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心に響きました

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心に響いた記事を入れさせていただきました。
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#今こんな気分

我ながら悲しい小説の世界を生きてるみたいだ。

我ながら悲しい小説の世界を生きてるみたいだ。

 『悲しみよこんにちは』と『ボヴァリー夫人』。どの時代もフランス文学にはハッピーエンドは用意されていない。『Emily in Paris』のLucも言ってた、悲劇こそ人生のドラマであり真髄だと。フランス人は “c'est la vie” と言って、受け入れて歩くんだ。そんな実らない愛の物語には、違った輝きがある。

 なぜ、そんなことを考えてるかと言えば、気にもとてめてなかった、ものすごく近くて遠

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月

月が綺麗だと幼い娘が言った。

私も同じく思った。

遠くに光っている。

月はただそこでひっそりと世界を照らす。

私はただその世界の一部の生き物としてその月を見ている。

暗くなると太陽光の力を借りて輝く月

昔からなんとなく月が好きだ。

月をぼんやり眺めながら、妙な言葉がこだまする。

「子どもさんを保育園に預けて、こんな大変な事してるんでしょう?自分のお子さんに目は向けるの?大変ね。なん

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夏に想うこと

夏に想うこと

まだこんなに暑いと言うのに
時折抜ける風に秋を感じる事がある。
それは暦の上ではもう秋だという自分の想いのせいなのか、ほんの些細なことを本能的に感じ取っているせいなのか、やたら目に入る風景がセンチメンタルな気分にさせる。

昨日と今日の何が違うのか

青一色の澄んだ大空には、くっきりと輪郭を残した白い積雲が、形を変えるわけでもなくどっしりと居座っている。
真昼の池にいる水鳥たちも、水辺から突き出た

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あなたの言葉が、誰かの正解かもしれないのに。

あなたの言葉が、誰かの正解かもしれないのに。

そこにいてくれるだけでいいのに。

届いていたのに。

それが今日じゃなかったとしても、

あなたの言葉が

私の大事なものだったのに。

私が等身大の言葉を書くから、

あなたの等身大を見せて欲しいよ。

私が優しい世界を描くから、

あなたの今日を教えて欲しいよ。

寂しくても

今はまだ、
世界をあきらめないで

ここにいて、

……欲しいよ。

何となく、思ったことでした。
#あなたと作

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怒らせたお前と傷つけたあなた

「俺を怒らせたお前が悪い」と「私を傷つけたあなたが悪い」は同じ。

こんな簡単なことにやっと気づいた。

ダンナは、子どもに向かって「怒らせたお前が悪いんだからな」というセリフを言うことがあった。
私に対しても「俺を怒らせやがって」というようなことも言っていた。

そんなセリフを聞くと今まで私は、怒っているのはあなたなんだから、あなたが怒らなきゃいいだけじゃんと思っていた。
怒りの沸点なんて人によ

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ふわふわハムスター

ふわふわハムスター

疲れているとき。

ふと、気持ちがマイナスに傾いてしまうとき。

過去にやらかした時の記憶が突然蘇って、「うわぁぁぁ」ってなるとき。

自己嫌悪に陥りそうになったとき。

ワシは心の中でこの言葉を呟く。

『ふわふわハムスター』

時には声に出して。

『もふもふハムスター』

大好きなハムスターを無理やり脳内に召喚させ、気持ちを落ち着ける方法。

『ふわふわ』とか、『もふもふ』を付けることで、心

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越えていく記憶をそっと押して。

越えていく記憶をそっと押して。

自分の記事への返信を今、書いておこうと思います。

断食がもうすぐ終わるという頃...

唐突に思ったことがあり、しばらく呆然としました。

それが断食という「食を止める」ことからの肉体の反応として、ぽっかり浮かんできた思念かも知れませんが。

私が愛して、ずっと愛そうと思ったひとは今までの人生で一人かもしれない、ということ。

それは元夫のDでした。

今までの人生で愛してくれたひと達はいました

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