EvoPsy
類人猿の一種・サピエンスの行動生態の考究。ダーウィン進化論と進化心理学の知見から人間心…
最近の記事
- 固定された記事
サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く50の思考道具
* * * サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる──目次: # サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる ────「進化心理学/Evolutionary psychology」は、1990年代にその創始が宣言され、アメリカやヨーロッパを中心に近年世界的に注目を集めている、まだ比較的新しい、サピエンスの「心(Mind)」を研究する学際的な
ヒトの脳が大きいのは、他人が大きな脳を持っているからだ─── 一見、無意味な説明と進化的軍拡競争。 Scbr #01(連載『社会脳の進化』第一回)
#01 「社会脳」という言葉の誤解 ヒトの巨大な脳の進化の定説、社会脳仮説/The Social Brain Hypothesis(Dunbar, 1992, 1998)。 これは元々マキャベリ知性仮説と呼ばれていたもののアップデート理論なので、「複雑な社会ゲームを勝ち抜くために人類は脳を発達させた」と理解するのが筋だ。 しかし社会脳という言葉からは、どこか〝競争〟よりも〝協力〟をイメージさせる響きがある。 そのため本質を理解せずに「社会的に協力するために人類は脳を発
マガジン
記事
-
-
-
スリルの進化〜ヒトがジェットコースターに乗る生物学的な理由。逃避命令である恐怖を「楽しい」「欲しい」にする方法 #Ffff ⑵|進化心理マガジン「HUMATRIX」
▼ 恐怖シリーズ第一回はこちら 恐怖とは生物に搭載されている〝危険〟をトラックするエモーション(=情動、本能)だ。 生物とは生きていく存在であり、死骸になることを避けるべくプログラムされている、有機的なサバイバルマシーンだ。 生物が死なずに生きていく上で、〝危険〟とは回避するべきものなのだから、恐怖という情動が生物に逃走行動を取らせることは理に適う。 だが、俺たちホモ・サピエンスという種はどこかおかしい。 人間という動物が日頃から───とくに週末の余暇なんかに、
-