あきpk
青空を眺める表紙の絵が気に入って、メンタリストDaiGo著「君の人生に勇気はいらない」(発行所:SBクリエイティブ㈱)を買ってしまった。 青空はイイ。 著者の本は、初めて読んだ。結構、やらかしてしまったからなのか、この頃TVで見ることは、めっきり減った。 確かに、言い過ぎ、言い方が良くないな、とは思ったけど、間違っているわけではない。たぶん、生真面目で正論を直言してたのだろう。人付き合いが下手なだけなんじゃないか、と邪推してる。力の余ってる人ほど、若い頃は尖ってしまうも
昔から経済小説は良く読んでいた。真山仁の本もたくさん読んでいたので、「失敗する自由が超越を生む」(発行所:小学館)が書店に並んだ時は著者を見ただけで買った。 読んでみたら、量子物理学者の古澤明のことを書いたエッセイ集で、ちょっと驚き。小説じゃなかった。 でも、経済小説の第一人者の著者が、こんなにも情熱的に、思い入れの強い「古澤明」って、どういう人なんだろうか、と興味を持って読めた。 量子の世界の「入り口」を眺める 昔、量子コンピューターの開発が進んでいるという記
川村隆著「一俗六仙」(発行所:東洋経済新報社)を読んだ。 かつて書店で本書(タイトル)を見つけた時は、なんとなくお説教っぽく感じて、買うのをためらった。のに・・・ 「一俗六仙」って言葉の響きが、どうしても気になるのだ。 パラパラめくってみると、気軽に読めそうだったので、買ってみた。 一俗六仙は、中国のことわざか漢詩の一句かと思ったけど、著者の造語だとか。 仕事の大緯線から引退したら、仕事から身の日々は週1日に絞り、残りの6日間は晴耕雨読にしたい、とか。理想的だ
山崎晴太郎著「余白思考」(発行所:日経BP)を読んだ。 著者の事は何も知らず「余白」に惹かれて買った本。 いつの頃からか、情報満載の文章よりも、要点だけのものがお気に入りになってきた。読解力が落ちたのか、気まぐれか。 文字が少なければ、自分の頭で補強せざるを得ず、「考える本」に似通ってくる。 本だけでなく、絵画、イラスト、音楽や演劇でも、「余白」や「空白」、「無音」、「静寂」は、無の語りべ。 重要な構成要素。 余白は、余ってるのか・・・ 「余白」の定義をWeb
落合陽一著「忘れる読書」(発行所:PHP研究所)を読んだ。 著者の本は、何冊か読んだことがあるけど、何を読んだのか、忘れた。 そう。昔っから、物忘れが多い。 家族や友人に、「〇〇っていう本に、△△△なんて書いてあった」とか、「あの映画のこんなシーンは感動した」とか話すが、それさえも忘れてしまう。 家族から、「昔、□□□□□って言ってたね」と聞かされても、そうだったかなぁ、と思ってしまう事が多い。 そんな日々なので、書店で本書を見かけ、 忘れていいんだ! 即座
3月は、別れや、新たな旅立ちの季節。忙しさの中にも寂しさが入り混じる。 今回は、今月で放送作家業を引退する鈴木おさむ著「仕事の辞め方」(発行所:幻冬舎)の話。 少し前にYouTubeで、偶然、著者の「仕事の辞め方」のPR的な動画を見て、本書に興味を持ってしまった。 この時はじめて、著者が「SMAP×SMAP」とか、評判の放送作家だと知った。 上手くいってる時こそ 失敗したり、躓いている時に辞めると、心に傷が残る。 そんな辞め方は、次の人生に響く。 起業前に何
ようやく、石野裕子著「物語 フィンランドの歴史」(発行所:中央公論新社)を読み終えた。 歴史は好きだけど、読み始めると、すぐに調べたり, 考え込んだりするので、前に進まなくなる。 フィンランドは寒い所だけど、石器時代には人が住み始め、鉄器時代にはフィンランド湾沿岸を中心に5万人ほどの人が暮らしていたらしい。 人間はやっぱり逞しい。 それにしても、フィンランド。 600年もの間スウェーデン統治下におかれ、その後、100年ほどロシア帝国の統治下に入る。独立しても直ぐに
ビートたけし著「ニッポンが壊れる」(発行所:小学館)を読んだ。著者の本を読むのは初めて。だと思う。 前々から著者の小説に興味はあったけど、読む機会がないまま、このエッセイを読んだ。 大谷翔平のお陰で、今では二刀流、三刀流が社会的に認知されるようになったけど、著者が映画監督を始めた頃は、影武者のような監督がいるんじゃないか、なんて噂話も出たほど。まぁ、有名税のようなものか。 本書は、この頃オカシイな、と著者が思うことを、あれこれと綴っている。 読んでいて、私自身も、そ
