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記事一覧
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退屈はなんのためにあるのか、に関する退屈な論考 #Bore Ⅰ | 進化心理マガジン「HUMATRIX」
#01 退屈な存在 退屈を好む人はいない。 「退屈な作品だった」という批評は、映画を見た感想としては最悪の部類に入る。"退屈な人生"というのもそれと同じくらいひどい言…
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二足歩行という、ヒト流のロコモーション。 #Hutr Ⅲ 進化心理マガジン「HUMATRIX」
#07 ヒト流のロコモーション ロコモーション/移動運動は、動物の基本だ。 ────その名前からして "動く物" である動物は、A地点からB地点へと、何らかの方法を使って…
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ヒトの脳は「人間関係」を処理するためのデバイスである 〜 ロビン=ダンバーの社会脳仮説とは? #Scbr Ⅱ |進化心理マガジン「…
#02 霊長類も脳がデカい ヒトは脳がデカい生き物だが、ヒトの脳はなぜデカいのか?を考える際には、ヒトはサル(=霊長類)の一種であり、そもそもサルは脳がデカいことを…
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「夢」に殺される未来を回避せよ──鬱が伝えるメッセージ|Depth #07 (連載『鬱の進化』第七回)
#08 夢を諦めるな! あなたには人生の時限爆弾の音が聞こえるか? 前回の記事でも紹介した、2022年アカデミー賞にノミネートされたNetflix映画『チック、チック・・・ブーン…
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ヒトの脳に搭載されている3つの世界認識モードとは?──物理スタンス、設計スタンス、そして志向スタンス。 #ToM Ⅱ | 進化心…
• ToMシリーズ 前回の記事 ToM #05ヒトの脳に搭載されている3つの認識スタンスわれわれホモ ·サピエンスは「他者(others) の振る舞いを理解して予測する」ことの進…
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ヒトという評判を気にする種。 -動物を脱し人間へ- Reputo #01(連載『評判の進化』第一回)
#01評判を気にしないサル 、 評判を気にするヒト ヒトは〝評判/レピュテーション〟というものに取り囲まれた環境で生きている動物だ。空気に取り囲まれた陸上生物は肺呼吸…
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サルの世界にもSNSがある:個人認識能力とソーシャルネットワーク監視ニーズ。 Sonet #01~#02 (連載『SNSの進化心理』第一回)
#01 「人間関係」に取り憑かれた脳 サピエンスの脳は人間関係のやり繰りのために発達した。僕らの思考は、つねに〝他人〟にとりつかれている。人生における心配事の9割は他…
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ヒトの脳が大きいのは、他人が大きな脳を持っているからだ─── 一見、無意味な説明と進化的軍拡競争。 Scbr #01(連載『社会脳…
#01 「社会脳」という言葉の誤解 ヒトの巨大な脳の進化の定説、社会脳仮説/The Social Brain Hypothesis(Dunbar, 1992, 1998)。 これは元々マキャベリ知性仮説と呼ば…
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鬱のオリジナルトリガーとカレントトリガー|Depth #06 (連載『鬱の進化』第六回)
#07 鬱のオリジナルトリガーとカレントトリガー 以前出した「#misma」シリーズの記事では、オリジナルトリガーとカレントトリガーの話をした。
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「僕なんか…」「私なんて…」と自己蔑視してしまう理由 |Depth #05 (連載『鬱の進化』第五回)
#05 自分の価値を否定する意義鬱病になった人は「じぶんには価値がない」と認識していることが多い。鬱病患者は典型的には自信がなく、自己評価も低い。「わたしは何もでき…
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なぜ鬱は欲求を失わせるのか|Depth #04 (連載『鬱の進化』第四回)
#04 欲求を失う 「うつ」システムは動機付けを失わせる。 うつ患者には、食欲減退、異性獲得欲減退、野心の減退などの症状が典型的にあらわれる。そのほかにもあらゆる面…
サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く50の思考道具
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サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる──目次:
# サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる
────「進化心理学/Evolutionary psychology」は、1990年代にその創始が宣言され、アメリカやヨーロッパを中心に近年世界的に注目
「好奇心はなぜあるのか?」と好奇心を持ってみる。〜情報食動物としてのサピエンス | Curio #01 (連載『好奇心の進化』第一回)
「好奇心はなぜあるのか?」と好奇心をもってみる。
その他全ての感情についても同様に「なぜあるのか?」と好奇心を持ってみるといいけれど、今回はこの〈好奇心/Curiosity〉という感情について好奇心を持ってみよう。
ヒトの脳に搭載されている3つの世界認識モードとは?──物理スタンス、設計スタンス、そして志向スタンス。 #ToM Ⅱ | 進化心理マガジン「HUMATRIX」
• ToMシリーズ 前回の記事
ToM #05ヒトの脳に搭載されている3つの認識スタンスわれわれホモ ·サピエンスは「他者(others) の振る舞いを理解して予測する」ことの進化的な必要性から、脳に3つの認知スタンス───いわば世界認識モード───を搭載している。
進化論的哲学の第一人者ダニエル=デネット(悲しいことに先日訃報が報じられた)は、この、ヒトに搭載されている3つの世界認識モー
ヒトという評判を気にする種。 -動物を脱し人間へ- Reputo #01(連載『評判の進化』第一回)
#01評判を気にしないサル 、 評判を気にするヒト
ヒトは〝評判/レピュテーション〟というものに取り囲まれた環境で生きている動物だ。空気に取り囲まれた陸上生物は肺呼吸を進化させ、氷に取り囲まれたペンギンは分厚い皮下脂肪を進化させた。評判に取り囲まれたヒトは何を進化させたのか?─〝評判を気にする〟という心理だ。
じぶんの評判を保つ、というのはヒトにとって生物学的に重要な適応課題(adaptive
サルの世界にもSNSがある:個人認識能力とソーシャルネットワーク監視ニーズ。 Sonet #01~#02 (連載『SNSの進化心理』第一回)
#01 「人間関係」に取り憑かれた脳
サピエンスの脳は人間関係のやり繰りのために発達した。僕らの思考は、つねに〝他人〟にとりつかれている。人生における心配事の9割は他人が原因である一方で、誰かに褒められたり、みんなに認められたりと、人生における喜びの9割も他人に起因する。
ヒトは人間関係を考えることに、一日24時間飽きずに没頭しつづける。そう、睡眠中でも人間関係にまつわる夢を見ている。誰かと一緒
ヒトの脳が大きいのは、他人が大きな脳を持っているからだ─── 一見、無意味な説明と進化的軍拡競争。 Scbr #01(連載『社会脳の進化』第一回)
#01
「社会脳」という言葉の誤解
ヒトの巨大な脳の進化の定説、社会脳仮説/The Social Brain Hypothesis(Dunbar, 1992, 1998)。
これは元々マキャベリ知性仮説と呼ばれていたもののアップデート理論なので、「複雑な社会ゲームを勝ち抜くために人類は脳を発達させた」と理解するのが筋だ。
しかし社会脳という言葉からは、どこか〝競争〟よりも〝協力〟をイメージさ
なぜ鬱は欲求を失わせるのか|Depth #04 (連載『鬱の進化』第四回)
#04
欲求を失う
「うつ」システムは動機付けを失わせる。
うつ患者には、食欲減退、異性獲得欲減退、野心の減退などの症状が典型的にあらわれる。そのほかにもあらゆる面でのモチベーションの低下がみられる。