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類人猿の一種・サピエンスの行動生態の考究。ダーウィン進化論と進化心理学の知見から人間心…

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類人猿の一種・サピエンスの行動生態の考究。ダーウィン進化論と進化心理学の知見から人間心理を分析する (motto:Rage, against the dying of the light )

マガジン

  • 進化心理マガジン「HUMATRIX」

    進化心理学(EP)「遺伝子とは、無意識のうちに私たちを動かすものなのだと頭に入れておいてほしい」by ロバート=ライト.心の働きは母なる進化に設計されている.

  • 「HUMATRIX vol.10」(一回買い切り版)

    一回買い切りマガジンです。サピエンシズムと進化心理学(EP)の観点から「ヒト」を読み解くのに役立つ、楽しい記事をお届けします。長編5編、短編10編ほど収録予定。

  • 「HUMATRIX vol.9」(一回買い切り版)

    一回買い切りマガジンです。サピエンシズムと進化心理学(EP)の観点から「ヒト」を読み解くのに役立つ、楽しい記事をお届けします。長編5編、短編10編ほど収録予定。

  • 「HUMATRIX vol.8」(一回買い切り版)

    一回買い切りマガジンです。サピエンシズムと進化心理学(EP)の観点から「ヒト」を読み解くのに役立つ、楽しい記事をお届けします。長編5編、短編10編ほど収録予定。

  • 「HUMATRIX vol.7」(一回買い切り版)

    一回買い切りマガジンです。サピエンシズムと進化心理学(EP)の観点から「ヒト」を読み解くのに役立つ、楽しい記事をお届けします。長編5編、短編10編ほど収録予定。

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サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く50の思考道具

* * * サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる──目次: # サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる ────「進化心理学/Evolutionary psychology」は、1990年代にその創始が宣言され、アメリカやヨーロッパを中心に近年世界的に注目を集めている、まだ比較的新しい、サピエンスの「心(Mind)」を研究する学際的な

    • 退屈はなんのためにあるのか、に関する退屈な論考 #Bore Ⅰ | 進化心理マガジン「HUMATRIX」

      #01 退屈な存在 退屈を好む人はいない。 「退屈な作品だった」という批評は、映画を見た感想としては最悪の部類に入る。"退屈な人生"というのもそれと同じくらいひどい言い方で、誰かの一生がそうやって評されるたびに、そんな人生なんて絶対に送りたくないとオレたちは決意する。 それでも、毎日は退屈だ。 今日もスーパーで日用品の買い物をし、コンビニエンスストアのあの弁当を食べる。昨日も見たような景色、昨日も聞いたようなメロディを今日も繰り返しながら退屈な日々は巡る。次の季節を待

      ¥900〜
      • 「好奇心はなぜあるのか?」と好奇心を持ってみる。〜情報食動物としてのサピエンス | Curio #01 (連載『好奇心の進化』第一回)

        「好奇心はなぜあるのか?」と好奇心をもってみる。 その他全ての感情についても同様に「なぜあるのか?」と好奇心を持ってみるといいけれど、今回はこの〈好奇心/Curiosity〉という感情について好奇心を持ってみよう。

        ¥900〜
        • 二足歩行という、ヒト流のロコモーション。 #Hutr Ⅲ 進化心理マガジン「HUMATRIX」

          #07 ヒト流のロコモーション ロコモーション/移動運動は、動物の基本だ。 ────その名前からして "動く物" である動物は、A地点からB地点へと、何らかの方法を使って移動する手段を持たなくちゃならない。だからどんな動物もロコモーションのための運動器官を発達させている。

          ¥900〜
        • 固定された記事

        サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く50の思考道具

        • 退屈はなんのためにあるのか、に関する退屈な論考 #Bore Ⅰ | 進化心理マガジン「HUMATRIX」

          ¥900〜
        • 「好奇心はなぜあるのか?」と好奇心を持ってみる。〜情報食動物としてのサピエンス | Curio #01 (連載『好奇心の進化』第一回)

