継続捜査ゼミ:今野敏:トリッキーな設定だな

継続捜査ゼミ:今野敏:トリッキーな設定だな

「継続捜査ゼミ」(130/2021年) 「隠蔽捜査」シリーズ以外の今野作品を久しぶりに読みました。元警察官の女子大学の先生がゼミでゼミ生と共に未解決事件を解決するか、なるほどね、この設定ならば書ける警察小説もありか、いやはやトリッキーです。 ゼミ生5人はただの学生、素人であり、ゼミの課題として事件の謎を解くという事なので、プロの警察の方々がやってはいけない「いい加減」なことが出来るし、通常の捜査のプロセスとは違ったことをしても許される。自由度が増したわけですね。ある意味、

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{読書感想短歌*124}今野敏 『真贋』

{読書感想短歌*124}今野敏 『真贋』

ねぇ あなたホンモノですか? と AIに訊かれたら肯けますか、君nee anata honmonodesuka? to AI ni kikaretara unazukemasuka, kimi 萩尾&秋穂シリーズ。前作は捜査一課とゴタゴタしてたけども、今回は二課の変人エリート君が登場、ちょっと可愛い系の変人。刑事たちの間でも、犯人(と目されているひとたち)の間でも、〈師弟〉の関係がストーリーの核になっていて、今野敏らしい、ヒューマンな展開がしみるなぁ。 ※作中、超高級なや

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バランスの取れたエンタメ:読書録「エムエス 継続捜査2」
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バランスの取れたエンタメ:読書録「エムエス 継続捜査2」

・エムエス 継続捜査ゼミ2 著者:今野敏 出版:講談社文庫 元警官の大学教授のゼミが「お蔵入り事件」を取り扱うシリーズ第2作。 と言っても、リアルな警察組織に詳しい今野さんの作品。 「迷宮事件」を扱うようなエンタメ作品とはちょっと違った趣になってます。(本作の場合、「継続事件」は上告された駅での喧嘩案件) リアルなんだけど、その分、ぶっ飛び度合いは少なくなるので、良し悪しはあるかも。 本作のテーマは二つ。 一つは「フェミニズム」。 もう一つは「冤罪(自白に頼った警察捜査の

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今野敏②

今野敏②

『隠蔽捜査』シリーズ。  竜崎伸也。   このキャラクターを創出したことが、凄い!!    一作め、の新潮文庫版裏書き、より。 【竜崎伸也は警察官僚(キャリア)。警察庁長官官房総務課課長。その朴念仁ぶりに周囲は変人扱い。だが、彼はこう考えていた。エリートは国家を守るため、身を捧げるべきである、自分はそれに従って生きているにすぎない、と。】    そして、合理性を重んじ、言う言葉にたてまえと本音の違いがなく、人間を人間たらしめているのは理性があるからだとみなし、 メンツとか出身

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今野敏①

今野敏①

このところ『隠蔽捜査』シリーズを読んでいる。  『隠蔽捜査3.5』、それが町の図書館にあったから借りてきた。(江戸川乱歩賞受賞作小説二冊と共に) そしたら、前の『疑心』とか二作めとかを読んでないとわからないような内容の短篇集で、つまりスピンオフ作品。  全部読んではいるはずだがだいぶうろ覚えだった。 そんで先日街の書店に行ったら『隠蔽捜査』一作めの文庫本があったから買ってきた。   二作めの『果断』と三作めの『疑心』は買った本がまだ手元に残っていた。 『果断』のラスト、妻と

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映画『任侠学園』から

映画『任侠学園』から

私、今野敏の小説が好きで、殆ど読んでいて、これまでに映画化されたものは、私の記憶では二作だけだった。と思う。 『拳鬼』(1992) http://www.filmcity.jp/archives/kenki.htm と 『ST赤と白の捜査フアイル』(2015) https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ST_%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%89%B9%E6%8D%9C%E7%8F%AD#

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【#2021読書の秋/微ネタバレ】ST警視庁科学特捜班・化合【今野敏/講談社文庫】

【#2021読書の秋/微ネタバレ】ST警視庁科学特捜班・化合【今野敏/講談社文庫】

Noteで「読書の秋」コンテスト開催ということで、最近読んで印象に残ったり、買ったままで積んでいた本の感想を書いていこうと思います。この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたいのですが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』がありますので、ご注意ください。 警視庁捜査一課に配属されてまだ一年足らずの菊川と、所轄のベテラン刑事である滝下が中心の物語です。このコンビ同士の軋轢に加え、「捜査本部の検事」「捜査員」「捜査員をまとめる幹部」のそれ

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★我楽多だらけの製哲書(11)★~母校へ恩返しをしようと思った矢先に受けた戒めとドラッカー~
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★我楽多だらけの製哲書(11)★~母校へ恩返しをしようと思った矢先に受けた戒めとドラッカー~

今の自分があるのは、自分と関わってくれて支えてくれた全ての人や環境であるのは間違いない。 その中でも、自分のアイデンティティーを形成する上で欠かせないのが、自分の高校時代である。 大学も中学も当然のことながら「母校」なのだが、自分が最も「母校」という言葉で表現したときにしっくりとはまるのは高校なのである。 愛校心についても、やはり高校に対するものが最も強い。 そんな母校に対して抱いていた思いがある。 故郷ならぬ母校に錦を飾るというものである。 高校時代、私は決して突出し

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「大義」の警察官

「大義」の警察官

「大義」(今野敏)に登場する警察官 諸橋夏男 (ハマの用心棒)  みなとみらい署刑事組対課暴力犯対策係係長・警部 もろはしなつお 城島勇一 (ジョウさん)  みなとみらい署刑事組対課暴力犯対策係係長補佐・警部補 伊勢佐木署・巡査部長 じょうじまゆういち 浜崎吾郎 倉持より4歳上 みなとみらい署刑事組対課暴力犯対策係・巡査部長 伊勢佐木署 はまさきごろう 倉持忠 30代半ば みなとみらい署刑事組対課暴力犯対策係・巡査部長 くらもちただし 八雲立夫 倉持の1つ下 みなと

テレビってやつは

テレビってやつは

実はうちはテレビがない。ずいぶん前に処分した。なくてもさほど困らないし最近はないことが普通になっているのでたまに友人宅とかでテレビが流れている環境にいると違和感しか感じなくなる自分がいる。 ドラマとかは最近はネットでも視聴できるから見たければ見ることが出来るしニュースはネットの方が大概早い。バラエティというジャンルには元々興味がないので不要だしスポーツも見たいとは思わない。あえて言うならCM自体は時勢が見えて面白いものもあるけどひどいものが最近は増えているように感じる。