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「HUMATRIX vol.7」(一回買い切り版)

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一回買い切りマガジンです。サピエンシズムと進化心理学(EP)の観点から「ヒト」を読み解くのに役立つ、楽しい記事をお届けします。長編5編、短編10編ほど収録予定。
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記事一覧

心のモジュール性:生命体というロボットの心的設計の基本原理を考える #MMH Ⅰ | …

# モジュール設計の心/Modular minds 心のモジュール性。 進化心理学者は、心や脳を、「進化…

EvoPsy
1年前
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女の子にとって、「おしゃべり」とは性欲の発散だ | 俗なサピエンスの生態観察日記 …

すべての男が理解すべきなのだが、女の子にとって、「おしゃべり」とは性欲の発散だ。女の子に…

EvoPsy
1年前
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儀式的闘争:アニマルはなぜ致命的な暴力を抑制するのか? #Rituagg ⑴ | 進化心理…

いまやネット上でバズ・ミームと化したある動画がある。 (https://twitter.com/apiecebyguy/s

EvoPsy
1年前
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進化の重力〜生命の世界における自然淘汰の力は、物理の世界における重力と同じように…

・「#Evolal」シリーズ前回の記事はこちら # 重力  VS.  進化 ────物理学における重力…

EvoPsy
1年前
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母親による父親の悪口。そしてそれを聞かされて育つ子ども。| 俗なサピエンスの生態…

エックス空間の中で進化論的に興味深い話題が繰り広げられていた。;

EvoPsy
1年前
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ヨユーキャラはなぜモテるのか?〜余裕シグナリングの効用〜| 俗なサピエンスの生態…

ヨユーキャラはなぜモテるのか。ヨユーキャラとは、マンガやアニメの戦闘において、決して焦っ…

EvoPsy
1年前
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資質シグナリング:子どもたちが 「ねえママ!○○できたよ!」とアピールする理由。 #Signa ⑵ |エボサイマガジン

・Signa2 資質シグナリング回のテーマソング 前回 Signa ⑴ からの続き; # 誰に向かってシグナリングを放てばいいの? Signa ⑴では、シグナリングは「自己マーケティングのため」に進化的に発達したという話をした。 マーケティングというからには、ターゲットがある。 「自分という商品」をアピールする対象 (target) となる潜在的なお客様は“だれ”なのか?

恐怖という感情システム──生命を守るため生物を脅かす安全装置。 #Ffff Ⅰ|進化心…

#01  《恐怖》という感情システム ────しょっぱなから好対照なミームが並んだ。 恐怖に…

EvoPsy
1年前
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復讐心の進化:なぜリベンジ衝動が心にプログラムされているのか #vengi Ⅰ |進化心…

・vengiシリーズのテーマソング Before I Forget /Slipknot

EvoPsy
1年前
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セルフ‪・イズ‪・ノット・‪オールウェイズ‪・セルフィッシュ。──血縁淘汰理論と…

# ハミルトン登場 進化生物学の中核をなす血縁淘汰(kin selection)理論は、リチャード‪·‬…

EvoPsy
1年前
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親が子供を愛することの生物学的合理性。 〜「我が子への愛」という説明不要の感情に…

EvoPsy
1年前
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地下貯蔵器官に蓄えられたエネルギー。 #進化グルメ学 no.29

前回、人類は「根菜を食べる猿」として進化の歩みをはじめたことを見た。

EvoPsy
1年前
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根菜を食べる猿〜果実離れしたアウストラロピテクス。 #進化グルメ学 no.28

no.26で述べたように、樹の上でフルーツを食べながら二足歩行していたラミダスがアウストラロ…

EvoPsy
1年前
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進化的カルヴァン派として生きる | 俗なサピエンスの生態観察日記 #61

進化心理学では、ホモサピエンスは「フィットネスマキシマイザー」=適応度最大化装置ではなく「適応エグゼキューター」=既に適応した心理の実行者であると考える(D.Buss 1995)。人類ほど急速に自分の生息環境を改変してしまう種は他にいないので、進化生物学では生物をフィットネスマキシマイザーと考えても何も問題はなかったのだが、サピエンスという種を取り扱うならそれではいけないということだ。