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新規就農準備&北海道移住日記

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2022年就農に向けて北海道に移住し、農業の研修を受けたり、地方都市での暮らしのいろいろについての日記を書いています。
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2021年6月の記事一覧

息子の自分でやりたい欲が高まり続けている件

息子の自分でやりたい欲が高まり続けている件

最近のつむぎさん2歳、自分でやりたい欲がものすごい。

朝起きると。
「たまごたべたいなぁ」
朝ごはんの催促。

「じゃあ、準備するか」

オムレツをつくるために卵、チーズ、香辛料を用意する僕。

「たまご、トントンするぅー」

幸枝さんに手伝ってもらいながら、3人分の卵を器用に割るつむぎ。

「まぜまぜする!」

「ハイハイ」

手渡された攪拌機で、ボールを抑えながらぐるぐる撹拌するつむぎ。

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『くらべる値段』が教えてくれたこと

『くらべる値段』が教えてくれたこと

おかべたかしさんの『くらべる値段』を読んだ。表紙のかたや5,000円、かたや500,000円の盆栽の写真とその雰囲気に惹かれてなんとなく手にとった本。

よかった。

なぜ、ほとんど同じモノがこうも値段が違うのか?その値付けの裏にあるストーリーに触れることが出来る本だ。

モノにこだわりがあまり強くない僕は、基本的に同じものなら安いもの安いものに目がいきがちだ。どうせそんなに変わらないのに、高いも

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我が家のハウスに黒い影〜カラス襲来

我が家のハウスに黒い影〜カラス襲来

我が家のハウスに黒い影が襲来。今年はそこまで多くないよなぁと思っていた矢先の出来事だった。

夕方、キッチンの窓からふと外の桜の木を見る。バタバタ揺れている。葉っぱの間には黒い影。

バサバサっと飛び立つ。カラスだ。何羽もいる。

「桜の木の実でも食べているのかもしれないね」
「梅の実は大丈夫かなぁ」
「ちょっと苗に水やりがてらみてくるよ」

裏玄関を開けて外に出る。

息を呑む。

そこにはかな

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つむぎと一緒にでっかぁいすべり台

つむぎと一緒にでっかぁいすべり台

「だでぃと、でっかいすべりだい、いこーかい?」

朝からつむぎと一緒に、大きなすべり台がある公園に。幸枝さんは、こども園の役員会だ。

美幌町の西側の山沿いに美幌みどりの村森林公園キャンプ場がある。そこには、「でっかぁいすべりだい」があるのだ。

どのくらい「でっかぁい」かと言うと、すべり台の入り口から、出口が全く見えないくらいの大きさだ。滑っている時間もかなり長い。

公園について、すべり台の入

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CBOは刈払い機を片手に雑草に襲いかかる

CBOは刈払い機を片手に雑草に襲いかかる

タンクにたっぷりと燃料を注ぐ、服の上から薄手のオーバーオール、その上からプロテクター、プロテクターには回転する刃がついた刈払機、耳にはBluetoothのイヤホン、さらに防音用のイヤーマフ。準備はできた。

刈払い機のエンジンを噴かせ、野菜を脅かす虫たちの根城に向かう。

本やインターネットの情報で、害虫は雑草の中で繁殖するとよく書かれていた。自分で農業を始めて、注意してみると、確かにそうだ。ふと

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親子の"sense of wonder"を刺激する、農場ツアーを企画中

親子の"sense of wonder"を刺激する、農場ツアーを企画中

畑でのロータリー作業を一時中断。軽トラにササッと乗り込み、まちの洋食屋さん らぐぅへ向かう。ぼくらが企画中の親子向け農場ツアーの相談だ。

さいこうファームでは今年の夏と秋に親子向け農場体験ツアーを企画している。作物や土とふれあう機会をつくることで、参加した人たちの”sense of wonder”、ワクワクする気持ちを引き出すことをねらった企画だ。

畑はいつもお世話になっている農家さんから、ビ

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露地畑に緑肥をファサーっと

露地畑に緑肥をファサーっと

久しぶりにトラクターに乗りっぱなしの一日。

今日の作業は「緑肥」。今年使用する予定の無い露地畑に緑肥のタネをばらまく。使ったタネは「スワン」だ。いろんな機能を持っている緑肥にも心惹かれたが、今回は価格重視で安価なものを使うことにした。

センターから借りたブロードキャスター付きのトラクターにタネを満載。いざ畑へ!

ドドドドドド!
ファサー、ファサー、ファサー

という感じで、約5ヘクタールの畑

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つむぎは2歳になりました!