          ¥900〜
        • 二足歩行という、ヒト流のロコモーション。 #Hutr Ⅲ 進化心理マガジン「HUMATRIX」

          ¥900〜

        マガジン

        • 進化心理マガジン「HUMATRIX」
          ¥1,000 / 月
        • 「HUMATRIX vol.10」(一回買い切り版)
          15本
          ¥900
        • 「HUMATRIX vol.9」(一回買い切り版)
          18本
          ¥900
        • 「HUMATRIX vol.8」(一回買い切り版)
          16本
          ¥900
        • 「HUMATRIX vol.7」(一回買い切り版)
          18本
          ¥900
        • 「HUMATRIX vol.6」(一回買い切り版)
          18本
          ¥900

        記事

          快楽に近づくな!〜脳内のゴー反応を抑制する〜 patior #01 (連載『ガマンの進化』)

          #01 脳内のゴー反応を抑制する

          ¥900〜

          快楽に近づくな!〜脳内のゴー反応を抑制する〜 patior #01 (連載『ガマンの進化』)

          ¥900〜

          ヒトの脳は「人間関係」を処理するためのデバイスである 〜 ロビン=ダンバーの社会脳仮説とは? #Scbr Ⅱ |進化心理マガジン「HUMATRIX」

          #02 霊長類も脳がデカい ヒトは脳がデカい生き物だが、ヒトの脳はなぜデカいのか?を考える際には、ヒトはサル(=霊長類)の一種であり、そもそもサルは脳がデカいことを思い出すのがいいだろう。 霊長類や類人猿は、同じ大きさの典型的ホ乳類と比較したとき平均してその2倍の容量の脳を持つ────ヒトはその6倍もの脳容量を持つとはいえ、ヒトの脳のデカさはサル時代に端を発している。 1980年代から90年代初頭にかけて、オックスフォード大の進化人類学者で霊長類学者出身のロビン‪=ダン

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          ヒトの脳は「人間関係」を処理するためのデバイスである 〜 ロビン=ダンバーの社会脳仮説とは? #Scbr Ⅱ |進化心理マガジン「HUMATRIX」

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          「夢」に殺される未来を回避せよ──鬱が伝えるメッセージ|Depth #07 (連載『鬱の進化』第七回)

          #08 夢を諦めるな! あなたには人生の時限爆弾の音が聞こえるか? 前回の記事でも紹介した、2022年アカデミー賞にノミネートされたNetflix映画『チック、チック・・・ブーン!/Tick, Tick…BOOM!』は夢に足掻く青年の姿を描いた実話に基づくヒューマンドラマだ。 主人公ジョナサン=ラーソンは、ミュージカル劇作家を目指して下積み中のアマチュア作曲家だ。大きな夢を描き、サクセスストーリーを信じ、自分には才能がある、かならず夢を叶えられると期待に胸を膨らませてや

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          「夢」に殺される未来を回避せよ──鬱が伝えるメッセージ|Depth #07 (連載『鬱の進化』第七回)

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          ヒトの脳に搭載されている3つの世界認識モードとは?──物理スタンス、設計スタンス、そして志向スタンス。 #ToM Ⅱ | 進化心理マガジン「HUMATRIX」

          • ToMシリーズ 前回の記事 ToM #05ヒトの脳に搭載されている3つの認識スタンスわれわれホモ‪·‬サピエンスは「他者(others) の振る舞いを理解して予測する」ことの進化的な必要性から、脳に3つの認知スタンス───いわば世界認識モード───を搭載している。 進化論的哲学の第一人者ダニエル=デネット(悲しいことに先日訃報が報じられた)は、この、ヒトに搭載されている3つの世界認識モードを「物理スタンス」「設計スタンス」「志向スタンス」とそれぞれ名付けた。*Den

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          ヒトの脳に搭載されている3つの世界認識モードとは?──物理スタンス、設計スタンス、そして志向スタンス。 #ToM Ⅱ | 進化心理マガジン「HUMATRIX」

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          ヒトは〝評判選択〟によって進化した 〜人間レビュー社会で⭐︎5を獲得するために〜 Reputo #02 (連載『評判の進化』第二回)

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          ヒトは〝評判選択〟によって進化した 〜人間レビュー社会で⭐︎5を獲得するために〜 Reputo #02 (連載『評判の進化』第二回)

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          ヒトという評判を気にする種。 -動物を脱し人間へ-  Reputo #01(連載『評判の進化』第一回)

