あさひや

徘徊老人。広告屋。ギャラリーの冷やかし。近ごろあまり行ってないけど秩父宮。図書館。落語…

あさひや

徘徊老人。広告屋。ギャラリーの冷やかし。近ごろあまり行ってないけど秩父宮。図書館。落語。あとは映画館。東博で昼寝。ビリヤニ。フォー。カオマンガイ。

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買った品物にテープを貼るな!

スーパーなんかでモノを買って、袋を断ると、店員がすかさずテープを貼ってくる。以前からある、得体の知れない風習だよね。それが近ごろ、レジ袋の有料化もあってなのか、…

あさひや
3年前
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こんな小さな文字、読めるかってーの! >> 小見出しもないんだぜ!

■小さな文字、改行がない、小見出しがない 下の写真は、最近行った展覧会(ギャラリー)で、たまたま置いてあった説明書きなんだけどね。まあ、こうした説明書きには、おお…

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こんな椅子に座れるかってーの! >> バリアフリーじゃないアートの世界

■なぜ座りにくい椅子しか置かないのか? 暗くて分かりづらいかと思うんだけど、下の写真は、あるギャラリーで上映されている、映像作品の前に置かれた椅子である。場内は…

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近江八幡からの京都リベンジ その7 終章

というわけで六道珍皇寺をめざして八坂通りをうろうろ。というのも、地図上では六道珍皇寺のあるあたりには来ているはずなんだけれど、いっこうに入口が見当たらない。仕方…

あさひや
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近江八幡からの京都リベンジ その6

妙に足取りも軽く大覚寺前まで戻ると、それなりにバスの利用者もいるのか、すでにバス停の周りには人がうろうろしている。時刻表をみると、次の四条烏丸行きは13時24分。あ…

あさひや
1年前
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近江八幡からの京都リベンジ その5

京都での夜。ホテルの部屋の中まで花粉を持ち込んでしまったせいなのか、鼻づまりと目の痒みがひどくてなかなか眠れない。しかも3月初旬というのに5月じゃないかと思うよう…

あさひや
1年前
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近江八幡からの京都リベンジ その4

腹もふくらんで、次は近くに市立資料館というのがあるので、そっち方面へとふらりふらり。でも、たどり着く手前に旧西川家住宅なるところがあって。ここも見どころなのか?…

あさひや
1年前
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近江八幡からの京都リベンジ その3

ヴォーリズ記念館で迎え入れてくれたのは、女性スタッフがひとりだけ。というか、ほかに人の気配はしなかった。玄関を入ると靴を脱ぎ、右手の居間に通された。昨日、ヴォー…

あさひや
1年前
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近江八幡からの京都リベンジ その2

近江商人なる言葉が知られているように、近江八幡は昔からの商業都市だったようだ。とはいえ、どういう商売だったのかはよく知らないんだけどね。で、そのかつての商業都市…

あさひや
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近江八幡からの京都リベンジ その1

ざっくりとした予定としては、早立ちが苦手なので朝9時前ぐらいに家を出て、彦根には昼ごろ到着。お城を見て、お寺の庭園を見て、そこで一泊。翌朝、近江八幡に移動して、…

あさひや
1年前
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近江八幡からの京都リベンジ その前の話

事の起こりは2月の始め。古い友達が「JR東日本にお得なチケットがある。それで東北を旅しよう」と持ちかけてきた。調べたらそれは『鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本…

あさひや
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京都 徘徊つれづれ 後記 あれこれ

■いま思うにサイコーだった5月の京都 さてと。京都市中の徘徊は2022年5月17日(火)〜22日(土)までの6日間だった。そのあいだ悪くても曇りで、雨にたたられることもなく、…

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1年前
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京都 徘徊つれづれ 6日目 その2

■京都国立博物館に冷たくされて、ぷりぷり 豊国神社のとなりには京都国立博物館がある。10年以前に来たときは、たしか入館してなかったような気がする。ところでここの本…

あさひや
1年前
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京都 徘徊つれづれ 6日目 その1

■河原町から四条大橋を渡れば祇園だけどそっちは行かない 夜中、廊下なのか隣室なのか。ガタゴト音がひびいたのは宿泊人がそのころ戻ってきたのか。でも以降は静かで。0…

あさひや
1年前
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京都 徘徊つれづれ 5日目 その2

■晴明神社は行ってみたかったところだった さて、京都駅から地下鉄に乗って向かった先は、同志社キャンパスのある今出川駅。でも本日の目当ては大学ではなく反対側、西方…

あさひや
1年前
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京都 徘徊つれづれ 5日目 その1

■さて腹具合はどうなったかというと 0時頃寝て5時過ぎ覚醒で小水。ついでにカタチのあるのも少し出てきて、お、これなら大丈夫かな。でまた寝て、7時過ぎ起き。昨日同様…

あさひや
1年前
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買った品物にテープを貼るな!

