2024年3月開業の『はじまりの家そら』は、高齢者や終末期の患者の共生型ホスピス。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
私の祖父母で、生きている祖父母は、母方の祖母しかいません。
最初は肺炎だと診断を受けて、入院し、今は特養ホームに移りましたが、そこでも色々問題になっているそうです。
弱った祖母は、やっとの思いで見つけた特養ホームも、「違う施設に移動してくれ」と言われ兼ねない程、様々な問題が上がっています。
そんなことを知った時に、以前から温めていた記事であったこちらの施設を、今だからこそ言える話を交えて紹介したいと思います。
2024年3月、がん末期患者や高齢者などが、住み慣れた地域で穏やかに最期の時を迎えるための地域共生型ホスピス『はじまりの家そら』が、東京都東久留米市前沢5でリニューアルオープンしました。民家を改装した建物内にはあらゆる世代が集う交流できるスペースが併設されています。地域と関わりを持ちながら旅立つ新しいホスピスのカタチを提案します。
今回は、『はじまりの家そら』が果たす、地域での役割について紹介します。
『はじまりの家そら』が地域にあることで、担う役割
東京都東村山市で訪問看護ステーションを運営しているNPO法人「コミュニティケア・ライフ」が携わっています。2023年、1階部分をオープンし、子どもの料理教室や映画上映、ピアノ教室の開催などを介して地域の人が集合するスペースとして活用されてきました。
リニューアルは、社会貢献に励むメットライフ財団の寄付を受けながら、NPO法人「コミュニティケア・ライフ」と日本財団による【高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム】の一環で、3部屋分を増床しています。温かみのある自然素材の壁や無垢な床を取り入れ、利用者が庭に植えた植物を眺めながら心地良く過ごせる環境に整えました。
終末期患者の家族の宿泊や療養以外にも、看護サービス付きの一時宿泊にも対応しています。
参考:地域共生型ホスピスで新たなみとりを 終末期ケア「はじまりの家そら」 東久留米で新装開所式 東京新聞(2024年)
2024年3月22日のリニューアル開所式で、NPO法人「コミュニティケア・ライフ」の理事長の女性は「施設でも病院でも自宅でもない、コミュニティーホスピスとして利用頂きたいです」と言葉を述べました。
お問い合わせは、『はじまりの家そら』=電話042-420-5040=まで。
祖母はどうなるのか
2024年4月に、微熱と咳が続き、病院に入院した祖母。最初は肺炎だろうと入院して、咳が長続くから百日咳?、いや間質性肺炎ではないか?など、診断名がコロコロ変わりました。
まだ咳が止まっていないのに、病院から「退院してくれ」と言われて、母の弟、私の叔父さんは、ヘルパーやソーシャルワーカーなどと、特養ホームを探しました。
特養ホームが決まるまで、ショートステイに行っていました。入院した病院から、「呼吸器内科を受診した方がいい」と言われて、叔父さんが連れて行くと、喘息の診断を受けて、認知症で薬の管理ができない祖母は、ショートステイの職員が、処方された喘息の飲み薬と貼り薬で治療をすると、咳は落ち着いたそうです。
特養ホームも決まり、いざ入寮、かと思いきや、祖母はショートステイを離れる日に、またもやこけて転倒してしまい、特養ホームに入る前に、整形外科を受診したそうです。
祖母は膝が悪く、70代の時、膝の中を綺麗にする処置を受けていますが、人工関節などの手術を受けておらず、常に転倒のリスクがあります。
私の母も膝が悪く、2023年両膝に片足ずつ、人工関節を入れて、足の見た目の綺麗になって、今ではきちんと歩けていますが、手術を受ける前は、どちらかと言えば、祖母の方が母より歩けていました。
転倒して病院受診後、特養ホームに行くと、叔父さんは「うちは特養だけど、比較的軽症の人が入る場所だから、もしまた転倒などしたら、うちでは世話ができないから、その場合は他に移って貰いますから」と、入寮初日に、そう言われたそうです。
祖母は90代。年齢的にも足腰が弱っている世代です。せっかく特養ホームに入寮できたのに、もしかしたら退寮になる可能性もあると知って、祖母は自宅にはもう戻れませんし、どうなるのか、孫として心配が尽きません…。