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マーケティング戦略

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ブランディングによって構築された「価値」が「売れる(伝わる)仕組み」を作り上げるマーケティング戦略について発信しています。
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2022年2月の記事一覧

相手の「ニーズ」を、「圧倒的な価値」で充足する

マーケティングにおいて重要なことは、

「相手のニーズ」を素早く察知し、

そのニーズを、

競合(ライバル)よりも優れた方法で充足することが、差別化に繋がり、
それが競争優位性を実現すると、私は考えています。

では、相手の「ニーズ」を充足している正体とはなんなのか。

それが、「価値」であると私は考えています。

相手(消費者)は常に「価値」を求めています。

そして重要なのが、自分が相手に提

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マーケティングで重要な2つのこと

ブランディングによって、ブランド価値を構築し、

その価値を届けるべき相手に届け、

その価値を高く見てもらうこと。

マーケティングの中心にブランディングがあり、
ブランディングの周りにマーケティングがあります。

つまりマーケティングとブランディングは、両方出来るからこそ、それぞれに価値が生まれるのだと私は考えています。

今回は、マーケティング戦略において、私が重要だと考えている2つのことを

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「満足した顧客による口コミ」は、どれだけコストをかけた広告よりも威力が強い

マーケティング戦略において、顧客満足(CS)という指標があります。

顧客満足とは読んで自の如く、
「獲得した顧客の満足度」のことであり、

今回はこの顧客満足度を高めることのメリットについて説明していきたいと思います。

結論から述べると、
「満足した顧客による口コミ」を狙えるということです。

皆さんは、「まだ買ったことも、使ったこともない商品」を買おうかどうか迷っている際、
何を参考にします

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獲得した顧客との関係性構築の方法について

マーケティングにおいて、最初の購入を「トライアル」、

2回目以降の購入を「リピート」と呼びます。

ブランド・カテゴライゼーションによると、消費者とブランドの関係性の流れとして、

①知ってもらう

②興味を持ってもう

③選んでもらう

という流れがあり、「認知してもらうこと」、つまり、「消費者の頭の中に、ブランドを植え付けること」は、マーケティング戦略において最優先課題であるということは

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「認知してもらうこと」は最優先課題である

マーケティングにおいて、最も重要なことは何でしょうか。

企業がコントロール可能なマーケティングツールを表すフレームワークに、

「マーケティングミックス」というのがあります。

①製品(product)

②価格(price)

③流通(place)

④プロモーション(promotion)

この4つが、企業がコントロール可能なマーケティングツールとなりますが、これを見たら分かるように、まずは

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ターゲット層を絞ることの2つのメリット

マーケティングにおいて非常に重要なフレームワークの一つに、
「STP」と呼ばれるフレームワークがある。

これは、

S(セグメンテーション)→市場細分化

T(ターゲティング)→資源投下のターゲットの確定

P(ポジショニング)→差別化ポイント

の頭文字をとったフレームワークであり、

企業がコントロール可能なマーケティングツールである、マーケティングミックス、

すなわち、

①製品
②価格

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リピート率向上には、商品の「使用体験」を制すること

消費者が当該製品を最初に使用することを「トライアル」、

そして、

2回目以降の購入を「リピート」

といいます。

そして、商品がリピートされる確率をリピート率といい、

そのリピート率を高め、顧客を掴んでいくことが、マーケティングにおいて非常に重要となります。

そして、そのリピート率を向上させるために重要となるのが、

消費者がその商品に触れた、「商品の使用体験」

となります。

皆さん

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マーケティングを学ぶことの最大のメリット

マーケティングとは、「製品やサービスが、一人でに売れる仕組みを作り上げる方法」のことです。

製品やサービスとは、つまり「ブランドそのもの」であり、「ブランド価値」のことです。

この「ブランド価値」を、消費者、または伝えたい相手に「届ける仕組み」を作り上げること。これも、マーケティングです。

今回の記事は、「マーケティングを学ぶことのメリット」というテーマにしてみました。

なぜこのテーマにし

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ブランディングとマーケティングの違いとは

私のnoteブログでは、主なテーマとして、

①マーケティング
②ブランディング

の2つを扱っています。

しかし、その2つの分野の「違い」については、今まで説明していませんでした。

なので、今回の記事は、
「ブランディング」と「マーケティング」の違いについて書いていこうと思います。

まず、ブランディング。

ブランディングとは、「相手に、自分のイメージを持ってもらう努力」のことを指します。

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リピート率と、限界効用逓減の法則

初回購入のことをトライアル、
2回目以降の購入のことをリピート、

そのリピートされる率のことをリピート率、または再購入率と呼ぶ。

リピート率に大きな影響を与えるのは、
消費者が実際にその商品を使ってみた、
「商品の使用体験」だということは以前の記事で述べた。

まずは自社ブランドの商品を「知ってもらう」、「認知してもらう」ことで、それがトライアルにつながり、

その商品の使用体験を制することで

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差別化戦略とはなにか

差別化とは、「他とは違う、独自のユニークさが、顧客、消費者、または特定の相手に、価値だと認識されること」である。

まずはマーケティングの歴史の変遷を簡単に説明したい。

昔は、「作ったものを売る」という経営スタイルが主流だった。つまり、「いかに良いものを、いかに大量生産するか」という「製品・コンセプト」のもと、需要超過のマーケットで製品を供給する経営スタイルが主流だった。

しかし現代においては

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マーケティングにおける期待値コントロールについて

マーケティングにおいて、「期待不確認モデル」というフレームワークがある。

どのようなフレームワークかというと、

消費者満足=消費者が感じた価値−顧客が期待していた価値(期待値)

という式で、消費者満足度が決定するというもの。

要するに、消費者がその商品を実際に使用する前に期待していた値を、実際の体験価値が上回れば、消費者満足度はプラスとなるというもの。

当然、実際の体験価値を高めるための

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消費者のブランドへの「愛着度」を高める方法

まずは、ブランディングの定義について説明したい。

ブランディングとは、自社の「価値」を構築し、その作り上げた価値を、消費者の頭の中に築き上げる一連の活動である。

つまりブランディングとは、自社がブランドをいかにして育てるかではなく、
「いかにして消費者の頭の中で、ブランドの価値を育ててもらうか」にかかっている。

その、「価値を高める」という重要課題を解決するための手法が、今回の記事のテーマで

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