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柿の葉が教えてくれた『命をいただくこと』

「まだ若いうちの柿の葉っぱを天ぷらにすると美味しいよ」と数年前に教えてもらったことがあって、ちょうど今の時季の葉がおいしいかな…と思い、先日やってみたんです。

春の若い柿の葉

写真のように淡い緑の若葉を摘んでから、衣をつけて揚げるわけですが、
この「摘む」ということに、なんだか躊躇を感じたのです。
生きている葉っぱを、これから成長しようとしている命を、自分の一存で摘んでしまっていいのだろうか…
わたしがここで摘まなければ、この葉はこれからもその命をまっとうできるのに…

この「自分で今から食べるものを自分で採る」ということが、わたしにあらためて食べることの意味を教えてくれたように思います。

ふだんわたしは消費者として野菜を買って食べているから、野菜という命が土に育っていてそれを採るというプロセスを目にしません。
だけど、今回柿の葉を摘もうとしたときに、そこに生きている命をいただくということを直接的に体験することができたのです。

お腹が空いている時など特に、味わいもせず貪るように食べてしまうこともあるし、テレビなど別の何かに気を取られながら食べていることもあったけれど、食べるということはそこに生きているものの命をいただいているということなのだとあらためて今回強く感じて、それ以来わたしの食べることへの意識は変わりつつあるように思います。

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