スーパーなんかでモノを買って、袋を断ると、店員がすかさずテープを貼ってくる。以前からある、得体の知れない風習だよね。それが近ごろ、レジ袋の有料化もあってなのか、やたら貼りまくるようになった気がする。不思議なことに、たくさんモノを買ってレジ袋を断っても貼らない。なのに、ひとつ2つだけ買ったりしたときは、ほぼ間違いなく貼ってくる。白菜一つ買った時なんか、胴体に巻かれているテープの上にテープを貼ってきた

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こんな小さな文字、読めるかってーの! >> 小見出しもないんだぜ!

■小さな文字、改行がない、小見出しがない

下の写真は、最近行った展覧会(ギャラリー)で、たまたま置いてあった説明書きなんだけどね。まあ、こうした説明書きには、おおむね展覧会の概要や意図、作家の紹介なんかが書かれていて、画廊や作家からの意思表示ということで、ステートメント、なんて呼ばれていたりする(らしい)。大きな展覧会だと、こういう紙のシートで用意されているよりも、入口あたりにパネルになって、ド

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こんな椅子に座れるかってーの! >> バリアフリーじゃないアートの世界

■なぜ座りにくい椅子しか置かないのか?

暗くて分かりづらいかと思うんだけど、下の写真は、あるギャラリーで上映されている、映像作品の前に置かれた椅子である。場内は薄暗く、上のほうに見えるのが大スクリーン。椅子がぽつねんと置かれている。椅子といっても、たぶんキャンプ用かなんかの簡易椅子で、高さは30センチあるかないか。おそらく耐荷重も少ないだろう。

もちろん座らなかった。だって手すりもないところで

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近江八幡からの京都リベンジ その7 終章

というわけで六道珍皇寺をめざして八坂通りをうろうろ。というのも、地図上では六道珍皇寺のあるあたりには来ているはずなんだけれど、いっこうに入口が見当たらない。仕方がないので道を南に折れ、少し歩いたら小さな門があった。

しかしいくらなんでもこれが正面ということはないだろう。勝手口か何かかと思ってさっと過ぎ去り、さらに南下して右に折れたら入口があった。

想像していたより大きくて立派なお寺だ。もっと寂

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近江八幡からの京都リベンジ その6

妙に足取りも軽く大覚寺前まで戻ると、それなりにバスの利用者もいるのか、すでにバス停の周りには人がうろうろしている。時刻表をみると、次の四条烏丸行きは13時24分。あと10分ちょっととタイミングもバッチリ。発車オーライ! 死語の連続使用だなこりゃ。
車窓からの風景は、電車での移動と違って人の表情や仕草まで見えるし、活動する街の企みまでうかがい知れるから楽しい。あ、ランチに良さそうな店がある。あのファ

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近江八幡からの京都リベンジ その5

京都での夜。ホテルの部屋の中まで花粉を持ち込んでしまったせいなのか、鼻づまりと目の痒みがひどくてなかなか眠れない。しかも3月初旬というのに5月じゃないかと思うような陽気で、なのに空調からは温風がでているのか、妙に蒸し暑い。浴槽の換気音も気になる…。くそ。なので壁にある設定パネルをあれこれいじって浴槽の換気扇を切り、空調はできるだけ低めに設定してみた。それでも夜中にも覚醒したりトイレに行ったり。なん

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近江八幡からの京都リベンジ その4

腹もふくらんで、次は近くに市立資料館というのがあるので、そっち方面へとふらりふらり。でも、たどり着く手前に旧西川家住宅なるところがあって。ここも見どころなのか? と覗いてみたらむかしの近江商人の家らしく、しかも、これから行こうとしている資料館とのセット券500円もあるというので(資料館は無料だと思ってたんだよね、実は…)、まあ、入って見るか。
靴を脱いで上がると薄暗い和室がいくつかあって、部屋ごと

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近江八幡からの京都リベンジ その3

ヴォーリズ記念館で迎え入れてくれたのは、女性スタッフがひとりだけ。というか、ほかに人の気配はしなかった。玄関を入ると靴を脱ぎ、右手の居間に通された。昨日、ヴォーリズ記念館に電話したとき、見学できるのは居間だけで料金は400円。20分ほどのビデオを見てもらう、とは聞かされていた。どんな居間なのかと思っていたんだけれど、洋室でかなり広く、中央には幅広く長いテーブルがどん、と置いてあり、周囲にはヴォーリ

