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ことばのあれやこれ

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#ライター

「読み手」視点で書くためのヒント

「読み手」視点で書くためのヒント

文章の難しさは、書き手になった瞬間、読み手の意識が急激に薄れがちになることだ。

たとえば誰かから「この記事を読んでみて感想を聞かせて」と言われたときには「ここの説明が少しわかりづらかった」「結論から先に書いた方がいいかも」など読み手としてあれこれ指摘できるのに、書き手になった途端、まさに読み手の自分が指摘するような過ちを、書き手の自分が犯してしまう。

他人の欠点は見えるのに、自分の欠点が見えな

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「ライターになりたい」と思ったら読むnote(商業ライティング基礎の“き”)

「ライターになりたい」と思ったら読むnote(商業ライティング基礎の“き”)

はじめまして、フリーランスでライターをしているオバラ ミツフミと申します。学生時代にプロを目指し、モメンタム・ホース代表の長谷川リョーさん(当時はフリーランス)に弟子入りし、文筆業の道に進みました。

ライターとしてお金を稼ぐまでに、およそ2年くらいの時間がかかりました。師匠には、「本当にセンスがない」と言われたほどです(笑)。

ただ、弟子入りから1年でブックライティングをまかせてもらえるまでに

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3人のライター/編集者の取材現場をのぞき見!インタビュアーの視点から学ぶ “VIEW OF INTERVIEWERS”を開催します!【sentence LIVE #8】

3人のライター/編集者の取材現場をのぞき見!インタビュアーの視点から学ぶ “VIEW OF INTERVIEWERS”を開催します!【sentence LIVE #8】

こんにちは!sentence運営の中楯です。

書くにまつわる仕事をされている方で、「インタビュー記事」を書かれている方は多いのではないでしょうか。でもインタビューってどうやって学んだらいいんだろうか。「他の人がインタビューしているところをのぞかせてもらえないかな・・・」ーーそんな風に思ったことがある方にズバリ朗報です!

インタビューの現場をのぞき見!今回のsentence LIVEのテーマは「

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ミスチルの背中を見ながらライターの山を登っていた――sentenceLIVE #6 イベントレポート(有料動画つき)

ミスチルの背中を見ながらライターの山を登っていた――sentenceLIVE #6 イベントレポート(有料動画つき)

「Webライターとしてお仕事をしたいけれど、どんな風にキャリアを積めばよいのだろうか」

そんなお悩みの声をsentence内でもよく見かけます。私もそう思い悩む一人です。

書くことが好きで、仕事にすると決意した。しかしどんな風に進んでいったらよいのか、地図の全体像の前に、進む方角すらよく分からない。ただただ目の前のことに取り組む日々。

あるいは「すでにWebライターとしてお仕事を受けているけ

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第一線で活躍するライター・編集者の取材動画を特別にチラ見せします!【VIEW OF INTERVIEWERS】

第一線で活躍するライター・編集者の取材動画を特別にチラ見せします!【VIEW OF INTERVIEWERS】

こんにちは!sentenceのコミュニティマネージャー、中川です。

sentenceで、11月から始まった特別企画「VIEW OF INTERVIEWERS」。第一線で活躍するライター・編集者さん3名に、同じテーマ、インタビュイー、想定質問のもとで取材していただき、その様子を覗き見する……という、主催側も楽しみすぎて夜も眠れなかった本企画。

普段は見ることのできないプロのライターや編集者の、リ

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メルカリ・サイボウズのインハウスエディターが語る、会社のブランドを編集するという仕事 #inquire_event

メルカリ・サイボウズのインハウスエディターが語る、会社のブランドを編集するという仕事 #inquire_event

企業が主体となって運営する「オウンドメディア」がここ数年、活況を呈していましたが、2018年末〜2019年にかけて、オウンドメディア閉鎖のニュースを目にすることも増えてきました。

一方、ファンとのコミュニケーションを促進するためのメディアや質の高いコンテンツを配信し続けるメディアは現在でも多く存在します。今回のイベントでは、企業の中で働く編集者に求められる資質や、オウンドメディアに留まらないさま

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初心者ライターがつくってしまいがちな構成のパターンを桃太郎で整理した

初心者ライターがつくってしまいがちな構成のパターンを桃太郎で整理した

あれはざっくり5年ほど前でしょうか。

イベント取材を終え、編集者から「初稿の前に構成いただけると幸いです」と言われた駆け出しライターは、10分くらいで構成を作成し終え、どや顔で送付しました。イベント取材中のメモに申しわけ程度の見出しをつけ、一切インデントをせずに羅列しただけのドキュメントを、です。いま、彼女に向かって言ってやりたい言葉はひとつだけ。

「お前が作成したのは構成じゃなくて議事録だか

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インタビュー話法:リアクションパターン類考

インタビュー話法:リアクションパターン類考

ひとの話はうのみにしちゃいけないよ、約束だよ?

