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「ゴジラ-1.0は何がマイナスなのか」―ゴジラ-1.0感想・考察―
ゴジラ-1.0、新作ゴジラとしては、日本産ではシン・ゴジラ(2016年)以来、モンスターバースのゴジラ作品の続編音沙汰無き今、ゴジラ不足に陥り始めたゴジラファンたちの欲望を満たすように、生み出されたゴジラ作品である。
多くの人の期待と不安、その一心を集められた作品、ゴジラファンの端くれである私も、公開日初日に見に行かざるを得なかった。
シン・ゴジラでも、モンスターバースも素晴らしいゴジラ作品
均衡レベル2で『模擬宇宙』の『第五世界』『第六世界』をクリアしよう!!/崩壊:スターレイル
前書きホヨバが好きな人も、そうじゃない人もこんにちわ。崩壊スターレイル、楽しんでいますか?
私は、崩壊3rdからホヨバに触れた民ですが、崩壊スターレイルも楽しく遊んでおります。さて、このnoteを開いたということは、きっと多くの人が、初期の原神と同じ悩みを持っていることでしょう。
「くそ!聖遺物厳選が、聖遺物厳選がしてぇ!!けど均衡レベルが2から上がらねえ!!」
はい。その気持ち、大変よく
「サルゴンの法則」"Sargon's Law"について、及び「地獄への道は善意で舗装されている」説の欺瞞
私は、古代メソポタミア、特にアッカド王朝について興味があり、ある程度専門的な論文も、日曜研究者として読むくらいには精通している。
そんな私がある日、アッカド王朝の開祖でもある「サルゴン」について、少し論文でも探そうと思った時、検索のサジェストに"Sargon's Law"なるものが現れた。
「え!これ、もしかしてサルゴンの何かすげーテクストが見つかったんじゃね!?」
と学術の場から遠ざか
ディシアの育成論と評価について
はじめに ディシアは、私が原神のスメール編で最も好きになったキャラであり、同時に原神においても最上位に来るくらい好きなキャラである。
スメールの魔神任務の比較的冒頭から登場し、更にPVでの顔見せの段階でも、そのヴィジュアルに惹かれ、私は、ディシアの実装を心待ちにしていた。
そして来る、ver 3.5、とうとう心待ちにしていたディシアが実装される。
しかし、ディシアは恒常キャラ、その性能も一般
「シンウルトラマン」を円谷オタクが見た感想
はい。というわけで久々にnoteで映画の感想を書きます。というわけでタイトル通り、シンウルトラマンを見たのでその感想となります。当然ネタバレを多分に含むため、未見の方は注意してください。
また正直ちょっと酷評よりです。賛否の賛を期待して開いた人は、僕に対して「お前の考えは間違ってる!!」と怒らないと約束してから、お読みください。というか感想と言っておきながら、その実は少し目的の違う記事です。先
オタクとして、コンテンツのネガティブな話題との向き合い方について
とてもお久しぶりのnote更新です。以前のnoteのような映画評でもなく、哲学、社会科学的視点も伴わない、ただの独り言みたいなものです。具体的で、論理的な話を期待している人は、ここでブラウザバックだぞ!!
はい。それで、何の話かといいますと、タイトルの通り、コンテンツとの付き合い方についての話です。僕自身の心がけであり、別に他人に押し付けようとか、これが正しい方法だ、とか言いたいわけではない
ゴジラ/キング・オブ・モンスターズにおけるゴジラ、人、兵器、世界の描き方
多様なゴジラ解釈 ゴジラはその長い歴史ゆえに設定にも数多くの変化があった怪獣である。戦争被害者の怨霊だったり、繰り返し進化を遂げる超生物であったり、生きた核兵器だったり、その力も設定も様々であった。
今回のキング・オブ・モンスターズ(以下KOM)でも、やはりゴジラの設定は大きく刷新されており、簡単に言えば「古代から生きてきた最初の地球の住人で、地球のエコシステムの循環者」と言える。さて、この設
MCUにおける「思想」としてのサノス
※「MCUシリーズ」及び「アベンジャーズ・エンドゲーム」の重大なネタバレが含まれています。
・「思想としてのサノス」 アベンジャーズ・エンドゲーム(以下EG)は映画史に凛然と輝く傑作である。
という話はおそらく皆しているだろう。私はこの映画は今まで見てきた作品の中で一番好きだと断言できるほどだが、今ここで語りたいことは、作品の評論ではない。
思想としてのサノスとは、何者であったか。
そ