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将来の自分にまとまったお金を準備する

子どもたちを見ていると、仕事をするようになる時が本当に来るのかな?と感じる 程まだまだあどけなく、また遠い未来のような気がする。

半面、自分が歳を重ねる速度が年々早く感じるようになり、5年10年があっという間に過ぎてしまうという事も体験的に理解している。

ゆえに、子どもたちも私たちと同じように時がくれば経済活動をしていく存在となっていくのである。

【使いたいお金を増やす為に収入をあげる】

私自身が若いころは、贅沢をしたければ収入を増やす、もしくは高所得を望める仕事に就くというのが考え方の主流だった。私自身新卒で入社する会社を初任給の額でふるいにかけたことを覚えている。

しかし今考えると、高所得を得ていたからといって、そのお金を入ってきた分使い続けたら、「老後とお金の関係」でも触れたように老後の生活はなかなか苦しいものになる事が考えられる。

高所得を得ている間は所得に見合っていれば、支出が増えたところで問題はないが、働いている以上はいつかは所得はもらえなくなるのである。だからこそ、労働によって得られる「稼ぎ」と、その「稼ぎ」をどのように「使うか」が問われるわけであり、お金の教育では「稼ぐ・使う」という双方に取り組む必要があるわけである。

私の友人の1人は外資系の金融企業で大金を稼いでいた。彼は20代からいわゆる外車に乗り、友人の間でも成功者として彼を見る者も多かった。しかしながら、30台後半になり、若い人材が成長する中、自分は役職に就くことが問われるようになると、転職を続けるという事を繰り返した。なので、外資系の金融機関にこだわることなく、日系の金融機関でも同職のポジションを探した。しかしながら、外資系の給与水準で稼いできた彼の高給に見合うポジションは無く、最終的には日本を出てシンガポールにある金融機関に雇われることになったという事を風の頼りで聞いた。

ちょうどそのころ彼と会ったが、彼は「お金は、稼がせてくれるところを見つけないと稼ぐことができないよね。」というような事を言っていた事が印象に残っている。

最終的には職の為に日本を離れ、外国生活を余儀なくされている訳であるが、確かにお金を稼ぐという事は稼がせてくれる場所がある事が条件となり、その場所が確保できないのであれば、収入を得る事さえままならなくなるのである。

このような現実に基づいて考えると、お金を沢山使いたければ、それに見合った収入を与えてくれるところで稼げばいいと考えるのも、若い自分の考え方であって、歳を重ねる中でその考えは「稼がせてくれる場所がいつまでもあるとは限らない」という条件も付くという事を理解するようになった。

【将来のお金】

お金の教育では「お金を貯める」ことも学ぶ。

「お金を貯める」事を学ぶ際のゴールはいくつかあるが、その一つに、急な出費の為に予めお金を用意しておくというものがある。

例えば災害や急な病気に見舞われるかもしれない、さらには事故に遭ってしまうかもしれない。このような時、一時的にお給料が手に入らなくなるかもしれない。そのような時の為に、月収の3カ月から半年分を予め用意しておくという事を学ぶのである。

この考え方に沿うような形で、老後の為のお金を準備するという学習テーマにも取り組む事が必要な社会になった。

年金が徐々に減額していく中、転職が主流になってきている現代社会に退職金は適応していない。

このような背景がある中、老後の生活の為の資金をどうにかするのは個々が取り組むべき課題となっているのである。

そしてその金額は厚生年金を収め続けた人であれば、2000万円とも4000万円とも言われており、国民年金を収めた人は1億円とも言われている。

このような金額が老後に必要となるのであれば、老後までに何とかして老後のお金を準備するしか方法はない。なぜならば頼みの綱である退職金と年金の制度が時代に見合った制度でなくなっており、退職金は減額、さらにはもらえない可能性だってあり、年金の受給額もインフレが続けば減額にならずとも、年金そのものの価値が減少してしまうのである。

【将来のお金の作り方】

このような現実に取り組む方法の一つとしてあげられるのは少額投資のサービスを利用した積立投資である。

積立投資に長期的に取り組む事は、「複利」と「時間」の力を味方につけることになる。これらの力を味方につけるという事はなるべく早い内から積立投資に取り組むということになる。

もし早期に取り組みを開始し、例えば高校一年生から70歳になるまで毎月1万円を55年間積み立てたとした場合、利回りが5%あれば3400万円になっている。毎月1万円程度であれば、たとえ55年間貯金したとしても、660万円にしかならない。また頑張って毎月2万円を5%の利回りで55年間積み立て続けたら、6950万円となり、約7000万円となっている。もう少し頑張って3万円を5%の利回りで55年間積み立て続けたら、1億400万円となるのである。

この金額に加え、70歳まで働いて貯めた貯金、持ち家、更には年金が手に入れば、人生100年と考えても十分な老後資金となるのではないだろうか。

また金融資産がある程度の金額になれば、不動産を購入する為の頭金にすることだってできるようになるかもしれない。手元にある金額が増えることは、出来るようになることも増えるという事なのだから。

【まとめ】

人は毎日の生活をなんとかして営んでいく必要がある。

通常、人は働いてその為のお金を稼ぐわけだが、生活を営む事に加え、資産を形成することに取り組む事で、貯金では到底積み上げることができないお金を準備することが出来るのである。

実は私は13歳、5歳、1歳の子供たちの証券口座で毎月1万円を積立投資させている。

これは子供たちの老後の資金として取り組んでいることだが、彼らが70歳になったときに、利回り5%で運用出来た場合、13歳の長男は3800万円の資産があり、5歳の長女は5900万円、さらに1歳の次女は7200万円の資産があるということになる。

もちろん、彼らが歳を重ねる中で、運用の金額を増やせばさらに大きな資産を築くことが出来るだろう。

毎月1万円を積み立てても貯金であれば一年で12万円にしかならない。これを70年間貯め続けたって840万円にしかならない。しかしながら「複利と時間」を味方につけた積立投資という資産形成に取り組む事で、7000万円以上の資産を形成することが出来るのである。

使えるお金を増やしたければ「稼ぎ」を増やせばいいかもしれない。

しかし資産形成に取り組めばまとまったお金を準備することができ、さらに大きな所得を生み出す切符を手に入れることが出来るかもしれないのである。


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