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#詩

ハッピーエンド

ハッピーエンド

とても器用で
全てにおいてぬかりない
そんなバカバカしい
繊細さが
綺麗でした

あの日
人もまばらな地下道
今でも鮮やかなのは
ほんの僅かだけ

あなたと私の間に
冷たく
空を切る様な
突風が吹いて

私は引力には
抗えず
その場に
しゃがみ込んだ 

そして
あなたを
見失った

始まりは

始まりは

始まりは終わりの始まり
冒頭から そんな安っぽい台詞を使う
映画を観た

出会った2人が急速に
盛り上がり
時間を忘れて 
互いを求め合う

大抵、この展開の場合
燃え尽き症候群みたく
近い将来  別れるだろう
そんな伏線を感じた

恋の始まりから
バトンを渡すかの様に
恋に終止符を打った2人は
若かりし日の
自分達を 同じカフェにいた
カップルに重ねてみては
情緒を崩壊していく

始まりは終わり

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楽園

楽園

今 少し遠ざかった
まだ過去と呼ぶには
早すぎる程の曲線日

1歩足を踏み出せば
光刺すこの場所へと
誘う君が手招いてた

そうだね・・・ただ私に
ほんの少しの勇気が
なかっただけかもね

弱りつつも在り続けた身体を
支える事に精一杯
なんて言い訳なんかして

自ら壊滅の途を選び

重い荷物を背負って
苦しいとも言わず・・・
笑う
強がりを覚えた

枝分かれした運命線を
迷路みたいにさ迷って

辿

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舞い上がれ

舞い上がれ

君は今 誰と笑う
私の記憶の中の君は
あの頃と同じ笑顔

月日が流れても
思い出は色褪せず
鮮やかに尊く色濃く

君が残した全て
愛しさも憎しみも
この痛みも
全てが清く美しい物

君を愛した事を
今も誇りに思える
汚れた過去は形を変え

気丈に笑えるチカラ
私には宿してくれた
離れる運命の悪戯に

誰かを羨む事も
もう、零(0)に等しくて
出会えた必然を謳う

今こころを込め
想いを届けよう

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ハナイカダ

ハナイカダ

今の私はハナイカダ
ただただ水面を薄紅色に
染めるだけ・・・

ココロの声は
何故だろう 電波だけでは
伝わらない

君の声が
少し怖かったから
泣きました

強がりは
見せかけだけの姿
電波からも逃げました

落ち着いてみれば
気持ちが逃げてた
強くもなくて脆い

思った以上に本当
情けない心の澱み
私は変わります・・・

君がみつけた頃に
戻ります
そして新しい私で
歩みを進めます

桜の季節

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