ターゲット層を絞ることの2つのメリット

マーケティングにおいて非常に重要なフレームワークの一つに、
「STP」と呼ばれるフレームワークがある。

これは、

S(セグメンテーション)→市場細分化

T(ターゲティング)→資源投下のターゲットの確定

P(ポジショニング)→差別化ポイント

の頭文字をとったフレームワークであり、

企業がコントロール可能なマーケティングツールである、マーケティングミックス、

すなわち、

①製品
②価格
③流通
④プロモーション

を決定するよりも早く決定される重要なフレームワークがこのSTPである。

この回はそのTに当たる、ターゲティングを行う2つのメリットについて紹介したい。

まず一つ目のメリットとして、

「自社が応えるべき消費者のニーズ」や、「消費者に提供すべき価値」が明確になる点である。

ターゲットを定めるということはつまり、

「消費者の顔が見える」ということ。

つまり、ダーゲット層の年齢や性別、または嗜好や購買行動の特徴など、より具体的な消費者の特徴を絞ることができる。

2つ目のメリットは、「限られた経営資源を、効率的かつ効果的に配分できる」という点である。

自社の経営資源は、

①人
②モノ(生産設備など)
③金
④情報
⑤時間
⑥知的財産(ブランド)

の主にこの6つがあるが、これらは当然
「有限」なものである。

そのため、有限な資源を効率的に使うことは必要不可欠であり、そのために「ターゲット」を絞るのだ。

以上が、マーケティングにおいて、ターゲティングをするメリットである。

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