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ゆきしろ
2022年6月26日 15:42
村上春樹著『ノルウェイの森』を読み返しながら感じたこと私は美しいものが損なわれることが何より哀しい美しいものが失われることが何より哀しいでも損なわれているから美しいと感じるのかもしれない失われるからこそ美しいのかもしれない美しいものは損なわれないでほしいのに損なわれていることに美を見出してしまう惹かれてしまう むしろ損なわれることを望んでしまう自分の中のどうしようもない
2022年6月21日 23:03
昨夜、多崎つくる(以下略)の考察を読みながら眠りに落ちた。自分は考えもしなかった考察が展開されており、目から鱗が落ちた。なんとなく引っかかっていた違和感の、点と点が結びついていった。衝撃を受けた。ゾッとした。気味の悪さを覚えた。特に心を抉ったのは、シロに関する考察。詳細は割愛するが、彼女の人生が自分の人生と重なり、封印していた記憶、過去の心的外傷が生々しく蘇った。理不尽な悪に蹂躙された怒りと憎
2022年6月20日 02:21
自分が手紙に何を書いたかいつも忘れちゃうけれど 忘れてしまうのもまた情趣があるな と思って敢えて記録しないでおくことにした書いた本人も忘れちゃって世界でひとりだけが読める手紙なんてめちゃめちゃ素敵じゃない
2022年6月15日 01:10
リルケ著『神さまの話』を読んだ。リルケの書いたものは、みな繊細で優しく、神聖で清らかだ。私が知っている作家の中で、最も敬愛している作家だ。文字を追うごとに、次々に透明な感銘が湧き上がる。心が浄化されていく。読んでいて、思わず涙しそうになった。特に惹かれたのは、「人間の真の姿を神様にお伝えするのが、子供たちや、絵を描いたり、詩を作ったりする人たち(要約)」と書かれた箇所だ。なぜ惹かれたのか、
2022年6月15日 17:17
ひとこと声を発した瞬間現実世界に着地する感覚ずっと浮遊していたいのに地面に引き摺り下ろされるような
2022年6月18日 00:20
本題はタイトルの通り。しかし体験の記述が大半を占めるので、手っ取り早く結論のみ知りたい人は、目次の「『パクリ』と『オマージュやリスペクト』などの違い」の項目から飛んでほしい。
2022年6月18日 10:31
こころはいろいろな色を映す泉晴れた昼空のあおいろを映すときもあれば夕焼けのももいろを映すときもあるそうして いろいろな色が映り込む透明な水でいつも胸の中は満たされているところが 夜の闇に塗りつぶされると泉は真っ黒になってしまう泉にたくさんの泥が投げ込まれると水はたちまち濁ってしまう泉が土砂で埋め立てられると水は湧かなくなってしまうでも 再び光が差し込めば
2022年6月8日 13:37
印象深い言葉。「わたくしの胸のなかには、決して退屈することのない三つの気持ちがあります。悲しい気持ち、慕わしい気持ち、それにありがたいと思う気持ち。」-『モンテ・クリスト伯』エデ より
2022年6月6日 18:55
言葉は意識の流れを堰き止める石のようなもので私はそれを拾い上げるように書く石を拾い上げると再び意識は流れ出しまた別の石に堰き止められる石はさまざまな色やかたちを持っていて水面に顔を出している石もあれば水面下に眠っている石もある詩を書くことはまるで流れる意識の底に潜り水面下に沈んでいる石を拾うような営みだ手探りで言葉を探し見つかることもあれば 見つからないこともある
2022年6月5日 00:21
忘れられないアヒル、ガー子との思い出を、追悼の意味を込めて書く。出会い小学生の時、祖父に連れられて行ったホームセンターで、ヒヨコのような可愛い生き物が箱の中でひしめき合ってピヨピヨと鳴いているのを見かけた。見るとアヒルの雛だった。どうしても飼いたいと、祖父に頼んで買ってもらった。ガー子との暮らしの始まりその日から、アヒルのいる暮らしが始まった。ピーピー鳴くので、ピー子と名付けた。アヒルの飼