『g.eN』。口にくわえるだけで1本ずつ歯を磨く全自動歯ブラシ!【Genics】開発。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは、歯磨き、しっかり行えていますか?どうですか?
私は30代になって、数年前に歯医者に行った時に、ようやく正しい磨き方を覚えることができて、今は歯医者には行っていません。
こうなるまで長い道のりがかかり、それまではずっと虫歯ができたり、定期的に歯医者に行くなど、大変な日々でした。
コロナ禍に入った時から、「口腔ケアへ意識を!」と思って、舌ブラシも使う様になりました。舌ブラシは仕事など外に出かけた時や、夜ご飯を食べた時に使っています。
母がラジオで聴いた話だったかと思いますが、歯磨きは1日5回する方が歯には良いそうですよ。(本当かな?)
この記事では、丁寧に磨いていても、磨き残しがあったり、虫歯になることもある、幅広い世代がお悩みの歯のことを、解決してくれる医療機器かもしれません。
東京都港区にある早稲田大学発のベンチャー企業【Genics(ジェニックス)】は、口にくわえるだけで1本ずつ歯を磨く全自動歯ブラシを開発しました。【Genics】の社長の栄田源さんは2015年、早稲田大学大学院の修士1年だった時に着想した後で、研究を続け、2024年3月に『g.eN(ジェン)』の商品名で要介護者を対象に販売開始しました。
今回は、『g.eN』が開発された経緯と、実際にどういう現場で使われているかなどを、紹介したいと思います。
『g.eN』の誕生秘話、どんな現場で活用されている?
栄田さんは、「ロボット技術を日々の暮らしに役立てたら」と考え、日常的にやりたくない行為の中から歯磨きに着目しました。「毎日頑張っても正しい磨き方をしないとキレイな歯を維持できません。最低限維持できるものを提供できたら」と説明しました。
上下2本の突起のマウスピースをくわえて電源を入れて使用します。7本の小さい歯ブラシが歯列に沿って横移動と回転を繰り返し、外側と内側から歯を1本ずつ磨いていきます。歯ブラシを上下で付け替えますが、30秒ずつ最短1分で歯磨きが終わります。重さはおよそ300g。リチウムイオン電池による充電式で動きます。
電動歯ブラシや手磨きと違って、磨きたい部分にブラシを当てる必要はありません。くわえるだけですが、歯科で推奨する手磨きと同水準の効果を獲得できるとし、栄田さんは、「口腔ケアの意識の底上げに結び付けたいです。口の掃除ロボットを目指しています」と述べました。
画像引用・参考:くわえるだけで簡単歯磨き 次世代型全自動歯ブラシ「g.eN」のご紹介 社会福祉法人 はばたき福祉事業団
リハビリテーション病院や介護施設、在宅介護などで介助を必要とする人向けに販売していて、既に歯を磨けない障害者や高齢者などで活用されています。
これから、デザインなどの改良や付け替える必要がある歯ブラシの一体化をして、数年を経て一般消費者向けの販売が目標です。
とにかく歯磨きが下手だった私
元々手先を動かす動作ができるものもあれば、苦手なものが多かった、特に子ども時代の私。
保育園の時からずっと歯磨きが下手で、必ず虫歯があって、学校の検診で、歯科検診は毎回アウトで、結果を観ると、「病院に行って下さい」と、必ず書いてありました。
子どもだから歯医者が嫌いだった、というのもありますし、「あー、また歯医者に行かないといけない」という悲しみや、あの治療中のドリルの音、本当に嫌でした。
とにかく虫歯が小さい頃は毎年あって、虫歯の治療で銀歯を詰めたり、銀歯が外れたら被せるためにまた行ったり、子どもの頃の私のせいで、大人になってからも、銀歯が口の中には複数あります。
歯磨きは、磨き残しを調べるピンクの色を歯の表面に付ける検査でも、毎回真っ赤で、何度うがいしても、口の中から赤い成分が出て、それ位下手で、多分毎回聞いても、「歯医者自体が嫌だ」という想いが強すぎて、何度通院しても、磨き方のコツが頭に入っていなかったと思います。
数年前に歯が痛いと言って歯医者に行った時は、何も問題もなく、もしかしたらストレスで痛む、「歯科心身症」だったのかもしれません。
歯って、歯周病だったり、悩んでいる、でもできるなら歯医者に行きたくない、という多くの人が持つ大きな悩みの1つだと思うんです。
全自動なので高いかもしれませんが、きちんと1本ずつ磨いてくれるなら、それだけで価値があると思います。
人は何でも全て完璧にできるわけではないので、どんな人でもきちんと磨けたと思っていても磨き残しは出て来るもの。
そんな多くの人の悩みの種を、この『g.eN』で、歯の悩みから解放される人も多いと思いますよ。