笠井亮平著「第三の大国 インドの思考」(発行所:文藝春秋)を、読んでみた。 少し前に伊藤融著「インドの正体」を読んで、面白かった記憶があって、本書を書店で見つけた。 その後、フィンランドに出会ってしまい、インドは二の次になってしまった。 けど、フィンランドの行政や政策について、調べようにも調べられず行き詰まって、インドに戻ってきた感じ。 やっぱり、英語くらい、しっかり勉強しておけばよかった。 地政学的な難しさ 本書を読み始めて、改めて地図を見た。中国やネパ
WBC監督として世界一に導いた栗山英樹がインタビュアーとなって、これまた日本を代表する小売業の株式会社ファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長の柳井正にインタビューするTV番組があった。 90分のロングインタビューで、柳井会長がこんな長時間インタビューに応じるのは珍しいとのこと。 偶然、見たけど、なかなか面白かった。 WBC監督として、日本を世界一に導いた栗山英樹。番組では、そんなそぶりを少しも見せず、インタビュアーとしてファストリ柳井正に食らいつく。その生真面目
少し前に、真壁昭夫著「ゲームチェンジ日本」(発行所:エムディエヌコーポレーション)を読んだ。 むかし、村上龍がジャパン・メール・メディア(JMM:現在は休刊)を発行していた時の常連筆者の一人。当時は信州大学の先生をやっていたと思うのだけど、鋭い切り口で、なるほど、と思う事ばかり。でも、長文だったので、メールをプリントアウトして熟読してた。 ゲームチェンジ ビジネスの世界で使われるゲームチェンジは、既往のビジネス市場そのものが機能しなくなるような、新しい枠組みでビジ
先日、風邪をひいた。 胃腸風邪とか、感染性胃腸炎というヤツ。たぶん。 吐き気と悪寒(発熱)で、丸2日、起き上がれず、水だけで絶食。寝てた。 食中毒だったのか・・・すこぶる気分が悪い。 キッチンの食材の匂いすら、吐き気がする。 こういう時は、無駄な抵抗はしない。 全てを放り投げて、ただひたすら滅入って、寝るしかない。 3日目の朝、ようやく、起きる気になった。 水さえあれば 今まで風邪を引いても、絶食なんてなかった。 けど、今回は、そうはいかない。 何も食べれない。 け
今野敏著「一夜 隠蔽捜査10」(発行所:㈱新潮社)を読んだ。 著者の本は、いっぱい読んでる。「隠蔽捜査」シリーズも全巻読んでいるし、警察小説シリーズだけでなく、拳法シリーズなんかもたくさん読んだ。ストレスを溜め込んでるとき なんかに最適な、スカッとする話が多い。 書店で新刊を見つけたら躊躇いなく買ってしまう。 隠蔽捜査シリーズも、TVドラマの水戸黄門的な面白さ。いつも、あっという間に読み終わってしまい、モッタイナイと思う。 本書も期待を裏切る事なく、面白かった。
日本人は1億2,500万人ほどで、でも日本語を理解できる人達は2~3億人ほどいるらしい。 ※もちろん、誰かの感想をそのままパクっているだけ まぁ、3億人が日本語を理解出来るとしても、世界の77億人は、日本語も知らず、ひょっとしたら日本も知らない人がたくさんいる。 日本語を理解出来る人達は、日本人を含め、世界中の人々の「3%」に過ぎない。 何かの時に調べて気付いた事。だけど、心に引っかかっている。 アイスを買ったり、チョコを食べても、10%の消費税がかかる時代。 1,000
伊藤亜紗著「目の見えない人は世界をどう見ているのか」(発行所:光文社)を読んで、勉強不足だなぁ、と恥じた。 本書の感想文を書こうとして、もう1ヵ月は経ってる。 あれこれと考えてしまうと、前に進まない。まとまらない。 こんな本は久々。イイ学びの機会になった。 目が語っている・・・ 目つきを見れば、何も語らずとも気持ちがわかることの例えを、「目は口ほどにモノをいう」と言った。 確かに、人の仕草や顔つきで、“怒り”や“喜び”を感じ取れる。「言わずもがな」。 心理学
世界幸福度ランキング、6年連続1位がフィンランドだと知ってから、フィンランドに興味津々。 早速、本屋さんに行ってみたけど、フィンランドの事がわかる本が少ない。旅行雑誌やエッセイは数冊見つかった。けど、フィンランドの歴史とか経済、社会に関する本は僅か。 全部買っても、10冊程度。 こんなにも、日本人の関心が低いのか。 ともかく、フィンランドの事が知りたいので、Webで調べてみる。 外務省とか、大使館とか、研究機関等々の、お堅いところの情報は出てくるけど、圧倒的に少ない。