つむぎは2歳になりました!

つむぎが2歳になりました。

これまで、大きな病気や怪我もなく、元気いっぱいで大きくなってきてくれて本当に感謝。もう元気いっぱいすぎて、だでぃとママが交代で相手をしてもなお、毎日ヘトヘトになってしまうくらい。つむぎがいるだけで家の中は、カラッと晴れ渡ったハワイのビーチの様に明るくなる。

午後4時過ぎ、役場での打ち合わせを終えたぼくらは急いで帰宅、誕生日会の準備を始める。僕は家の飾り付け、幸枝さん

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露地畑にレタス、チャオレタス、ロメインレタス、トレビスをリリース!

露地畑にレタス、チャオレタス、ロメインレタス、トレビスをリリース!

もう何度目かになる、露地レタスの定植を実施。

今回も環境大善さんとの共同研究に使うレタスだ。片方の畝にはマルチ敷設直前に、善玉活性水「土いきかえる」を散布、もう片方はコントロール用に同量の水を散布してある。

実験に使うのはそれぞれ300株以上。さて、どうなるかなぁ。果たして、生育の差が見えてくるのだろうか?

昨年の秋に、「農家でも対照実験をやってみたい」という日記を書いたけど、思っていたより

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オホーツクの美味しい魚を食べるなら「長谷川ストアー」がおすすめ

オホーツクの美味しい魚を食べるなら「長谷川ストアー」がおすすめ

オホーツク海といえば、北の海で育まれた新鮮な魚介類。いつも美味しい魚や貝で溢れているのだろう。なんとなくそんなイメージを抱いていた。海沿いの網走に行ったら、それこそ、ありとあらゆる場所に採れたての魚が敷き詰められているんだろうなぁ、と。

実際に、網走に行ってみると、驚くことに魚だらけで足の踏み場もない、ということはない。というか、美味しいお魚はどこで手に入るんだろう?という感じ。普通に車でドライ

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北海道の誕生日会はもちろんBBQ

北海道の誕生日会はもちろんBBQ

つむぎ、2歳の誕生日まであとわずか。ということで、同じ6月生まれのお友達も呼んで誕生日会。誕生日会は、もちろんBBQ。

北海道の誕生日会は基本的にBBQである。

まあ、それは嘘なのだが、倉庫もだいぶ片付いたし、台も以前作ったし。

いつも仲良くしている二組の家族を呼んでBBQをやることになった。

実は、ぼくらが主催でBBQをやるのは始めて。台はあるけど自分で炭に火をつけたことは無い。とりあえ

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「ドリルを買う人が欲しいのは『穴』である」を町の電気屋さんから学んだ話

「ドリルを買う人が欲しいのは『穴』である」を町の電気屋さんから学んだ話

日本列島の北のはて、にもかかわらずオホーツク地方は意外と暑い。ちょっと内陸に入った、北見、美幌、津別辺りはかなり暑い。ぼくらが住んでいる美幌はつい最近、その日の国内最高気温を叩き出したばかりだ。

まあ、気温の測定値が高かったとしても湿度は低めでカラッとしている。アスファルトの照り返しがあり、湿度も高い東京での暮らしに比べれば暑さはほとんど気にならない。オフィスから一歩外に出ると、「あれ?ここはサ

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スイカ界のシャインマスカットを定植

スイカ界のシャインマスカットを定植

オホーツクっぽい青い空。とても気持ちいい一日。

ギラギラ照りつける太陽に対抗して、ハウスの作業場所に日除けの寒冷紗をかける。

先輩に頂いた寒冷紗を倉庫から引っ張り出す。ハウスの脇に伸ばしてみて長さを確認。

うん、長い。

10メートルもあれば十分なところ20メートル以上ありそうだ。切ってしまうのももったいないので、折り返して使うことにする。寒冷紗の端の穴にハウスバンドを結びつける。結び方はも

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今日(6/17)の釧路新聞にコラムが掲載されます!

今日(6/17)の釧路新聞にコラムが掲載されます!

本日6月17日の釧路新聞、釧根ネイチャーガイドページの「楽しんでます!ひがし北海道のくらし」という欄で、僕が書いたコラムが掲載されます!!

やったぁ、ぱちぱちぱち。

縁あって紹介していただいたお仕事、これから毎月、定期的に掲載される予定です。

毎日、毎日、noteに書き続けていたぼくらの暮らしが、紙面に載せられる日が来るなんて。

嬉しい。

自分の研究論文が始めて科学雑誌に載ったときくらい

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