あきpk

昭和生まれ。会社員生活を経て、平成に起業し、令和に売却。 現在、新しい道を模索中。

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記事一覧

「知ってるつもり」を読んで

 例えば、政治家の政治資金パーティーを巡る裏金問題が話題になると、芸能人や専門家たちが「けしからん。確定申告すべき」と声高に叫び出す。私だって、「そうだ、そうだ…

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10時間前
1

「フィンランドの覚悟」を読んで

村上政俊著「フィンランドの覚悟」(発行所:㈱扶桑社)を読んだ。 https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594094263  2冊目に読んだフィンランドの本。  ロシ…

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8日前
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「地政学時代のリテラシー」を読んで

船橋洋一著「地政学時代のリテラシー」(発行所:文藝春秋)を読んだ。  ずっと前に、バブル崩壊後の行方をあれこれ考えてた頃に、著者の本を読んで、そのセンスに感心し…

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2週間前
1

「君の人生に勇気はいらない」を読んで

 青空を眺める表紙の絵が気に入って、メンタリストDaiGo著「君の人生に勇気はいらない」(発行所:SBクリエイティブ㈱)を買ってしまった。 青空はイイ。  著者の本は…

あきpk
3週間前
2

「失敗する自由が超越を生む」を読んで

 昔から経済小説は良く読んでいた。真山仁の本もたくさん読んでいたので、「失敗する自由が超越を生む」(発行所:小学館)が書店に並んだ時は著者を見ただけで買った。 …

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4週間前
5

「一俗六仙」を読んで

 川村隆著「一俗六仙」(発行所:東洋経済新報社)を読んだ。  かつて書店で本書(タイトル)を見つけた時は、なんとなくお説教っぽく感じて、買うのをためらった。のに…

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1か月前
2

「余白思考」を読んで

山崎晴太郎著「余白思考」(発行所:日経BP)を読んだ。  著者の事は何も知らず「余白」に惹かれて買った本。 いつの頃からか、情報満載の文章よりも、要点だけのものが…

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1か月前
8

「忘れる読書」を読んで

 落合陽一著「忘れる読書」(発行所:PHP研究所)を読んだ。  著者の本は、何冊か読んだことがあるけど、何を読んだのか、忘れた。 そう。昔っから、物忘れが多い。  …

あきpk
1か月前
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「仕事の辞め方」を読んで考えたこと

 3月は、別れや、新たな旅立ちの季節。忙しさの中にも寂しさが入り混じる。 今回は、今月で放送作家業を引退する鈴木おさむ著「仕事の辞め方」(発行所:幻冬舎)の話。 …

あきpk
1か月前
1

「物語 フィンランドの歴史」を読んで

 ようやく、石野裕子著「物語 フィンランドの歴史」(発行所:中央公論新社)を読み終えた。 歴史は好きだけど、読み始めると、すぐに調べたり, 考え込んだりするので、…

あきpk
2か月前
8

「ニッポンが壊れる」を読んで

 ビートたけし著「ニッポンが壊れる」(発行所:小学館)を読んだ。著者の本を読むのは初めて。だと思う。 前々から著者の小説に興味はあったけど、読む機会がないまま、…

あきpk
2か月前
3

「第三の大国 インドの思考」を読んで考えたこと

 笠井亮平著「第三の大国 インドの思考」(発行所:文藝春秋)を、読んでみた。  少し前に伊藤融著「インドの正体」を読んで、面白かった記憶があって、本書を書店で見…

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2か月前
3

ファストリ柳井会長へのインタビュー番組を見た

 WBC監督として世界一に導いた栗山英樹がインタビュアーとなって、これまた日本を代表する小売業の株式会社ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長の柳井正にイン…

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2か月前

「ゲームチェンジ日本」を読んで

 少し前に、真壁昭夫著「ゲームチェンジ日本」(発行所:エムディエヌコーポレーション)を読んだ。  むかし、村上龍がジャパン・メール・メディア(JMM:現在は休刊)…

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2か月前
3

風邪で気付いた

先日、風邪をひいた。 胃腸風邪とか、感染性胃腸炎というヤツ。たぶん。 吐き気と悪寒(発熱)で、丸2日、起き上がれず、水だけで絶食。寝てた。 食中毒だったのか・・・す…

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3か月前
3

「一夜 隠蔽捜査10」を読んで

 今野敏著「一夜 隠蔽捜査10」(発行所:㈱新潮社)を読んだ。  著者の本は、いっぱい読んでる。「隠蔽捜査」シリーズも全巻読んでいるし、警察小説シリーズだけでなく…