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近江八幡からの京都リベンジ その2

近江商人なる言葉が知られているように、近江八幡は昔からの商業都市だったようだ。とはいえ、どういう商売だったのかはよく知らないんだけどね。で、そのかつての商業都市エリアが現在の駅の近くにあるのかというと、さにあらずなのだ。後から訪ねることになるハイド記念館の解説の人が言ってたけれど、明治になって鉄道が通ることになったとき、地元の商業地が寂れることを懼れた住人たちは反対したそうだ。それで、鉄道の開業当

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近江八幡からの京都リベンジ その1

ざっくりとした予定としては、早立ちが苦手なので朝9時前ぐらいに家を出て、彦根には昼ごろ到着。お城を見て、お寺の庭園を見て、そこで一泊。翌朝、近江八幡に移動して、ヴォーリズ建築を見て回り、京都に移動して宿泊。翌日は、去年まわることの出来なかった嵯峨野界隈をふらふら。余裕があれば祇園も素通りしてみようか、な感じでいた。でも、細かい事情はざっくり省いて、彦根はパスすることにした。そもそもホテル予約の一休

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近江八幡からの京都リベンジ その前の話

事の起こりは2月の始め。古い友達が「JR東日本にお得なチケットがある。それで東北を旅しよう」と持ちかけてきた。調べたらそれは『鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス』というもので、「フリーエリア内の普通列車と特急・新幹線自由席が、連続する3日間乗り降り自由になる特別企画乗車券」だった。

https://www.jreast.co.jp/150th/finalpass/

あらかじめ座席の

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京都 徘徊つれづれ 後記 あれこれ

■いま思うにサイコーだった5月の京都

さてと。京都市中の徘徊は2022年5月17日(火)〜22日(土)までの6日間だった。そのあいだ悪くても曇りで、雨にたたられることもなく、おおむね爽やかな好天に恵まれた。いまから思うに、5月に行っておいてよかったよ。6月に入ったら長雨が続き、雨がやんだと思ったら、こんどは連日35度ごえの炎天下。こんなバカ陽気で京都を徘徊してたら、きっと死んでたと思う。

■洗

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京都 徘徊つれづれ 6日目 その2

■京都国立博物館に冷たくされて、ぷりぷり

豊国神社のとなりには京都国立博物館がある。10年以前に来たときは、たしか入館してなかったような気がする。ところでここの本館の建物はレンガ造りで格調高く、なかなか色っぽい。なので今回は入りたいなと思っていたんだけど、その理由は東京国立博物館の年間パスをもっているからだ。これをもっていると京都、奈良、九州の国立博物館の平常展に自由に入ることができる、という仕

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京都 徘徊つれづれ 6日目 その1

■河原町から四条大橋を渡れば祇園だけどそっちは行かない

夜中、廊下なのか隣室なのか。ガタゴト音がひびいたのは宿泊人がそのころ戻ってきたのか。でも以降は静かで。0時過ぎに寝て、うっすら覚醒はあったけど6時過ぎまで寝た。さらに少し寝て7時半起き。おにぎりと野菜サラダの貧しい朝食を食らい、お腹の調子はそこそこ順調で、疲労の蓄積もまた順調のようだ。
9時30分頃チェックアウト。新京極の裏あたりをとぼとぼ

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京都 徘徊つれづれ 5日目 その2

■晴明神社は行ってみたかったところだった

さて、京都駅から地下鉄に乗って向かった先は、同志社キャンパスのある今出川駅。でも本日の目当ては大学ではなく反対側、西方面である。ここに晴明神社があるのだ。
安倍晴明を初めて知ったのは荒俣宏の『帝都物語』だったと思う。魔人加藤、陰陽道、式神、安部晴明…。架空の人物に歴史上の人物がからみあってなかなか面白く、陰陽師の存在を知ったのもこの小説からだった。でその

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京都 徘徊つれづれ 5日目 その1

■さて腹具合はどうなったかというと

0時頃寝て5時過ぎ覚醒で小水。ついでにカタチのあるのも少し出てきて、お、これなら大丈夫かな。でまた寝て、7時過ぎ起き。昨日同様、朝食は同じ形式のバイキングで、でも用心して食べ過ぎないように注意。冷たいジュースは控えよう、なんて感じで済ませて。9時半ごろチェックアウトし、近くの烏丸御池駅へ。まずはコインロッカーにリュックを預け、肩の荷を軽くして行動しようという算

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