          #01評判を気にしないサル、 評判を気にするヒト ヒトは〝評判/レピュテーション〟というものに取り囲まれた環境で生きている動物だ。空気に取り囲まれた陸上生物は肺呼吸を進化させ、氷に取り囲まれたペンギンは分厚い皮下脂肪を進化させた。評判に取り囲まれたヒトは何を進化させたのか?─〝評判を気にする〟という心理だ。 じぶんの評判を保つ、というのはヒトにとって生物学的に重要な適応課題(adaptive problem)だ。生物は自然選択により適応課題を解決できる方へと進化していく。

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          ヒトという評判を気にする種。 -動物を脱し人間へ-  Reputo #01(連載『評判の進化』第一回)

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          マンザハンターVS. マンザハンテッド〜人類は狩りをするサルか、狩られるサルか? #Herd Ⅲ|進化心理マガジン「HUMATRIX」

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          マンザハンターVS. マンザハンテッド〜人類は狩りをするサルか、狩られるサルか? #Herd Ⅲ|進化心理マガジン「HUMATRIX」

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          サルの世界にもSNSがある:個人認識能力とソーシャルネットワーク監視ニーズ。 Sonet #01~#02 (連載『SNSの進化心理』第一回)

          #01「人間関係」に取り憑かれた脳 サピエンスの脳は人間関係のやり繰りのために発達した。僕らの思考は、つねに〝他人〟にとりつかれている。人生における心配事の9割は他人が原因である一方で、誰かに褒められたり、みんなに認められたりと、人生における喜びの9割も他人に起因する。 ヒトは人間関係を考えることに、一日24時間飽きずに没頭しつづける。そう、睡眠中でも人間関係にまつわる夢を見ている。誰かと一緒にいない時も、誰か人との関係について思考をめぐらせている。

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          サルの世界にもSNSがある:個人認識能力とソーシャルネットワーク監視ニーズ。 Sonet #01~#02 (連載『SNSの進化心理』第一回)

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          ヒトの脳が大きいのは、他人が大きな脳を持っているからだ─── 一見、無意味な説明と進化的軍拡競争。 Scbr #01(連載『社会脳の進化』第一回)

          #01 「社会脳」という言葉の誤解 ヒトの巨大な脳の進化の定説、社会脳仮説/The Social Brain Hypothesis(Dunbar, 1992, 1998)。 これは元々マキャベリ知性仮説と呼ばれていたもののアップデート理論なので、「複雑な社会ゲームを勝ち抜くために人類は脳を発達させた」と理解するのが筋だ。 しかし社会脳という言葉からは、どこか〝競争〟よりも〝協力〟をイメージさせる響きがある。 そのため本質を理解せずに「社会的に協力するために人類は脳を発

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          ヒトの脳が大きいのは、他人が大きな脳を持っているからだ─── 一見、無意味な説明と進化的軍拡競争。 Scbr #01(連載『社会脳の進化』第一回)

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          鬱のオリジナルトリガーとカレントトリガー|Depth #06 (連載『鬱の進化』第六回)

          #07 鬱のオリジナルトリガーとカレントトリガー 以前出した「#misma」シリーズの記事では、オリジナルトリガーとカレントトリガーの話をした。

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          鬱のオリジナルトリガーとカレントトリガー|Depth #06 (連載『鬱の進化』第六回)

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          「僕なんか…」「私なんて…」と自己蔑視してしまう理由 |Depth #05 (連載『鬱の進化』第五回)

          #05 自分の価値を否定する意義鬱病になった人は「じぶんには価値がない」と認識していることが多い。鬱病患者は典型的には自信がなく、自己評価も低い。「わたしは何もできない、ダメな人間なんです」と自虐的な態度をとる。 こういう鬱病患者の精神性はこれまで、たんなるメンタルヘルスの悪化であり、一概に〝不適応〟として片付けられてきた。

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          「僕なんか…」「私なんて…」と自己蔑視してしまう理由 |Depth #05 (連載『鬱の進化』第五回)

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          なぜ鬱は欲求を失わせるのか|Depth #04 (連載『鬱の進化』第四回)

          #04 欲求を失う 「うつ」システムは動機付けを失わせる。 うつ患者には、食欲減退、異性獲得欲減退、野心の減退などの症状が典型的にあらわれる。そのほかにもあらゆる面でのモチベーションの低下がみられる。

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          なぜ鬱は欲求を失わせるのか|Depth #04 (連載『鬱の進化』第四回)

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