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楽園


今 少し遠ざかった
まだ過去と呼ぶには
早すぎる程の曲線日



1歩足を踏み出せば
光刺すこの場所へと
誘う君が手招いてた



そうだね・・・ただ私に
ほんの少しの勇気が
なかっただけかもね



弱りつつも在り続けた身体を
支える事に精一杯
なんて言い訳なんかして



自ら壊滅の途を選び



重い荷物を背負って
苦しいとも言わず・・・
笑う
強がりを覚えた



枝分かれした運命線を
迷路みたいにさ迷って



辿り着いたら  Ah・・・
貴方が居て
貴方が居て



格子模様の蜘蛛のお家
手探りで壊してみたら
楽園と言う  Ah・・・
優しくて寒い
心地の良い場所
ひとり微睡んでたんだ



愛を知らない私には
綺麗な世界に
見えたのだけれど






 

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