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鍼灸師の本音

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私の汗は十分だろうか?それを判断するのが難しい

私の汗は十分だろうか?それを判断するのが難しい

世にコンサルという仕事が成立するのは、この一点じゃないでしょうか?

とくに健康という分野では、自分が正しい努力をしているかどうかという、たった一点について、

質の点でも、量の点でも、判断する材料を、誰もが持っているわけではないということ。

大抵の人が、自己判断で、「私は仕事で立っている時間が長いから、運動は十分だ」とか、「私はお酒を飲まないので、カロリーオーバーはそんなに気にしなくてよい」と

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不眠、四十肩、五十肩、足底腱膜炎、頭痛、首肩コリ、共通の原因としての骨棘

不眠、四十肩、五十肩、足底腱膜炎、頭痛、首肩コリ、共通の原因としての骨棘

四十肩、五十肩や、
足底腱膜炎になりやすい人がいます。

骨のトゲと書いて、
骨棘(こつきょく)

これが、できやすい人です。

私が最近よく見かけるのが
骨棘が、後頭骨にできてるパターン。

後ろ頭の骨に、ぼっこり
できてて驚きます。

ほとんど、後頭骨と区別がつきません。

整体とかに行っても、
「なんだろね~この盛り上がり」で
終わると思いますが、

鍼灸は鍼、刺しちゃいますからね。「ああ、

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血虚…クロっぽく、カサカサ、艶がない

血虚…クロっぽく、カサカサ、艶がない

『美味し●ぼ』の、

朝食対決で、海●雄山が、

今時分、昔ながらの

「普通の和食」の朝食を

準備しようとすると、

材料揃えるだけで

何千円もかかる…

昔の人の普通の食事が、

今や高級品だ、

というようなことを

言ってましたが、

まったくその通り。

栄養素

昭和の朝食を作ろうと思ったら、

・・・イメージとしては、

サザエさんちみたいな、和食ですが、

ああいう朝からきち

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「治りにくい」諸々、鍼灸の一押し加えるだけで、治るかもよ?

「治りにくい」諸々、鍼灸の一押し加えるだけで、治るかもよ?

手の湿疹の痕のデトックス。

3年前に、

医療用グローブにかぶれ(?)

手の皮膚がむけるほどの

湿疹を起こしてしまった歯医者さん。

薬できれーに治ったはずなのに、その方に乞われるまま、手の甲に鍼をしてみると、パンダのような黒いシミが現れて、

鍼灸師、「マジか?」と冷や汗をかきました。

↓↓↓そのパンダ状のシミがこちら。↓↓↓

もともとはTOP画像に近いきれーな手だったんですよ。
それ

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その腰痛、手術が必要になるまでほっとくの?

その腰痛、手術が必要になるまでほっとくの?

骨粗しょう症
脊柱管狭窄症
腰椎すべり症

腰痛が進んでいくと、いずれ手術が必要な状態になります。

私は・・・個人的見解ですが、・・・手術が必要な大変な病気は、すべてその前に小さな問題が起こっていると考えます。

たとえば・・・私の場合、チョコレートを食べると、その後異様に疲れるし、腰痛ヤバいんですが、これって絶対腎臓・・・つまり、そういうことです(自業自得のパワーたるや)

事前に、適切な手を

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ピンピンコロリは、ケアの差です。

ピンピンコロリは、ケアの差です。

高齢になったら
最後まで動くために

身体のメンテナンスが必要です。

それを60歳ではじめるか。

70歳かではじめるか。

それによって、

最後の数年のQOLが段違いです。

ピンピンコロリも、

結局は、ケアしてるかどうか

だけなんです。

アスリートが、晩年に身体がボロボロになるのは、 使い方に対して、ケアが足りないからです。

草笛○子さんのような、女優さんが 年齢を重ね

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あなたのデトックス|薬で治したはずなのに、3年たっても、毒素が身体に、残ってる。