あきpk
3か月前
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「知ってるつもり」を読んで

「知ってるつもり」を読んで

 例えば、政治家の政治資金パーティーを巡る裏金問題が話題になると、芸能人や専門家たちが「けしからん。確定申告すべき」と声高に叫び出す。私だって、「そうだ、そうだ。こっちは、なけなしのお金なのに、きちんと納税してるんだから」なんて思う。 けど、ほとんど事実を知らず、ゆえに何が問題の本質なのか、わからず。どうすればいいのか・・・
 そんな、よくわからん話はたくさんある。

 西村克彦著「知ってるつも

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「フィンランドの覚悟」を読んで

「フィンランドの覚悟」を読んで

村上政俊著「フィンランドの覚悟」(発行所:㈱扶桑社)を読んだ。

https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594094263

 2冊目に読んだフィンランドの本。
 ロシアと近接しているフィンランドと日本は、地政学的には似てる国なんだけど、フィンランドの事がわかる本はとても少ない。本書は、数少ない、フィンランドを知る本。

独立から100年余 それがフ

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「地政学時代のリテラシー」を読んで

「地政学時代のリテラシー」を読んで

船橋洋一著「地政学時代のリテラシー」(発行所:文藝春秋)を読んだ。

 ずっと前に、バブル崩壊後の行方をあれこれ考えてた頃に、著者の本を読んで、そのセンスに感心したことがあった。それ位しか覚えていないけど。

 地球儀で日本を見る時、どこかの国から眺めてみると、全く違った世界が見えてくる。例えば、ロシアを中心に見ると、バレンツ海とオホーツク海が目に付く。両方ともロシア海軍の重要な拠点で、フィンラン

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「君の人生に勇気はいらない」を読んで

「君の人生に勇気はいらない」を読んで

 青空を眺める表紙の絵が気に入って、メンタリストDaiGo著「君の人生に勇気はいらない」(発行所:SBクリエイティブ㈱)を買ってしまった。 青空はイイ。

 著者の本は、初めて読んだ。結構、やらかしてしまったからなのか、この頃TVで見ることは、めっきり減った。 確かに、言い過ぎ、言い方が良くないな、とは思ったけど、間違っているわけではない。たぶん、生真面目で正論を直言してたのだろう。人付き合いが下

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「失敗する自由が超越を生む」を読んで

「失敗する自由が超越を生む」を読んで

 昔から経済小説は良く読んでいた。真山仁の本もたくさん読んでいたので、「失敗する自由が超越を生む」(発行所:小学館)が書店に並んだ時は著者を見ただけで買った。

 読んでみたら、量子物理学者の古澤明のことを書いたエッセイ集で、ちょっと驚き。小説じゃなかった。
でも、経済小説の第一人者の著者が、こんなにも情熱的に、思い入れの強い「古澤明」って、どういう人なんだろうか、と興味を持って読めた。

 量子

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「一俗六仙」を読んで

「一俗六仙」を読んで

 川村隆著「一俗六仙」(発行所:東洋経済新報社)を読んだ。

 かつて書店で本書(タイトル)を見つけた時は、なんとなくお説教っぽく感じて、買うのをためらった。のに・・・

 「一俗六仙」って言葉の響きが、どうしても気になるのだ。
パラパラめくってみると、気軽に読めそうだったので、買ってみた。

 一俗六仙は、中国のことわざか漢詩の一句かと思ったけど、著者の造語だとか。 
仕事の大緯線から引退したら

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「余白思考」を読んで

「余白思考」を読んで

山崎晴太郎著「余白思考」(発行所:日経BP)を読んだ。

 著者の事は何も知らず「余白」に惹かれて買った本。
いつの頃からか、情報満載の文章よりも、要点だけのものがお気に入りになってきた。読解力が落ちたのか、気まぐれか。
 文字が少なければ、自分の頭で補強せざるを得ず、「考える本」に似通ってくる。

 本だけでなく、絵画、イラスト、音楽や演劇でも、「余白」や「空白」、「無音」、「静寂」は、無の語り

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「忘れる読書」を読んで

「忘れる読書」を読んで

 落合陽一著「忘れる読書」(発行所:PHP研究所)を読んだ。

 著者の本は、何冊か読んだことがあるけど、何を読んだのか、忘れた。 そう。昔っから、物忘れが多い。
 家族や友人に、「〇〇っていう本に、△△△なんて書いてあった」とか、「あの映画のこんなシーンは感動した」とか話すが、それさえも忘れてしまう。 家族から、「昔、□□□□□って言ってたね」と聞かされても、そうだったかなぁ、と思ってしまう事が

