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進化的カルヴァン派として生きる | 俗なサピエンスの生態観察日記 #61


進化心理学では、ホモサピエンスは「フィットネスマキシマイザー」=適応度最大化装置ではなく「適応エグゼキューター」=既に適応した心理の実行者であると考える(D.Buss 1995)。人類ほど急速に自分の生息環境を改変してしまう種は他にいないので、進化生物学では生物をフィットネスマキシマイザーと考えても何も問題はなかったのだが、サピエンスという種を取り扱うならそれではいけないということだ。

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