あなたのデトックス|薬で治したはずなのに、3年たっても、毒素が身体に、残ってる。

一旦治ったように見えた、「手湿疹」

この手の持ち主は歯医者さんで、職業柄、かならず手袋をつけなくてはならないのですが、その手袋にかぶれてしまいました。

一時は、仕事を続けられなくなるかも、というほどだったのですが、

台湾で処方された漢方薬が良かったようで、いったん湿疹は治ったのです。

しかし、3年後の現在。
その手の甲に鍼灸治療をしてみると、

出るわ出るわ…

「こんなに毒素が残っていた

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アトピー、肌のくすみの変化

アトピー、肌のくすみの変化

当院のアトピー患者、Mさんは、コロナが始まる前まで、通勤中はハンカチで顔を隠していたそうです。

赤い顔を、ひとに見られたくなかったから。

Mさんも、私もですが、アトピーに鍼灸が効くとは思ってませんでした。

だから、鍼灸治療のねらいは、アトピーじゃなかったんです。

初診の時から、Mさんがいうことは、「とにかく首がしんどい」の一点張りで、

首のどこが、と聞いても「首からこう…肩まで全体」

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アスリートの歩き方

アスリートの歩き方

一流のアスリートは
「足が鎖骨から生えている」
感覚を持っているそうです。

これを、私なりに解釈すると、鎖骨からすぐ足が伸びていて、脳と足との距離が近いという感覚でしょうか。

脳と足との間の神経回路が発達しているといいますか。

私たちの日常は、どうしても椅子に座っている時間が長いです。

椅子に座った状態の「延長」で、歩き始めると、背中は「直線」のまま。

足もロボットのようにぎこちなく、動

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当たり前の治療

当たり前の治療

うちが「早く」治せる理由は、他の治療院の3倍、治療しているからです(単純)

普通の治療院、治療枠が1時間あったとしても、「みっちり」治療している時間は30分強だったりします。

整骨院でも、電気当てて、ピクピク筋肉動かしてる時間が長いでしょう?

30分しか治療しない治療院にくらべれば、90分治療する治療院の方が、早く効果が出るって、当たり前でしょう?

治療法が確立している病気は、「どれくらい

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病気との距離感

病気との距離感

患者さんのニーズは常に一つ、「早く治してほしい」

それは、医者もよくわかってます。

でも、その「早く」という言葉の解釈が、医者と患者の間でまるで違う。

医者は「場合分け」して考える。
患者は、「早くと言ったら早くだよ!」「すぐに!」

「早く」という単語一つの解釈で、お互いの間にかかるはずの、コミュニケーションの橋が落ちるので、気を付けたいところです。

医者の頭の中にある「場合分け」とは大

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病気の原因は、すべて血行不良

病気の原因は、すべて血行不良

私やあなたがかかる、病気のほとんど「すべて」といっても過言ではありません。

病気の原因は、血行不良です。

うつ病は、脳の局所的血行不良。

肩こりは肩の筋肉の局所的血行不良。

胃が悪いときも、腎臓が悪くなるときも、

その前には、必ず、その臓器の一部または全体に、血行不良が起こっています。

血行不良とは、

(1)血が行ってない、または、
(2)古い血がその場に滞っているということ。
これ

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ビフォーアフター(アトピー)

ビフォーアフター(アトピー)

治療において、経過というのは、一番大事な資料で、どれくらい読み解けるかってことは、すごく大事。

写真は、左が2年ほど前(2020年)

右が、今月(2022年10月)

並べてみると、一目瞭然。

1.赤みが違う。左の写真の方が、かなり赤い。
2.皮膚のシワの入り方が違う。左のシワの方が深い。
3.肉の感じ。左の筋肉は炎症を起こして、じくじくになった柿の実のよう。右の写真の方が正常だと分かる。

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たまらないその痛み、原因は骨の虫食い

たまらないその痛み、原因は骨の虫食い

昔々、とんでもなく昔から、数多くの鍼灸師がいて、
ある人が、人の身体に鍼を刺していて、見つけたんですね。

「これ…骨が溶けてない?」って。

骨がそげているというか、虫が食ってるというか。

近年…でもないですが、数十年前に、日本でも、この「骨の虫食い」に気づいた鍼灸師(兼薬剤師)がいました。

小山曲泉先生です。

奥さんのひどい神経痛が治らず、それを治そうとして見つけた治療法が、「掃骨鍼法」

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