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#庵野秀明

エヴァンゲリオンとは何だったのか

自分の10代のほぼすべてであったエヴァを総括したいと思います。

まずは構造的な話から。
エヴァの登場人物は3層に分かれます。

第1層 ネルフ(ゲンドウ、冬月) vs ゼーレ
第2層 29歳の人達(ミサト、リツコ、加持)
第3層 14歳のチルドレン達(シンジ、アスカ、レイなど)

第1層はお互いの「人類補完計画」達成のために化かし合いを繰り広げています。
(ネルフの人類補完計画とゼーレの人類補完

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エヴァンゲリオン監督・庵野秀明のプロフェッショナルを見て教育の矛盾について考えさせられた話

エヴァンゲリオン監督・庵野秀明のプロフェッショナルを見て教育の矛盾について考えさせられた話

先日見たプロフェッショナル仕事の流儀 庵野秀明(エヴァンゲリオン監督)の特集があまりにも衝撃的だったので、そのことについて書こうと思う

番組では庵野監督が鬱になりながらも、一切の妥協をせず、仕事を進めていく様子が描かれていた

なんというか、文字通り命を削ってる感じだった

その様子を見ながら、こんな疑問を持った

「なぜこの人はこんなに頑張れるんだろう?」

お金のため?
自己表現の楽しさから

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表現への覚悟「なぜ僕は、エヴァンゲリオンが好きなのか」

表現への覚悟「なぜ僕は、エヴァンゲリオンが好きなのか」

今週末、4回目を観に行こうと思っている
シンエヴァンゲリオンですが、
沢山の人が考察や感想をさまざまなところで
書いているので、ここでは
「表現」ということをベースに書いていきたいと思います。
ちなみに、すこしシンエヴァのネタバレを含みますので、
まだ観てない人は、観てから読むか、読んでから観るか、考えてから読んでくださいね。

率直に言うとエヴァンゲリオンは、
アートや、アニメーション、映画、グ

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庵野秀明に溺れた

庵野秀明に溺れた

エヴァの映画が公開されたということもあって、エヴァのアニメから旧劇場版、序破急まで見尽くした。

とんでもない作品だと思った。

戦闘シーンも迫力満点で面白いが、こんなにも精神部分に重きを置いたアニメは初めてで、衝撃を受けた。また、話が進むテンポやセリフ、音楽もどこかミステリアスで引き込まれていった。

エヴァを全て見終わり、完全に庵野秀明に溺れてしまった僕は、シンゴジラを見た。

これまた面白か

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エヴァ庵野秀明監督の葛藤の告白から改めて考える、ネットの誹謗中傷の怖さ

エヴァ庵野秀明監督の葛藤の告白から改めて考える、ネットの誹謗中傷の怖さ

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が3月8日に公開されてから、3週連続で1位をつづけて獲得し、公開21日で興行収入60億円超えするなど、大きな話題になっています。

1995年から1996年にかけてアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が放映されてから、25年をかけてのシリーズ完結ということで注目度も高く、映画公開後も、様々な関連ニュースが話題になってきました。

その中でも、エヴァンゲリオンファンの間で

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庵野さん、あんたまだまだ全然ゲンドウじゃん  四つ目の「シン」発表についての所感

庵野さん、あんたまだまだ全然ゲンドウじゃん  四つ目の「シン」発表についての所感

つい先頃、庵野秀明が監督・脚本を務める『シン・仮面ライダー』が製作されると発表された。『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン 劇場版』『シン・ウルトラマン』に続き、四つ目の「シン」を冠する庵野映画ということになる

こうなって見ると、庵野監督が「シン」の名の下にゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダー(そしてエヴァ?)を集結させてユニバース化しようとしてるんじゃないかと勘繰らずにはいられない
確かに『

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庵野秀明とカラー10年の歩みを安野モヨコが描いた「おおきなカブ(株)」

庵野秀明とカラー10年の歩みを安野モヨコが描いた「おおきなカブ(株)」

2016年、ラフォーレ原宿で開催された「株式会社カラー10周年記念展」。
安野モヨコが当時描き下ろし、記念展で展示された「おおきなカブ(株)」をnoteに掲載します。

設立から10年という月日の流れを、妻として庵野秀明のそばで見守っていた安野が、記念に描き下ろした16ページです。
『監督不行届』でおなじみの、カントクくんとロンパースと一緒に、カラー10周年の軌跡をお楽しみください。(スタッフ)

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