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挑戦のシュークリーム。
『お待たせしました〜。待った?』
「いいえ。全く。今来たところです」
デパートの入り口に差し掛かろうとしたタイミングでちょうど吉田さんが現れた。
時間ぴったり。今日はいい日になる気がする。
『今日は何作るの?』
私は今日のメニューがハンバーグであること、
スープはビシソワーズであることを伝えた。
梅雨に入ったというのに、そらもスコーンとしていて気持ちがいい。
開店2分前、ほのかから『
休日に向けたカスタード。
『今度うちにおいでよ。新しく買ったオーブンもあるし。料理しようよ』
あれよあれよという間に予定が決まった。
土曜日の午前9時45分。デパートの開店を待って材料を買う。
ほのかも同じタイミングで合流して3人で家に行くことになった。
4月の異動で私の職場に来た二つ年上の吉田さんは、
何事も丁寧でそれでいて勢いがあって、誰からも慕われている素敵な人だ。
何が食べたいか尋ねるとすぐさま
『肉かな。
トリュフ味のミックスナッツとお正月。
コンビニで買った生ハムとトリュフ味のミックスナッツを用意して腰掛ける。
去年の誕生日に叔母にもらった綺麗なボトルに入った白ワイン。
スクリューキャップを開けて。リーデルのグラスにトクトクと注ぐ。。。
木の実が香って爽やかだ。
ポカポカに温めた部屋の中で唯一バシッと冷えていて。
グラスを傾けると瞬く間に舌先に広がって体の中に染み渡っていく。
午後2時。
一日中再放送している連続ドラマを追
三連休。始まりはちゃんちゃん焼き。
キャンプに行かない?
ホノカはいつも決まって仕事が終わりかけの午後5時。
わたしの席の右隣に立って話しかける。
今回もそうだった。
わたしの席はフロアの真ん中あたりなのだけど、
右側にはパーテーションが置いてあるから、左から話しかけられることが多い。
でもホノカはいつも右側に立って話しかけてくる。
これも決まってパーテーションに腕をのせて。。。
「来週の土曜日。倉敷のキャンプ場とってある
美味しいカフェオレとイングリッシュマフィン。
日曜に早起き。時刻は7時。
カーテンを勢いよく開けると、空は私と同じく目を覚ましたばかり。
窓を開けたら、少しだけ冷たい風が
すーっと。部屋の中に入ってきて、私の体を包んだ。
一気に目が覚める。ベランダの植物におはようを言いながら水をやり、
青白い空を眺めながら今日やることを羅列する。。。
「んー。ないな」
私がやらねばならない事は、近々だと
マイナンバーカードを市役所に取りに行くことく
がくぶちと冬瓜スープ。
昼過ぎに電話がなった。相手は額縁屋さん。
『ご注文いただいていた額縁、出来上がってます』
先週の土曜日、
以前もらったポストカードを額縁に入れようと訪れた
美術館の二軒となりにある額縁屋さん。
ポストカードを額に入れたいんですけど。
相談すると、今度入れたい物を持ってきてください。そう言われ、
翌日ポストカードを持って足を運んだ。
では二階へどうぞ。
私より年上で、
でもお姉さん。と