【話を聞いた時の返し方のパターンってこんな感じ】
「A」という話をされたと仮定します。それに対してインタビュアーがする思考は、“その「A」をどう展開させるか”。

1.A→A(単純な感情的反応)Aという話を受けて、何も変えない反応をする。雰囲気づくり、相手を乗せるコミュニケーション。「うんうん」「それな」「なるほどです」「ですよね」「パねえ」「マジ

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正解がないならシェアしよう! 編集者のカンニングペーパー

正解がないならシェアしよう! 編集者のカンニングペーパー

CAIXA編集長の友光だんごです。「編集者」と名の付く仕事について8年くらいになるのですが……

記事書いたり編集したりするの、めちゃくちゃ難しくないですか?

何が一番難しいって、「正解がない」こと。

例えば、記事を書く際に「こうすると上手くいくよ」的なノウハウはあるっちゃあるのですが、全てに適用できるわけではない。なぜならインタビュー記事と一言で言ってもビジネスからエンタメ、ローカルのおっち

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取材の失敗を挽回する編集の心構え。この3つを頑張ればなんとかなる

取材の失敗を挽回する編集の心構え。この3つを頑張ればなんとかなる

いきなりの告白ですが、僕は取材が終わったあとに「めちゃくちゃおもしろい話が聞けた! これはバズる!」と確信できた経験がほとんどありません(もしかしたら、これまで一度もないかも?)。

それでもそこから「編集」を経て完成した記事は、ありがたいことに多くの方から好評をいただいています。

では、取材をしてから記事が完成するまでの間にどんなことをしているのか。どうすれば手応えのない取材記事を“強く”仕上

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より良い修正稿のために心がけていること

より良い修正稿のために心がけていること

「初稿よりも修正の方が辛いときあるよね」と、ライターの友人と話したことがあります。なぜか、ゼロから書き上げるより、一度形にした原稿を直すほうが面倒に感じるんですよね。そのうえ修正箇所が山のようにあると、「ライター向いてないのでは」と落ち込み、さらにやる気を削られる。

とはいえ、修正の期限は容赦なく迫ってくる。そのなかで、なるべく健やかな気持ちで、より良い修正稿を完成させるにはどうするか。(そもそ

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もっと伝わるnoteを書きたい方のための「sentence講座活用術」

もっと伝わるnoteを書きたい方のための「sentence講座活用術」

「自分の趣味について発信したい」
「所属している団体の活動を分かりやすく伝えたい」
「仕事で学んだことをアウトプットしたい」

そう考えていても、自分の考えを分かりやすく、簡潔に「書く」のは難しいもの。

「もっと伝わる文章を書きたい」

sentenceではそんな思いを持つ、初心者ライターや、文章と向き合いたい方に向けて、基礎を体系的に学べる講座を開催しています。

本日は、講座の内容や特徴、実

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タイトル付けは「2つの意識」を持つだけで劇的に良くなるという結論に行き着いた

タイトル付けは「2つの意識」を持つだけで劇的に良くなるという結論に行き着いた

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Webメディアの記事のリーチは、タイトルひとつで劇的に変わる記事のタイトル付けに悩む人は多いと思いますが、それは正しい行為です。

なぜなら、僕自身これまで長らくWebメディアを運営してきて、タイトルひとつで記事のリーチが10倍以上変わる事例を何度も見てきているからです。

※そういった経験もあり、新R25でも記事の入口となるタイトル(およびサムネイ

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※試聴版です。オリジナル版(27:39)は購入後に視聴できます。

ライターはやみくもに日々の仕事をこなすだけでは成長しないと思っています。いわゆる「ライティング本」で学べることも基本中の基本でしかありません。では、本質的に成長するためにはどんなことを習慣化すべきなのか? 6つにまとめて話してみました。