近江八幡からの京都リベンジ その1

ざっくりとした予定としては、早立ちが苦手なので朝9時前ぐらいに家を出て、彦根には昼ごろ到着。お城を見て、お寺の庭園を見て、そこで一泊。翌朝、近江八幡に移動して、ヴォーリズ建築を見て回り、京都に移動して宿泊。翌日は、去年まわることの出来なかった嵯峨野界隈をふらふら。余裕があれば祇園も素通りしてみようか、な感じでいた。でも、細かい事情はざっくり省いて、彦根はパスすることにした。そもそもホテル予約の一休.comで彦根のホテルを見ても、1人客で検索するとほとんど出てこない。でてきても高額なところだけ。それに、彦根はだいぶ前にいっぺん来ていて、城も見て、抹茶をいただいて、庭園も見てるんだよね。街は変わっているだろうけれど、城も庭園も変わってないだろうし。まあいいか。なんてったって本命は近江八幡なのだから。

というわけで3月8日になって、バタバタと発作的に宿検索。とりあえずの宿泊地となる近江八幡の宿を一休.comで見たんだけど、高いところしか出てこない。しょうがねえなあ。てなわけで楽天トラベルで見てみると、なんだ、あるじゃないか。なんでなのかね。旅行サイトに対する空き室の分配数が違っているのかな。そんなわけで3月8日の宿は決定、早速、予約した。あとは出かける準備だけどもう昼近い。テキトーにあれこれリュックに詰めて、12時過ぎには家を出た。することがドタバタだ。

近江八幡に行くには米原で新幹線から在来線に乗り換える必要がある。東京駅に到着すると、なんとタイミングよく米原に停車する13時33分の ひかり 発車直前で、飛び乗るようにして新幹線の乗客となった。乗り込んだのはグリーン車両だったので、自由席のある前3両まで歩いたんだけど、指定席はまばら。自由席もほぼがらがらな埋まり具合だった。

今回は、荷を軽くするために本はもたず。なので、時間つぶしにスマホで青空文庫をめくったり、毎度ながら富士山を眺めたりしていると、2時間ぐらいはあっという間にたってしまって。米原には15時47分頃到着で、琵琶湖線に乗り換えて近江八幡には16時23分頃到着した。まずは観光案内所でヴォーリズ建築散策マップを手に入れ、近くのビジネスホテルにチェックイン。なかなか古いつくりで、なつかしい感じも漂うホテルだった。

まずは予約が必要だというヴォーリズ記念館に電話。明日10時30分に訪問することになった。これで当座のするべきことはなくなった。なので、ふらふらと夕方の街に出て、出くわしたのが洒落た教会(日本基督教団 近江金田教会)で、あとからこれもヴォーリズ建築と知った。

夕飯は少し歩いて、居酒屋のようなお店だけど飲まなくてもオーケーなところで、焼きおにぎりとかサラダとかみそ汁とかテキトーに頼んでテキトーに終了。貧乏旅行なので、せっかく近江八幡に来たんだから近江牛を食べなくちゃ的なはしゃぎは、まったくないのである。あ、そうそう。何だかよく分からないけど会計で「ビール飲まれますか」と聞かれ、「飲むよ」と答えたら、キャンペーンだからとかいって缶ビール1つくれたのだった。冷えてるわけじゃないからホテルに戻っても飲めないし、荷物になって背中が重くなるだけだけど、タダには弱いたちなので、ついもらっちゃうのは困ったもんである。

旅の初日は、いつも多少興奮してしまう。1時過ぎにやっと寝ついたんだけど、ガタンガタンガタンという派手な音で目覚めたのは4時頃。どうやら列車のようだ。このホテル、JR線に接しているせいで、その音がモロに響いてくるようだ。窓から覗くと音の主は貨物で、これが20分おきぐらいに通過して、眠れない。こいつが済むと、5時過ぎには普通の列車が行き交う。なんなんだよ。この不愉快極まりない宿は。というわけで、ロクに寝られないまま朝を迎え、7時半ぐらいに1階の食事スペースへ。

なかなか哀しい朝飯だった。

朝食は、形式はバイキングだけど、パンと炊き込みご飯がメインで、でも、おかずがベーコンとスクランブルエッグ、ポテサラとキャベツの千切り、あとはコンソメスープしかない。まあ、コーヒーは自由だったけど。なんだよこのみじめったらしい感じは。なんだかなあ。気持ちまで落ち込んでくるぜ。(2023.03.12)



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