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「仕事の辞め方」を読んで考えたこと

「仕事の辞め方」を読んで考えたこと

 3月は、別れや、新たな旅立ちの季節。忙しさの中にも寂しさが入り混じる。 今回は、今月で放送作家業を引退する鈴木おさむ著「仕事の辞め方」(発行所:幻冬舎)の話。

 少し前にYouTubeで、偶然、著者の「仕事の辞め方」のPR的な動画を見て、本書に興味を持ってしまった。 この時はじめて、著者が「SMAP×SMAP」とか、評判の放送作家だと知った。

上手くいってる時こそ

 失敗したり、躓いている

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「物語 フィンランドの歴史」を読んで

「物語 フィンランドの歴史」を読んで

 ようやく、石野裕子著「物語 フィンランドの歴史」(発行所:中央公論新社)を読み終えた。 歴史は好きだけど、読み始めると、すぐに調べたり,
考え込んだりするので、前に進まなくなる。

 フィンランドは寒い所だけど、石器時代には人が住み始め、鉄器時代にはフィンランド湾沿岸を中心に5万人ほどの人が暮らしていたらしい。 
人間はやっぱり逞しい。

 それにしても、フィンランド。 600年もの間スウェーデ

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「ニッポンが壊れる」を読んで

「ニッポンが壊れる」を読んで

 ビートたけし著「ニッポンが壊れる」(発行所:小学館)を読んだ。著者の本を読むのは初めて。だと思う。 前々から著者の小説に興味はあったけど、読む機会がないまま、このエッセイを読んだ。

 大谷翔平のお陰で、今では二刀流、三刀流が社会的に認知されるようになったけど、著者が映画監督を始めた頃は、影武者のような監督がいるんじゃないか、なんて噂話も出たほど。まぁ、有名税のようなものか。

 本書は、この頃

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「第三の大国 インドの思考」を読んで考えたこと

「第三の大国 インドの思考」を読んで考えたこと

 笠井亮平著「第三の大国 インドの思考」(発行所:文藝春秋)を、読んでみた。
 少し前に伊藤融著「インドの正体」を読んで、面白かった記憶があって、本書を書店で見つけた。
 その後、フィンランドに出会ってしまい、インドは二の次になってしまった。 けど、フィンランドの行政や政策について、調べようにも調べられず行き詰まって、インドに戻ってきた感じ。 

 やっぱり、英語くらい、しっかり勉強しておけばよか

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ファストリ柳井会長へのインタビュー番組を見た

ファストリ柳井会長へのインタビュー番組を見た

 WBC監督として世界一に導いた栗山英樹がインタビュアーとなって、これまた日本を代表する小売業の株式会社ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長の柳井正にインタビューするTV番組があった。
 90分のロングインタビューで、柳井会長がこんな長時間インタビューに応じるのは珍しいとのこと。
偶然、見たけど、なかなか面白かった。

 WBC監督として、日本を世界一に導いた栗山英樹。番組では、そんなそぶ

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「ゲームチェンジ日本」を読んで

「ゲームチェンジ日本」を読んで

 少し前に、真壁昭夫著「ゲームチェンジ日本」(発行所:エムディエヌコーポレーション)を読んだ。

 むかし、村上龍がジャパン・メール・メディア(JMM:現在は休刊)を発行していた時の常連筆者の一人。当時は信州大学の先生をやっていたと思うのだけど、鋭い切り口で、なるほど、と思う事ばかり。でも、長文だったので、メールをプリントアウトして熟読してた。

ゲームチェンジ

 ビジネスの世界で使われるゲーム

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風邪で気付いた

風邪で気付いた

先日、風邪をひいた。
胃腸風邪とか、感染性胃腸炎というヤツ。たぶん。
吐き気と悪寒(発熱)で、丸2日、起き上がれず、水だけで絶食。寝てた。
食中毒だったのか・・・すこぶる気分が悪い。
キッチンの食材の匂いすら、吐き気がする。

こういう時は、無駄な抵抗はしない。
全てを放り投げて、ただひたすら滅入って、寝るしかない。

3日目の朝、ようやく、起きる気になった。

水さえあれば

今まで風邪を引いて

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「一夜 隠蔽捜査10」を読んで

「一夜 隠蔽捜査10」を読んで

 今野敏著「一夜 隠蔽捜査10」(発行所:㈱新潮社)を読んだ。

 著者の本は、いっぱい読んでる。「隠蔽捜査」シリーズも全巻読んでいるし、警察小説シリーズだけでなく、拳法シリーズなんかもたくさん読んだ。ストレスを溜め込んでるとき なんかに最適な、スカッとする話が多い。
書店で新刊を見つけたら躊躇いなく買ってしまう。
 隠蔽捜査シリーズも、TVドラマの水戸黄門的な面白さ。いつも、あっという間に読み終

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