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彼女は苦しみに耐えて、美しく生きる。


彼女は苦しみに耐えて、美しく生きる。

詳しい過去は彼女にしか分からない。
どんな場所に居たのか、どんな苦しみを耐えてその場所に自分の身を寄せていたのか。
でも彼女は
今を美しく生きる。

お散歩、ご飯、ゲーム、寝る、お散歩、ご飯、ゲーム、おやつ、寝る
このシンプルなルーティンをほぼ毎日繰り返す。
日向ぼっこの位置は彼女にとって重要らしい、日中は太陽を追いかけて
寝床をキープする。
眠い時にギュッとしてくる飼い主がしつこく感じる事があるから
大きなため息をついて飼い主が傷つかないように嫌がる。
足の裏のポップコーンのような香ばしい香りが人間はどうやら好きみたいだ。
たまにイラッとしてしまう大体の理由は郵便屋さんのピンポーン。

怖い存在もいる「人間」。
でも最近やっとジタバタせずに、澄ましてジッと様子を見れるようになった。
人間に懐くようになってほしいとは思わない。
家族が安全という認識が大きな成長だから
「家族以外にも優しい人がいるんだ」そんな風に気づいてくれたら、また大きな成長になる。

「大変だったね」より、「楽しい思い出を増やそうね」の方が今の彼女には
ぴったりな言葉だと思っています。
中型犬は人間の年齢で言うと2年で24歳。その後は毎年4年ずつ年を重ねていくそうです。あっという間に私の年齢を抜かされてしまいます。
1年の重さ、1年の貴重さを確認しながら私にできる思い出づくりを日々意識しています。

今年で3歳になったブルームは、きっと3歳なんて知らなくて
いつも通りの時間をいつも通りに過ごす。

ブルームがブルームでいる事も
私が私でいる事も変わらない。
ブルームのそばにずっといることがもっと伝わるように。
これも私の勝手な思いかもしれない、でも私達にとってはこの意味が
一番幸せな事だと思う。

楽しいね、嬉しいね。
この一瞬を楽しみに今日も私達は時間を共にする。









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