見出し画像

風邪で気付いた

先日、風邪をひいた。
胃腸風邪とか、感染性胃腸炎というヤツ。たぶん。
吐き気と悪寒(発熱)で、丸2日、起き上がれず、水だけで絶食。寝てた。
食中毒だったのか・・・すこぶる気分が悪い。
キッチンの食材の匂いすら、吐き気がする。

こういう時は、無駄な抵抗はしない。
全てを放り投げて、ただひたすら滅入って、寝るしかない。

3日目の朝、ようやく、起きる気になった。

水さえあれば

今まで風邪を引いても、絶食なんてなかった。
けど、今回は、そうはいかない。
何も食べれない。

けど、水さえあれば、2~3日は何とかなるって、実感できた。
意外とタフなんだな、人という生き物は。

何かの本で、「ファスティング」を知った。
その時は、「16時間ほど胃腸を休める」と書いてあったような記憶だが、

ファスティングには、半日~数日間等々、実施期間はいろいろあるみたいだ。ともかく、一定期間、胃腸や消化器官等々をお休みさせると、元気になるらしい。
そう言えば、イスラム教には「ラマダン」という断食期間がある。およそ一か月、日出から日没までは断食するらしい。水分補給も出来ないそうだから、結構厳しいな。

ファスティングにしても、ラマダンにしても、休ませた内臓器官等は、急に働かせるわけにもいかず、消化の良いものを少しずつ日常に戻していく。

確かに丸二日間、何も食べないと、食が細くなっているのを実感した。

一日に一度は美味しい食事を

働く喜びも無く、子供たちも巣立ち、フワフワする日々。
 ささやかな楽しみは、美味しいもの。
味覚、嗅覚、視覚を刺激すると、驚きと喜びの素になる。

平安時代までの日本の食事は一日2回だったそうだ。
 「二食は優雅、三食は野卑」という感覚らしい。
 へぇ~

一日に何回食事をするのか。1食でもいいし、2食でも3食でも。
一日3食の習慣は、江戸時代に入ってから定着したらしい。
例えば、インドは一日4回、タやスペインイは一日5回とか。
世界中でも、食事の回数はいろいろあるみたい。
ポーランドやフィンランドなんかは、早めの軽い夕食と夜食があるので1日4回と言ってもいいのかも。
まぁ、立地特性とか宗教的な特性で、食事の回数は違うのかも知れない。

ともかくも、人間は、全ての必須アミノ酸自己生成できるわけではないので、何某かの生き物(肉や魚や野菜など)を食べ続けなければ生きていけない。
そういう生き物だ。

だからと言って、サプリメントで栄養補給というのも味気ない。
せめて一日1回は、「美味しい」という感覚を味わいたい。

絶食中、このまま何も食べれなかったら
・・・なんて思って寂しくなった。
「病は気から」なんていうけど、病んでる時はマイナーになりがち。

お陰様で完治し、食事も出来るようになった。
けど、ホントにありがたい。そう思う。

「風邪は万病の元」
くれぐれも、お気を付け下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?