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サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く50の思考道具
* * * サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる──目次: # サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる ────「進化心理学/Evolutionary psychology」は、1990年代にその創始が宣言され、アメリカやヨーロッパを中心に近年世界的に注目を集めている、まだ比較的新しい、サピエンスの「心(Mind)」を研究する学際的な
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ヒトの脳は「人間関係」を処理するためのデバイスである 〜 ロビン=ダンバーの社会脳仮説とは? #Scbr Ⅱ |進化心理マガジン「HUMATRIX」
#02 霊長類も脳がデカい ヒトは脳がデカい生き物だが、ヒトの脳はなぜデカいのか?を考える際には、ヒトはサル(=霊長類)の一種であり、そもそもサルは脳がデカいことを思い出すのがいいだろう。 霊長類や類人猿は、同じ大きさの典型的ホ乳類と比較したとき平均してその2倍の容量の脳を持つ────ヒトはその6倍もの脳容量を持つとはいえ、ヒトの脳のデカさはサル時代に端を発している。 1980年代から90年代初頭にかけて、オックスフォード大の進化人類学者で霊長類学者出身のロビン=ダン
¥900〜ヒトの脳に搭載されている3つの世界認識モードとは?──物理スタンス、設計スタンス、そして志向スタンス。 #ToM Ⅱ | 進化心理マガジン「HUMATRIX」
• ToMシリーズ 前回の記事 ToM #05ヒトの脳に搭載されている3つの認識スタンスわれわれホモ·サピエンスは「他者(others) の振る舞いを理解して予測する」ことの進化的な必要性から、脳に3つの認知スタンス───いわば世界認識モード───を搭載している。 進化論的哲学の第一人者ダニエル=デネット(悲しいことに先日訃報が報じられた)は、この、ヒトに搭載されている3つの世界認識モードを「物理スタンス」「設計スタンス」「志向スタンス」とそれぞれ名付けた。*Den
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サルの世界にもSNSがある:個人認識能力とソーシャルネットワーク監視ニーズ。 Sonet #01~#02 (連載『SNSの進化心理』第一回)
#01「人間関係」に取り憑かれた脳 サピエンスの脳は人間関係のやり繰りのために発達した。僕らの思考は、つねに〝他人〟にとりつかれている。人生における心配事の9割は他人が原因である一方で、誰かに褒められたり、みんなに認められたりと、人生における喜びの9割も他人に起因する。 ヒトは人間関係を考えることに、一日24時間飽きずに没頭しつづける。そう、睡眠中でも人間関係にまつわる夢を見ている。誰かと一緒にいない時も、誰か人との関係について思考をめぐらせている。
¥900〜ヒトの脳が大きいのは、他人が大きな脳を持っているからだ─── 一見、無意味な説明と進化的軍拡競争。 Scbr #01(連載『社会脳の進化』第一回)
#01 「社会脳」という言葉の誤解 ヒトの巨大な脳の進化の定説、社会脳仮説/The Social Brain Hypothesis(Dunbar, 1992, 1998)。 これは元々マキャベリ知性仮説と呼ばれていたもののアップデート理論なので、「複雑な社会ゲームを勝ち抜くために人類は脳を発達させた」と理解するのが筋だ。 しかし社会脳という言葉からは、どこか〝競争〟よりも〝協力〟をイメージさせる響きがある。 そのため本質を理解せずに「社会的に協力するために人類は脳を発
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