毒を紡ぐ~コロナ騒ぎの敗戦から~

ジャコウアゲハの毒を紡ぐ~コロナ騒ぎの敗戦から~

負けっぱなしの情報戦2023年5月8日。新型コロナは5類感染症になる。
私は2020年の4月から「新型コロナを指定感染症から外せ」「せめてインフルエンザと同じ5類に分類しろ」と言ってきた。呑気だった私は2021年1月には指定から外れるんじゃないかなんて思っていたくらいだ。

2021年に「新型インフルエンザ等感染症」に分類されたときは「正気か?」と思ったが、それからしばらくは「5類に」と言い続けて

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日本におけるパンデミック時の子どもの感染対策からの教訓(日本語訳)

日本におけるパンデミック時の子どもの感染対策からの教訓(日本語訳)

以前「日本におけるパンデミック時の子どもの健康政策からの教訓」の論文紹介部分を訳してみた」でご紹介した元の論文を友人たちが日本語に訳してくれました。

Lessons from the health policies for children during the pandemic in Japan

政府がマスクや感染対策の終了を促す中、それでもマスクや黙食に反対する声も根強い現状です。

卒業

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賢者の無知の知

賢者の無知の知

日本人は謙虚だ。それは美徳であり保身だと思う。
その保身はやがて思考停止につながるのだと気づくのに3年かかった。
いや、半世紀生きてきて気が付かなかったのだから53年かかったのだ。

「おかしくないですか?」2020年2月。娘が発熱した。39度の熱が数日続き咳が止まらなかった。新型コロナが話題になっていたが日本には外国人観光客も大勢いた。ライブハウスに行った日本人が数人陽性になってクラスターと呼ば

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2020年、WHOがマスクを推奨した理由~それはワクチンへと繋がっていく(後編)

2020年、WHOがマスクを推奨した理由~それはワクチンへと繋がっていく(後編)

2020年にWHOがマスク有効説をゴリ押しした前編に続き、今回は後編を綴っていきたいと思います。

そしてワクチンが完成した2020年11月、世界中が待ちに待った(そして異常に短期間に仕上がった)ワクチンの治験結果が発表されます。皆さんも覚えておいでの95%有効論文です。

BNT162b2 mRNA Covid-19ワクチンの安全性と有効性

当時とても話題になりましたね(この論文はファイザーの

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2020年、WHOがマスクを推奨した理由~それはワクチンへと繋がっていく(前編)

2020年、WHOがマスクを推奨した理由~それはワクチンへと繋がっていく(前編)

「ファクターX」論争覚えていますか、2020年。確かにアジア人は最初からマスクが好きで、欧米人はマスクに懐疑的でした。でもこの日本でも2020年はまだマスクに関してそれほど厳しくなかったでしょ?
私は会社でもマスクをしていなかったし、「1mの距離があれば」「15分以内なら」大丈夫という認識の人も大勢いました。暑い日はマスクを外してる人も時々見かけたんですよ。それが徐々に変化していったんです。

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最初の最初から間違っていた新型コロナ対策の話

最初の最初から間違っていた新型コロナ対策の話

私はよく2020年春から各国政府のやってる新型コロナ対策に異を唱えていた話をするけど、それは「私は最初から気づいていた」自慢をするためじゃなくてね。
「各国政府も最初から気づいていたんじゃないか?」
って疑っているから。
その理由は、最初の最初。武漢のロックダウンのデータから。

武漢のロックダウンは効いたのか?

欧米諸国が武漢での新型肺炎の流行に気が付いて「アジアからの旅客はシャットアウトだ!

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ちゃんと考えれば変だってわかる話その2(マスク論文2)

ちゃんと考えれば変だってわかる話その2(マスク論文2)

脱マスクの声が日に日に高まり、政府としてもなんとか5月のサミットまでに諸外国にならってノーマスク社会に持っていきたいようなのですけれど、今までマスクを強要してきたもんだから自分たちからは「感染予防効果などありません」とは言えないわけです。
 
実際「ない」という証明は難しいのですが「ある」と証明されないものは誰かに強要される筋合いはないのです(「ある」と証明されても、強要に至るまでは多くのハードル

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ちゃんと考えれば変だってわかる話その1(マスク論文1)

ちゃんと考えれば変だってわかる話その1(マスク論文1)

テレビやネットや、なんならSNSで「マスクは有効だと科学的に証明された!」っていうニュースあるでしょ。お医者様方が持ち上げるやつ。なんなら厚労省やら公的機関がリンク貼るやつ。
あれ、きちんと読む人少ないんじゃないかなって思う。
科学的な知識がなくても、ちょっと考えたら「変じゃない?」って思うもの多いよね。
そういうのを、少しピックアップしてみます。
有名どころも多いけど、再度チェックのつもりでどう

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「日本におけるパンデミック時の子どもの健康政策からの教訓」の論文紹介部分を訳してみた。

「日本におけるパンデミック時の子どもの健康政策からの教訓」の論文紹介部分を訳してみた。

この3年間のコロナ騒ぎで、大人が子どもに押し付けてきた「ステイホーム」「黙食」「マスク着用」についての弊害(というかバカバカしさ)について存分に解説してくれている論文がこちら。

Lessons from the health policies for children during the pandemic in Japan「日本におけるパンデミック時の子どもの健康政策からの教訓」

2023年

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無知ではあるが蒙昧ではない我々が起こすべき革命

無知ではあるが蒙昧ではない我々が起こすべき革命

信じるだけの日々からの脱出

私は無学だ。そして無教養だ。粛々と今を生き、自分と家族と、できれば世界の多くの人たちの幸せを望んでいる。
そんな私を中世ヨーロッパの庶民に例える。

庶民は日々懸命に働きながら、神に仕える聖職者にこの世の理と正しさを学んでいる。
庶民は神の声を聞くことができない。
何故なら神の声なる聖書は知らない言葉で書かれており、しかも貴重で手に入らないからだ。だから庶民は聖職者の

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